「男たちの大和」ロケセット見学レポート(その3)



 96式25ミリ3連装機銃を後ろから。すぐ近くに解説パネルが有りましたが、紙止めの「ホッチキス」でおなじみのフランス・ホチキス社製との事。連ねた針がカートリッジ式になってるのは、機銃の給弾と同じ発想からきてるのです。・・・で、カートリッジをセットする四角い穴はダミーです。実際には、ここから中に弾が供給される訳ではありません。



 だからカートリッジのスキマから見える中の弾が、撃っても撃っても減らないんですよ。後で撮影風景の記録映像を見せてもらえるんですが、ボクの後ろのオジサンが、それに気付いて指摘してました。良い子のみんなも黙ってたのに・・・。映画では、画像を加工して弾が減る様子を再現してあるといいなぁ・・・。あのオジサンを見返してやって下さい。



 右のシートは旋回手、左のシートは俯仰手が座ります。それぞれ左右、上下に機銃を動かす係ですね。この他に砲台長1名、給薬手3名、装填手3名、合計9名が必要だったとの事。



 左舷、艦橋の下辺り。右舷よりゴチャゴチャしてます。あぁ〜、お母さん、ディテールを隠さないで欲しかった。(泣)



 セットは所々、黒くススけています。後で撮影風景の記録映像を見せてもらえるんですが、その時に付いた物でしょうか。かなり激しい爆発シーンも有りました。



 滅多に入れない所ですから、大和ロケセットだけでなく、隣の空きドックも見ておきたいところ。遠くに見える青い手すりは、一般公開のために設置された物です。公開が決まる以前の状態は、「その143 HGフライングアーマーの巻」のおまけ記事をご覧下さい。



 階段なんかを見てると、ふと自分の家の大きさなんかを思い出して、改めてセットの大きさに気付かされます。



 右舷中央付近、機銃が密集しています。



 機銃の中まで作られています。



 艦橋左側の測距儀。左右に回転するんでしょうね。

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