健さんの
プラモコラム

その277
 HG
 ミスターブシドー専用アヘッド
の巻

 HG 1/144
 GNX−704T/AC ミスターブシドー専用アヘッド
/バンダイ
 「機動戦士ガンダム00」に登場
2008年12月発売 税別初出価格1200円



 「つかぬことを聞くですぅ。二人は同一人物なので・・・おや、誰か来たみたいですぅ。」てな感じで、全国の乙女の勘に何かがヒットしたとかしないとか。ボクには何の事かさっぱり分かりませんが、セカンドシーズン注目の新キャラ、ブシドーの専用アヘッドが登場であります。



 先日発売されたアヘッドのバリエーションキットという事で、共通部分については「その273 HGアヘッドの巻」を参照下さい。予想通り、B・Cランナーは共通で、Aランナー(多色成形ランナー)を新規の物と交換した内容となっています。



 頭部は、前後貼り合わせの本体に、アゴ・真向金物(まっこうかなもの:オデコガード)・後立(うしろだて:後頭部飾り)を取り付ける構成。は、今回もポリ製の物を上下逆にハサミ込んであります。



 後頭部にはエネルギーケーブルを装備。追加装備へのパワー供給に使われるそうです。てっきり剣を結んで振り回すとか、触手攻撃をするのかと思いましたよ(笑)。キットでは2本一体のリード線で表現。ベルト状に見える設定とは少し印象が異なりますが、手軽さと、曲げて自由に表情が付けられる点では、妥当な表現だと思います。抜ける様であれば、後頭部飾りに隠れる辺りを軽く接着してやると良いかも知れません。



 は、設定を見ると上下の目のスリットが量産型アヘッドのラインをそのまま引き継いでいる様に見えますが、キットでは下の方はとして造形してある様で、仮面ライダーの口の様なギザまで付いています。ボクの手元に無いだけかも知れませんが、頭部アップの資料が欲しいですね。この機体の外観にはミスターブシドーの意見を反映してあるそうなので、いっそのこと面具の意匠として、人間の口を付けてみても良かったかも?と思ったりします。



 量産機では上下のスリットに2つずつ付いていたは、上のスリットに集中配置。近接戦闘型という事で、それに適したレイアウトに変更されたのかも。下のラインには、この機体でもカメラ以外のセンサー類が配置されてるんじゃないかと想像しています。



聞く耳持たん!

 顔の造形は平面的な印象が強く、アヘッド本来の部分と、追加(?)されたの部分の違いを、もっと強調してあると良かったかも。頭頂部も、スリットで区切られているものの、連続した面で構成されて単調な感じになっています。設定では左右のGNバルカンユニットは頭頂部中央よりも出っ張っていて、増設されたニュアンスのデザインとなっています。



 ボディです。背中は量産型と共通、は新規パーツとなっています。擬似GNドライブ部分は、今回も底面・クリアーパーツ・前面装甲を重ねる構成。スリット形状は角ばったデザインに変更され、家紋の様に見えなくもないですね。後頭部飾りにも少し似ていて、クワガタをモチーフにしてるんじゃないかと思います。え?ユニオンの「U」?何の話です?



 モモにはプレート状の増加装甲を追加してあります。中央のクボミは、肉厚を抑えるために引っ込めてあるだけで、実際は腰アーマーの物と同様、出っ張ってるんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。量産型に付属していた、モモ表面のフタパーツは、今回除外されています。



む、無念・・・!(このキットにMG真武者玩駄無は付いていません)

 肩アーマーは、突起と本体の2パーツ構成。ボールジョイントを使って少し浮かせてやると、腕が横方向に、より大きく上がる様になりますよ。



別売のアクションベースを使用しています。
このキットにアクションベースは付属していません。

 腰後部のスラスターユニットは、本体と裏面の2パーツ構成。フタを兼ねていると思われるフィンは、本体と一体成形されています。推力アップと同時に、斬撃戦に有利な左右移動を念頭に置いた配置・・・と見せかけて、日本の鎧の腰回りにデザインを近付けたいというブシドーのこだわりだったりして。



 背中のスラスターは、横形から縦形に配置を変更した新規の物。これはサーベルを使う時に腕の動きを妨げないためだそうです。とか言いながら、デザイン上は、(のぼり)をモチーフにしてるのだと思いますね。幟・・・英語で言うとフラッグですね(笑)。アームは今回も2パーツ貼り合わせ。両端は球体ポリキャップでボール可動します。スラスターは2パーツを貼り合わせ、前部にGNショートビームキャノンを取り付ける構成です。



 武装です。GNビームサーベルは、ツバの部分を別パーツ化した2パーツ構成。着脱可能なビーム刃は、無色のクリアーパーツで再現しています。収納時には、モモのスリットにホルダーパーツを取り付け、ここに差し込みます。パイロットが左利きという設定なので、左腰から抜刀するポーズをどうすれば良いのか、悩む所ですね。ビーム刃の刃先はシャープさがイマイチですが、これはビームですので、尖ってなくても切れ味抜群です(笑)。



 GNショートビームサーベルは、グリップ部分が短いものの、パーツ構成は通常のサーベルと同様。ホルダーは胸脇ユニットを組み立てる時にハサミ込んでやります。脇差という言葉がありますが、今回は本当に脇の下に差してあるのが何とも。



 シールドは、表面に半没した形でディフェンスロッドを装備、少し浮かせれば回転した状態にも出来ますよ。裏面のアダプターは回転可能です。上部にはGNコンデンサーが有り、MS本体からだけでは供給が追いつかない大出力のビームサーベルに、急速チャージを行うという設定で、キットでも裏面にサーベルを収納可能。



HG量産型アヘッド(右)との比較。

 GNコンデンサーの配置は、フラッグのリニアライフルのカートリッジにそっくりで、シールド自体の形状も、ディフェンスロッドが機首のラインを連想させたり、なんとなくリニアライフルっぽいんですよね。ミスターブシドーって、何かフラッグに思い入れでも有るんでしょうか?「私色に染め上がった」さらに強力なMSを所望している様でしたが?次は変形でもしようと言うのでしょうか?要注目ですね。



 組立時間は1時間でした。量産型とはランナー1枚分の違いではありますが、目立つポイントを集中的に変えてあり、面白いバリエーションキットになっていると思います。モチーフがハッキリしているのも、変化を大きく見せるのにプラスになっているでしょうね。

 それにしても、ミスターブシドーって、どうして素顔を隠してるんでしょうね。ひょっとしてボクらの知っている人物なんでしょうか?そう言えば、左利き、乙女座生まれ・・・それに何でこの人が説明書「フラッシュバックファーストシーズン」に紹介されてるんだろう?・・・まさか!彼の正体はグラハ・・・おや、誰か来たようだ。

 2008.12.8 健 竹史


  

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