健さんの
プラモコラム


その215
 1/20 スコープドッグの巻

(1/20 スコープドッグ/
 ATM−09−ST スコープドッグ/バンダイ
 「装甲騎兵ボトムズ」に登場)



 「あのアイテムが、このメーカーから発売されたらいいのになぁ」なんて思う事が時々ありますよね。例えば「ハセガワ製バルキリー」だったりとか。そしてそのバルキリーの様に、たまに実現して狂喜乱舞しちゃう事も有ったりする訳ですが。

 このスコープドッグも、そんなアイテムの一つじゃないでしょうか。タカラのキットは何度も再販され、ガレージキットも複数のメーカーから発売、今でも新作トイが発売され続けています。そして、満を持してバンダイから発売!やったー!と思ったらMGでもR3でもなくて、ビミョーに予想が外れちゃった訳ですが。

 個人的な事ですが、ボトムズのキットはユニオンの1/60からタカラの1/24まで山のように買い込んで、ボークスの1/8にも手を出して、結局今でも組んでいないという、抜群の積んどく度を誇っていたりするんですが、こんなボクにはスナップフィットという仕様が何より嬉しいですね。では、キットに目を通していきましょう。



 頭部は、スライド金型を使ってワンパーツ成形。は、やはりワンパーツ成形されたエリに、上から差し込んであります。従来キットでは、首に抜け止めが付いている場合がほとんででしたが、今回は抜け止めが無いため、シートやパイロットの配置に首の内径を最大限利用出来ます。

 中が広ければ、より正確なサイズのパイロットを乗せる事が出来ますし、クラッシュモデル修理中のディオラマを作る時にも、プラモっぽい抜け止めが無い方が、より臨場感のある作品を手軽に作れますよね。この「クラッシュモデルで邪魔になる物をキットの内側から極力廃止する」という方針は1/35ザク頭部などでも感じられる事で、UCハードグラフで培われたセンスが活かされている一例だと思います。



 バイザーも耳の部分にスライド金型が使われ、ワンパーツで成形。アンテナには軟質素材が使われています。ターレットレンズは回転し、左右にも移動します。レンズにはジュエルシールが使われ、一番大きなスコープは、さらに表面にクリアーパーツがハメ込んであります。一番小さなスコープも裏側からクリアーパーツをセット。手を抜いてませんね。

 ターレットレンズは、スライドレールのミゾの裏側から留め具を取り付けるだけでなく、その後ろにフタを取り付けてあり、レールのスキマを完全に塞いであります。これは設定でもそうなっており、内側のディテールも設定に準じた物となっています。



 ボディは、スライド金型を使ってワンパーツ成形されたフレームに、内装と表面装甲板を取り付けていく構成。このキットの中でも特に楽しい部分で、説明書に「1/20スケールのジオラマの様な組み立て工程を楽しんでください。」と書き添えてある程です。(何となく日東の妖怪シリーズの説明書を思い出してしまったんですが:笑)外装の取り付けには、実機のボルトに見立てたピンを使い、パーツ自体にハメ込みピンを取り付けない方式を採用。フレーム状態どころか装甲1枚の状態でも、そのままディオラマに使えます。

 背中の装甲も別パーツ化されていますが、ここはボルトパーツを使わず、通常のハメ込みピンによる組み付けを採用。モールドでボルトを表現しています。ここは今後発売されると思われる追加装備をセットする所ですから、ボルトパーツの打ち込みが甘かったりすると、ボルトの頭が干渉する様なトラブルにつながりますからね。フックは背中の装甲を通り抜け、フレームに直接接続してあります。



 パイロットシートは、ペダルまで別パーツ化してある精密な物。ディスプレイパネルは前に倒せる様、ケーブルにポリパーツを使ってあります。スティックも左右に可動しますが、パイロットを乗せる場合は取り付けず、手とスティックが一体成形されたフィギュアを座らせます。半開きの手を添えてあるよりも緊張感が出て、良い判断だと思います。

 ハッチは、金属シャフトで可動するヒンジパーツが、シートの後ろで上下する仕組み。引き出しながら起こす様な開き方です。コクピット側面メカニックの後ろに可動式シリンダーも仕込んであり、これは開状態での支えも兼ねているのでしょうね。ハッチ裏面もディテールが入っており、パーツを2枚重ねて設定通りの段差を再現するなど充実しています。



 ウエストは、前後左右の面ごとに分割。正面パーツは裏側から点検パネルパーツを仕込む方式で、ハサミ込みを使わずに開閉を実現。側面パーツはランナーから除外できる配置にしてあり、レッドショルダーカスタム等の追加装備付で発売される場合には、穴の開いたパーツが新規に付属するのだろうと思います。今回はフタをした状態のハードポイントが、モールドで表現されています。

 です。胸との接続にはポリキャップを使用。可動軸周辺にもモールドが施してあり、ここも修理や建造中のディオラマにそのまま活かせそうですね。ATは個人でも整備可能なロボットとして描かれており、パーツ単位・ユニット単位でも鑑賞に耐えるキットになっているのは嬉しい事ですね。この他の部分でも可能な限りパーツ単位でイメージを崩さない作りになっており、プレイバリューの一つとして成り立っていると思います。



 スカート類はヒンジで可動。上下貼り合わせの腰パーツでハサミ込んであるのはタカラの1/24キットと同様ですが、分割ラインが見えない位置に配置してあります。スカートは2枚重ねで、表面装甲をボルトパーツで貼り付けていく構成となっています。

 サイドスカートにはハードポイントが有り、マガジンホルダーが着脱可能。マガジンは3本一体で成形されていて、そのままでは1本ずつ取り出した状態は再現出来ませんが、裏側のハメ込み突起は1本ごとに配置してあるので、丁寧に切り離せば個別に着脱可能になるだろうと思います。



パイロットシート。正しくは、フィギュアを乗せる場合にはコントロールスティックは取り付けません。(ゲンコツにも一体成形され付いているため。)
ガンダムもコクピットをキット化して欲しいと思うんですが、どうでしょう?確か昔は、コクピットの超合金なんかも盛んに発売されてたと思うんですが。

 フンドシは、前側を支点にして引き降ろす事が可能。これはウエストの可動が左右回転のみとなっているため、前かがみのポーズをここで取らせようという事ですね。フンドシ内部にはメカっぽいフレームが詰まっています。



 です。モモは2パーツ貼り合わせ。内部にはフレームが仕込んであり、股関節は3軸で可動します。ボールジョイントになっていないのがATらしいですね。

 ヒザは二重関節。モモの形状から言って、下の関節を優先的に曲げた方がカッコイイ(不恰好でない)と思います。過去のキットでは「ヒザ自体は良く曲がるのに、ヒザ後部にアーマーを付けると、あまり動かなくなる」というケースが有りましたが、今回はスネ後部が大きく切り欠いてあり、ヒザ後部アーマーがスネにメリ込んでいく仕掛けになっています。



 これ、キット独自のアレンジかと思ったんですが、分解状態の設定画を忠実に再現した物です。降着状態の設定画よりも切り欠きが大きいんですが、可動の効果から言っても、こちらの絵に準じたのは正解だったろうと思います。切り欠きから見えるスネ内部メカは、設定に準じたディテールとなっています。



ヒザを曲げるとスネに押し込まれるヒザ裏アーマー。右脚と左脚を比べてみて下さい。

 ヒザアーマーはワンパーツ成形で、フィンの間にはスキマを開けてあります。スネ内部フレームに左右から装甲を取り付ける構成。少々不満なのは、横から3本締められたボルト(のモールド)が均等な配置になっているのに、内部フレームのハメ込み穴が不均一な配置になっている事です。この穴(対応するハメ込みピンもですが)が、外側のボルト位置に完全に対応してると嬉しかったですね。逆に言えば、こんな細かい事を言いたくなるくらいに、鑑賞に耐える内部再現だという事です。



 スネ中央は前に倒れこみ、降着ポーズが再現可能。タカラ+WAVEの1/24キットでは一旦上に引き出して倒す仕組みになっていましたし、同様の動きをするアクティックギアでは、それがロック機構を兼ねていましたが、今回はデュアルモデルと同様の、そのまま前に倒れる仕組みです。ショクアブソーバーとして使うのですから、上にスライドする様な機構を含んでいない方が説得力がありますよね。通常位置に戻る時に、ヒザ後部アーマーが引っかからずにスムーズに起こせるのも魅力。これはデュアルモデルでも実現していないポイントです。



 足首アーマーは、ヒンジが二重関節になっていて良く動きます。足首後部アーマーは、左右分割のスネ装甲にハサミ込み。足首関節は、引き出し可能な多軸関節。前後にズラしたり浮かせたりして、接地を調節出来ます。

 足首は、ツマ先の可動に連動して、グライディングホイールが足裏からせり出してくるギミックを仕込んであります。実機で連動している訳ではありませんが、使用状態を動きで再現してあるのは嬉しいですね。せり出す事で、ある程度までツマ先立ち時の接地の補助にもなってくれます。もちろんホイールは回転可能。足裏パターンは設定通りに再現されていますが、タカラ1/24の初期生産分へのオマージュとして「バンダイ」の刻印を入れて欲しかった気もします。悪ノリしすぎ?ギルガメス文字で小さく彫るくらいならOKだったんじゃないかなぁ、と思いますが(笑)。



 ターンピックは、設定通りの射出ギミックを再現。なかなか再現される事の少ないギミックですが、可動のためのツマミをデザインに盛り込んでおいた大河原さんはエライと思います。方向転換の時だけでなく、降着ポーズの時も地面に打ち込んで使用します。

 肩アーマーは、スライド金型を使ってワンパーツ成形。肩ブロック内部メカのポリキャップに接続してあり、スイング可能です。ボディ内部が詰まっているため肩が前後スイングする様なギミックが有りませんから、肩アーマーをヒネったりして、肩をすぼめたり胸を張った様なニュアンスを加えたポーズを取らせてやると良いと思います。

 です。肩ブロックは外装を箱型にワンパーツ成形。上面とボディ側は、くり抜かれた様なオープンな状態になっていて、内部メカを大きく引き出す事が可能です。これ、マシンガンを構えやすい様にワキを広げる効果も有りますし、フォアグリップを掴むのに腕を引き出すのにも効果的です。肩関節軸にスイング機構を入れられないなら、腕の方に代わりのギミックを仕込んでしまおうという事でしょう。



 スコープドッグは上半身全てがコクピットになっている関係上、胸の張り出しを抑える事は難しく、武器を両手で構える上で大きな妨げになっています。ところが今回のキットでは、降着状態で腕をまっすぐ垂らしても地面に干渉しない、設定通りのプロポーション比率にこだわっています。無理に再現すべきポイントとも思えなかったんですが、ギミックで解決する勝算が有ったからこその、こだわりだったんですね。結果として、従来キットより短めの腕でありながら、武器を自然に、楽々と両手持ち出来るキットに仕上がっています。



デュアルモデル(左)との比較。従来キット・トイの多くは、降着ポーズ時にヒジを曲げる必要が有ります。

 上腕は、シリンダーまでモールドされた内部メカに、筒状の外装を被せる構成。ヒジは二重関節。キットではメカが丸見えのデザインとなっていて、見慣れないためか違和感を感じますが、良く曲がります。パーツのディテールはATらしく処理してあると思います。

 前腕は、アームパンチ機構を再現。スライドする前半部分を筒状に成形してあり、頑丈で簡単な組立となっています。伸ばすと内部のシリンダーが露出。タカラ1/24のシリンダーは、内部フレームに貼り付いたカマボコ形での再現でしたが、今回は成形方向を変えてあり、完全な円柱形として成形されています。



 手首は、左右とも可動指タイプの物が付属。例によって中指から小指までは一体で、切り離したい人のために根元がボールジョイントになっています。通常のガンプラMGよりも大きめで、切り離すのは普段より大変かも知れません。手首関節は、ヒンジによるスイング+ボールジョイント。手の平には武器接続用の突起が有りますが、ガンプラと違って横2列の端子の様な形状になっています。ヘビィマシンガンのディテールを損ねない配列ですね。

 固定指のゲンコツが付属していれば、アームパンチの緊張感がより表現出来たと思います。何かの機会に発売して欲しいものです。



 武装は、ヘビィマシンガンが付属。内部メカが表現された本体に上からカバーを被せ、バレルを接続、ストックは後ろから差し込むだけでなく、ボルトパーツを差し込んで固定します。設定の段階でユニット構造を意識したデザインとなっていて、実物を組み上げている様な楽しさがあります。いずれ発売されると思いますが、マーシィドッグのヘビィマシンガン改は、ストックを外し、バレルをショートタイプに交換した物。ランナーはすでに対応してある様です。

 フォアグリップは本体にハサミ込んであり、可動します。マガジンは取り外し可能ですが、欲を言えば予備の物も欲しかったですね。取手は別パーツ化されていますし、給弾口のディテールも再現してあります。サイドスカートのアームパンチ用マガジンを取り外して、代わりに取り付ける事が可能です。



 おまけに、同スケールのキリコのフィギュアが2種付属します。立ちポーズの物は、頭部のみ肌色で再現。ボディは前後貼り合せで、首と腕の付け根が可動します。右手にはアーマーマグナムを持っているんですが、ヒジに角度を付けない方が、構えたポーズにも対応出来て良かったんじゃないでしょうか。1/20という、ガンダムキャラと並べられるスケールなのが嬉しいですね。

 座りポーズの物は、肩ヒモ&ベルト、肩パッド、ブーツ等を色分けしてあります。ヘルメットのバイザーにはクリアーパーツを使用、中に顔が再現してある訳ではないんですが、色を塗ったら気にならないでしょう。酸素ボンベはマスクと一体成形で、顔からブラ下がっている感じです。首を左右に動かすと一緒に動きますが、バイザーを上げたATの顔の中をのぞいて楽しむ分には問題ないと思います。は可動式で、ゲンコツはコントロールスティックと一体成形してあります。



 スコープドッグのデザインは、パイロットとロボットの視線を一致させてあるという点が秀逸ですね。これはMS等には無い、ドラマ演出に関わる大きな魅力です。デュアルモデルや当時の1/35完成品トイでは、ワンパーツ成形のフィギュアが乗っていましたが、顔がやや上を向いていました。アクティックギアは顔の位置が若干低いですね。説明書ではパイロットの目を、3種のレンズに続く「第4の目」であると書いてあるんですが、今回のキットでは、バイザーと同じ高さ・同じ向きにパイロットの顔が収まっていて、しかもATの顔の動きに合わせてフィギュアの顔も左右に調節出来ます。

 通常版キットについてはこんな所ですが、今回はさらに「メタルスペックバージョン」と称して、金属パーツが付属する豪華版キットも同時に発売されています。通常版キットの内容に加えて、金属製のマシンガンのバレル、スコープ、金属製のボルトパーツ、エッチングパーツが付属します。



 エッチングの装甲表面パーツは、2枚重ねのスカート装甲板を組み立てる時、表面に重ねてボルトパーツで一緒に固定してやります。ディスプレイパネルの表面などに接着して使うパーツも有りますが、接着にはメタルプライマーを使う様に指示してあります。エッチングパーツを使った事があまり無かったので(SF3Dのナッツロッカー程度ですね)、てっきり瞬間接着剤を使うのだろうと思っていました。折り曲げる箇所も有りませんし、初めての人でも取り組める使用程度にとどめてあります。

 この他、工具、ギルガメス文字(説明書ではアストラギウス文字。確かにそうですね)のステンシル等も含まれています。



 マシンガンのバレルは、銃口まで一体で成形。スコープは、内側に同心円の削り加工が入っています。通常版のプラパーツもキットに含まれていますが、こちらは同心円の削り加工の代わりに細かな刻印が入っていて、これはこれで魅力的です。好みの方を使えば良いでしょう。どちらが正解かと言えば、そこは生産時期の違いどころか、規格の合う代用品で修理する事も有ったでしょうから、どちらも正解という事で良いかと。




 金属製のボルトパーツは、予備が4本付属します。ボルトの頭には細かな刻印が入っているという芸の細かさ。通常のプラ製ボルトパーツも同時に付属します。金属パーツ類は部品注文が出来ない、扱いもスペシャルなパーツとなっています。通常版キットで十分楽しめますが、せっかくですから、興味のある方・長年待ち望んでいた方は、「ちょっとした贅沢」を楽しんでみてはどうでしょうか。

 組立時間は3時間10分でした。サイズはMG並ですが、スリムなMSと違って各パーツにボリュームが有るため、PGに近い印象が有ります。と言うより、パーツ単位で実機を組み立てている様な感覚が楽しめるため、「内部パーツが詰まっている」PGよりも、さらに充実してると言えるかも知れません。それでいて組みやすく、上級キットとお手軽キットの良い点を併せ持っている感じですね。MGザクVer2.0でも感じた事ですが、出来が良い=難易度が高いと、必ずしも言えない時代になってきた様です。



ローラーダッシュのイメージで。こんな不安定なポーズでも安定して自立します。金属製のバレルがウェイトになってるからかも知れませんが。(もしそうなら、通常版でもマガジンの中などに重りを入れてみるのも良いかも知れませんね。)

 今後の展開ですが、片腕の前腕だとか、片方の肩アーマーだとか、ヒザから下だとかが除外可能なランナー構成になっていて、劇中に登場したほとんどのバリエーションは(売れ行き次第で)期待出来そうです。すでにブルーティッシュドッグは発売が決まっていますね。

 各部にアンダーゲート方式が採用されていますが、内部が見えたら楽しいキットだけに、クリアーバージョンなんかも期待したい所です。タカラの1/35キットなんか、フィギュアも含めてコクピットの下半分が省略されているにも関わらず、一部クリアー仕様のキットが発売されてましたからね。もっとも、クリアーキットの予定が無くてもゲート切り口を整形する手間を省く目的でアンダーゲートを採用するのも、アリだと思っていますけど。



 スコープドッグの魅力と同時に、プラモの楽しさが詰まったキットだと思います。キットの出来は主に形状やギミックで語られますが、作る楽しさで言うならば、ボクの知ってるキットの中でトップレベルの楽しさを備えています。今年1つだけプラモを作るなら、現時点ではこのキットをオススメしたい、そんな傑作キットです。



 おまけ




 ちょっとくらいサイズが違ってても、スコープドッグと組み合わせて遊べるんじゃないかな?と思って、ミクロアクション・キリコを買ってみました。結果は・・・予想外に大きいですね。本来は1/18スコープドッグに対応(順番が逆?)しているフィギュアです。交換用手首や武器類が充実していて、キリコ単体でも十分楽しいんですけれども。手首は左右とも6種ずつ、さらに素手の状態を再現する肌色の物が同じ数だけ付属するという豪華さです。ガンプラも見習って欲(略)



 まぁスコープドッグと組み合わせられなくても、ミクロマンの乗り物と組み合わせれば、それはそれで楽しい訳で・・・と、ミクロマン・ポリスキーパーのクライムリーダーを引っ張り出してきたんですが、何だかコクピットが狭いんですよ。もしやと思ってミクロマンと並べてみると、今のミクロマン素体って、昔の規格よりも身長が高くなってるんですね。



 最近はキン肉マン・エヴァ・タツノコヒーローなど、ミクロマン素体をベースにしたアニメキャラクターも続々発売されていますね。これを買えば、ミクロマンの基地や乗り物にアニメキャラを乗せて楽しめる、ミクロマンと共闘させられると思ってたんですが、ちょっと苦しい様です。窮屈でない物で適合する場合もあるでしょうけれど、ミクロマンの名を冠する物には、数十年前から蓄積した資産を引き継げる様にして欲しかったですね。・・・もっとも、今の様な充実した可動を盛り込むには、わずかなサイズアップが非常に重要だったのだろうと理解も出来ますけれども。



 このキリコは、昔のミクロマンと比べて身長は高くなっていますが、足首はスリムになっています。アニメの設定に準じているので仕方ないんですが、そのために足裏のジョイント穴は昔よりも小さくなっています。背中にはビス用の穴が有りますが、これもわずかに昔のジョイント穴と径が違っていますね。履かせたり背負ったりするパーツも、キリコにはフィットしないという事です。残念。



 そう言えば、GIジョーのシリーズでは、フィギュアが乗れる車両や戦闘機も発売されていましたっけ。あれ、今持ってたらスコープドッグに近いスケールのミリタリートイとして、並べて楽しめたかも知れませんね。少しくらい買っておけば良かったかも。

2007.7.19 健 竹史


  

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