「1/100シールズ」
タカラ 機甲界ガリアン キャンペーン賞品

2002.3.10


タカラの「機甲界ガリアン」スケールアニメキットシリーズを
20個買って応募すると
もれなくもらえたガレージキットです。

この「重歩哨機シールズ」は、キット化されない事が決まっていて、
これが欲しければ、応募するしかない!のです。

と言っても、人気のある機体とも思えず、
ボクも「シールズ欲しさ」ではなく、
「ガレージキットという物を見てみたい」
という思いから応募しました。

ほとんどの人は、そうだったんじゃないかな。
なにしろ1983年当時、
ガレージキットはまだ珍しい物でした。
地方に住んでいれば、特にそうです。

雑誌の中にしか存在しない、未知の文化!
ついに届いた無愛想なダンボールのパッケージは、
地方の高校生を心ときめかせたのであります。

ガムテープで封をされた箱には、タカラのスタンプ。
封筒にも入れずに、この裏に宛先が書いてありました。
箱のサイズは、42×105×183ミリ。

ところで「ダンガン事業部」って?
もう、こんな事までドキドキするのです。
そして中には、石鹸の出来損ないみたいな、
妙なパーツがゴロゴロと・・・・。

すげー!これがガレージキットなのか!
ボクが手にした、ガレージキット第1号です。



歪み、型ズレ、気泡・・・
ウワサに聞く、成形不良の数々。
すごい!「金で苦労を買う」というのは本当だった!
これがガレージキット!カッコイイー!!
(皮肉じゃなく、本当に感動している)

コピー印刷の説明書には、歪んだパーツの修正方法の解説が。
さらには、「このパーツを元に、作り直す方法」も解説。

不良パーツは普通なら交換でしょ?
マトモなパーツを生産する事も容易では無いのか。
それでも人は、立体物を求めるのか!
それでもメーカーは、立体物を世に送るのか!

熱い!感動の嵐!!(ただのバカ)

でも、今の完成度の高いガレージキットは、
ある日突然確立したものではなく、
黎明期のこのようなキットの先に、実現したんですよね。

原型の精度はイマイチ。
型ズレは最大で1ミリ近くもあります。
素材も、今のキャストよりも粗悪な感じ。

いつか作る日は来るのかな?かなり疑問。

でも、ボクの宝物なのです。
ガレージキットの魅力は、
すべてこのキットに教えてもらったようなもの。
レアであろうと、なかろうと、心の宝物こそ、本当の宝物なんだ。

レアなんだけど。(笑)

ところでボク、腰アーマーのパーツを1つ、無くしていますね。
これは大変!
自作したら、精度が不均一になってしまう!
歪めて作らないといけませんね。(失礼)



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