ティラノサウルス」
TYRANNOSAURUS REX

タミヤ 1/35 インジェクションキット


ボクは物心ついた頃から恐竜が好きで、
一時期は怪獣よりも好きだったくらい。

幼稚園から小学校低学年まで、粘土で恐竜ばかり作ってました。
あの時、親が買ってくれた粘土が、
油粘土ではなく紙粘土だったら・・・

スクラッチの方へ走ってたかも。
着色もさせれば、なお良し。

全国のお母さん!
モデラーを育てるなら、紙粘土です。


本題に戻ります。
戦車に特に思い入れが無かったボクにとっては、
タミヤと言えば工作シリーズ。
あえてブラモを挙げるなら、恐竜シリーズなのです。

先日、ウチのサークルで1/35大会を開こうと決まった時、
このティラノサウルスを選んだのは当然の成り行きでした。



今では、より進んだ科学考証に基づいた
恐竜情景シリーズも発売されてますが、
ボクらの原体験って、こんなヤツなんです。

尻尾を引きずり、軽快な動きはしなかった。

考証じゃないけど、表情の凶悪さも、時代を感じさせます。
コワい、暴れ者というイメージ。
まっとうな生物ではなく、ゲテモノ扱いみたいな。

よく考えれば、ティラノサウルスは
こんな威嚇的な表情はしなかったと思うんですよ。

ビビらせるってのは正面から攻めてる状態なワケで、
狩りをするなら背後から、顔色変えずに襲うでしょう。

ライオンでもそうだし。

うーん、情景模型のティラノの方が、表情は穏やかだけど、
プロのハンターっぽくて怖いかも。

とかなんとか、こんな復元は古い!って言っても、
無かった事にはして欲しくないんですよ。

こんな生物はいなくても、
こんな復元図は実在してたんですから。
そして何より、ボクらの世代には馴染みのスタイルなんです。

そんな思いで引っ張り出して作ったんですが、
なんとこのキット、現役らしいんです。

タミヤさんエライ!
これからも末永く生産してください。



驚いた事に、このキット、スナップフィットなんですよ。
表示されてはいませんが、接着せずに組みあがります。

しかもカーブしてる合せ面が、
ほとんどスキマなくフィットします。
前足なんか可動式。
20年以上前のキットだと思うのに。

ところで写真についてですが、
やたら巨大感が出てしまいましたが、
胴はこんなに長くありません。

接写したら、パースが付いちゃったみたいです。

爬虫類というより、なんだか両生類みたいな色ですね。
三段峡で見てきたサンショウウオを思い出します。

かわいいなあ。(そうか?)
おフロで遊ぼうかなあ。(歳いくつだよ?)



なんともおっかない表情ですが、
顔はこんなに大きくありません。

接写したら、やっぱりパースが付いちゃったみたいです。

腹は白いけど、全身をこげ茶で塗装した後で、
ドライブラシをかけたものです。

背中のシマ模様や、他の部分の濃淡も同様。

ドライブラシ用の筆が、1本ダメになりました。



口が閉じないのでは?と心配してしまう長い歯が強烈。
目玉は丸くなく、ゴツゴツしてます。
表面ディテールは、ウロコなんかではなく、
パテ塗りたくって、そのまんまというカンジ。

この荒々しさが、また良いのです。

なんだか彫刻みたいでしょ?

このシリーズの他の2体、
トリケラトプスとステゴサウルスも
欲しくなってきましたね。

2002年10月の作品です。


  
タミヤ1/35ティラノサウルス
タミヤ1/35ステゴサウルス
タミヤ1/35トリケラトプス


   
タミヤ1/35 ブラキオサウルス情景セット
タミヤ1/35ティラノサウルス情景セット
タミヤ1/35トリケラトプス情景セット
タミヤ1/35パラサウロロフス情景セット


  
タミヤ1/35カスモサウルス情景セット
タミヤ1/35 恐竜世界シリーズ 小型恐竜セット
タミヤ1/35 恐竜世界シリーズ ベロキラプトル6体セット


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