オーラバトラーペレグリーネ」
電撃ホビーマガジン「オレバインコンテスト」参加作品

バンダイ 1/72 バストール改造


オリジナルオーラバトラーです。

この作品で参加した「オレバインコンテスト」は、
自分または自分を投影した聖戦士の乗る
オーラバトラーをデザイン・製作する、誌上写真コンテストでした。

てな訳で、生まれ故郷と、父に登場願いました。(ノーギャラで。)

ちょうど盆休みの前に開催の発表があったので、
「帰省したら、貝殻を拾ってパーツに使おう」
と思い立ち、真夏の砂浜で、ビニール袋いっぱいに
拾ってきました。

自宅に戻ってから、使えるパーツを選り分けるので、
かなり多めに拾います。

これは造形作家・竹谷隆之先生が、
動物の骨などをパーツに使っておられるのを
ヒントにしたものです。



オーラコンバーターは、貝殻の貼り合せなので、当然非対称です。
二枚貝の中に、貝の足とか貝の口をイメージして、エポキシパテで
生体メカを作ります。

エポキシパテは、タミヤの速硬化タイプを使い、
調色ステックやニードルで造形します。

股関節やウエストは、本物の貝に似せて、
エポパテが硬化したあと、モーターツールで削りました。

右手はコトブキヤのてっちゃん。
ヤリ(モリかな?)はプラ棒。
プラ棒の表面に瞬間接着剤をタレるまで塗りたくり、
WAVEの瞬着硬化スプレーを吹くと、
ゴツゴツした印象になります。

ヤリの先端は、エポパテを削って作りました。

バストールのキットを、胸と脚に使用しています。



機体解説
ルオの国の聖戦士、リュースイの
個人所有オーラバトラー「ペレグリーネ」

これは城務めの無い日に、父上が狩猟に使用される機体だ。
主に水中に住む強獣を狩りに行くのだ。

右手はヤリを扱うため人間型の指になっており、
巨大な左手のツメは、大型の獲物を組み伏せる。

全身の装甲には、水棲甲殻獣の外郭が使用され、
通常のオーラバトラーをはるかに上回る防御力を誇る。
重量がかさんで、飛行速度はイマイチだが、
戦争に使う訳ではない。狩りには十分だ。

(この縮尺模型を制作するにあたり、水棲甲殻獣の
幼生が脱皮した殻を使用できた事は、幸いだった。)

この機体の特筆すべき点は、大物に勝負を挑む
とき、一時的にオーラ力を強化する装備を搭載
している事だ。

ワキの下に、水棲生物の卵を多数仕込んでおき、
いざという時に、強制孵化させて、オーラ力を得るのだ。

なにしろ、オーラ増幅装置なぞ、
とても個人所有できる代物ではないからな。

これを見た地上人の若者が、「まるでブイマックスだな」と
笑っていた。地上にも似たような兵器が有るのだろうか?

こいつの名前は、異国の鳥から取ったものらしい。

どうでもいいが、操縦席には通信機があり、
屋敷の母上と、いつでも通話が出来るのだそうだ。
右手の手袋も、母上が贈ったものらしい。



ポーズは大げさに付けたつもりだったんですが、
完成してみると全然躍動感が無いですね。

ウエウトなんかは、もっとヒネるべきでした。

脚がプラ製、上半身が貝殻だらけなので、
重量バランスも反省点。

倒れる事は有りませんが、
とにかく背中が重たい!



顔はボチューンの様な鳥系を意識しましたが、
頭に外殻が無いように見えてしまうため、
オーラバトラーらしさが不十分ですね。

オーラバトラーの目と口がいつも同じ配置なのは、
ヨロイのイメージを出すためだと、後で気づきました。
非戦闘用らしくて良いかもしれませんけどね。

塗装は、ほとんど面相筆で行いました。
バカですねえ。

貝殻の部分は、無塗装です。


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