健さんの
プラモコラム

その6 フルアーマーZZの巻

( 1/100 MG フルアーマーZZガンダム / バンダイ)


 デカイです。重MSのノーマルZZが細く見える程に。まあZZには謎のポリキャップが山ほど仕込まれていたので、いつかフルアーマーが出るとは思っていましたが、いざとなると怖いものです。手のふるえが止まりません。

 ハイパーメガキャノンを付属させた英断に感謝!(2000円UPでこれだけ出来たら、HG百式用メガバズーカランチャーも1700円くらいでイケるかな?!)

 ランナーをずらりと並べてみると、畳1枚近い広さが必要。これを20センチ少々のサイズに凝縮していくワケですね。時間かかりましたが(ひー)、苦痛じゃありません。ZZはユニット構造のMSで、ブロックが1つずつ組み上がっていくプロセスが、なかなか楽しいのです。



 ボクは、このZZの場合、他のMGの組立中とは少し違ったワクワク感を感じてしまいます。実機の魅力以上に、「良くできたプラモデル」の魅力が伝わってくるようです。

 例えば強度対策の見事さ!(組んだ人しか分かりませんね)スネ内部フレームのスライド機構は、スライド位置をしっかり維持するために、ロックする部品は1パーツ構成。それを囲うスライドメカパーツが広がらないよう、バーニアパーツが固定し、さらにそれを囲うスネ・メカパーツも、内側のスライドメカパーツとは分割方向を変えて補強をさせる用心深さ。


 股関節のボールジョイントの大きさもスゴイけれど、受け側のポリパーツが、大きすぎてよじれない対策なのか、プラパーツに閉じこめてからハメたりとか。

 その他にも、先にハメたパーツを、後にハメるパーツがロックするような構造は全身にあり、はめこみピンのキツさだけに頼らない工夫の数々で、巨体を見事に支えています。



 このように、念入りに作ってあるので「FA化しても立つのか?」という心配は無用。「なんとか立てる」のではなく、ビクともしません。しかも、良くデザインが練られているためか、巨大なキャノンを、軽々と持ち上げているような印象。重量感とスピード感が両立していると思います。



 さて、気になる人も多いようですが、「強化型ZZにならない」点について。メーカーの説明では、「(前腕部の)シールドが付属しないから」という事らしいです。やはりコストUPにつながりますから、減らせるパーツは省いてあります。ノーマルのカカト、サイドスカート、ミサイルポッドも入ってません。

 しかし一番の理由は「どうせ変形できないから」でしょうか。強化型は、Gフォートレスに変形できるという設定ですが、追加のリアスカートが、バックパックと脚にはさまれて、変形は困難と思います。


 MG版ZZはバックパックと脚がロックされる機構が見事で、あの一体感を犠牲にしてまで変形させる必要はないと思います。TV版とは異なりますが、MG版の強化型ZZは、リアスカートを持たない、という解釈でどうでしょうか?実際、バックパックの巨大さは、リアスカートを必要としない程ですから。


 ボクは、リアスカートはFA時の増設エネルギーパイプの基部にすぎない、という解釈で、充分納得できると思います。


 フルアーマーとノーマルのZZを組み合わせれば、強化型になります。リアスカート有り/無しの、どちらも作れますが、「無し」なら変形も可能です。2つ買うのは高価ですが、コアファイター・ベース・トップの、夢の3機編隊が再現できます。旧1/100キットやHGには無かった、合体用コアブロックのおかげですね。(あと、FAには不要のハズのコアファイターのパーツを削除しなかったバンダイの心意気ね)

 ちなみに、変形をあきらめたついでに、バックパックの連結アームを新規パーツに変更し、接続強度を大幅アップ!リアスカートのジョイントも兼ねてます。スカートがボディに密着して、良い接続方法かも。

 機体解説によると、ハイパーメガキャノンは、Gフォートレス形態でも運用可能との事。なるほど、ストライクバルキリーみたいで良いかも。残念な事に、キットの可動範囲では、機体と水平になるまでには、起き上がってくれませんが。キャノン用のエネルギーパイプは、ジャバラが適度にキツめなので、引き抜いてもバラけたりしません。



 やや不満が残るのはコアファイター。RX−78の時は、小さいこと以外は超OKでしたが、ZZのコアファイターは、面構成がイマイチ。エアインテイクがナナメになるだけでも、ずいぶん良くなったと思いますが。(でも、胸が狭いのに、がんばってるのも事実。)

 コアトップ側にカバーを設けて、コアブロックの上半分をしっかり受けとめているため、コアブロック(の、青い部分)が板一枚分小さくなってます。その分、エンジンが大きく見えてしまいます。(それでも、あのカバーはナイスアイデアですよ!)

 もしPGが出るなら、(みんな見たいよね)あのカバーを活かして、青と白の分割ラインを、MSの腹と、コアブロック状態とで、変えてやる事も可能では?


 MS時の腹のライン(青パーツの角度)は、MGのデザインが理想に近いと思います。ところが、コアブロックの設定画では、もっと急な角度がついてます。構造的にも、分割面の平らなエンジンが、角度のついた青いボディに埋まるようになってます。

 そこで、急な角度のコアブロックが、ゆるい角度の胸カバーに深く収まれば、合体前も、合体後も、理想の形になるんじゃないでしょうか?コアブロックの分割ラインが急角度になれば、変形時に縮むエンジンの移動も、水平移動(ナナメ移動じゃなく)ですむのでは?(設定画は、ボクには水平移動に近いものに見えます)


 小さな主翼は、水平に押し込み・引き出ししても良いかも。(エンジンの幅いっぱいに作って内側から押し出す)
 あるいは、MG−Zガンダムのフライングアーマーの展開ギミックの様に、ミョーなスライドをさせてみるとか。

 素人が机上の空論で、勝手な事言ってスミマセン。でも、PG化されて、最も充実度が上がる部分って、コアファイターでしょうからね。(てゆーか、PGじゃなくてMGの話をしろよ!)

 さて増加装甲ですが、うまく分割されてます。本体にも良くフィットしてるし、パテはほとんど不要みたいだし。ZZがアレックスの後に発売されたのは、ZZ本体の開発前に、増加装甲モノの経験値をUPしておくネライもあったのでしょう。 (ノウハウが蓄積されたところで、フルアーマーガンダムも欲しいですね)

 腹部のケーブルは、メッシュパイプに固いリード線を仕込んであるので、きれいなカーブに調節できます。メッシュパイプは、170ミリにカットして使うんですが、説明書に付けてある目盛り(親切ですね)が、100ミリまでしかありません。(不親切ですね)(笑)

 サイドスカートは1/144のFAZZみたいに追加するのではなくて、交換してある事になってます。スカート1枚分引き締まって、いい感じです。(内側のスカートはデッドウェイトに思えるし)

 ダブルビームライフルは、右腕に装備させる指示ですが、ポリパーツが共通なので、左腕の装備との交換も可能です。(無変形なのに人が乗ってる!とか言わないように)

 FA化で隠れる部分ではありますが、MG版ZZ最大の功績、脚部の変形ギミックは注目せずにはいられない所ですね。足の甲にあるスラスターを移動させれば、足首を収納幅いっぱいまで大型化できるというナイスなアイデア。
しかもGフォートレス時には、このスラスターも機能しそうな配置にしてある!) 

 さらに、変形用のレールが平行である限り、スネが末広がりにできるハズがないと思っていたのに、装甲を可動させて実現した見事なプロポーション!

 よく見れば、ZZの変形って「手首・足首がバーニアと入れ替わるだけ」なんですが、それを少しでも強固に、少しでも美しくしようと、知恵を絞り尽くした結果が、この完成度なのですね。

 正直、ZZはオモチャっぽくてイマイチと思ってましたが(オモチャコレクターの言う言葉じゃないなー)、MGを組んでから印象が変わりました。実機の開発者も、MGスタッフと同じ情熱で作り上げた名機ですよ、絶対に。



おまけ


 MGグフの発売が発表されましたが、MGランバ・ラル用旧ザク、MGイージーエイトと連続させるあたり、バンダイもムード作りを心得てますね。(しかもこの2体、金型流用なので開発期間を置かずに連発できる!)

 旧ザクにはランバ・ラルのフィギュアが付くそうで、こうなると気になるのが、グフには(もしメッキ版が出るとしたら、いや出るだろう。HGメッキグフだって出るのだ)誰のフィギュアが付くのか?という問題。


 ボクはハモンさんだったらいいなあ、と思うのですが、(てゆーか、予想&妄想)どうでしょう。ラル用旧ザク自体、ゲームから出てきた物らしいし、ゲーム人気で突っ走るなら、ザビ家をフィギュアでそろえてみたいものです。


 フィギュアと言えばガンダムW。アメリカで大人気だそうですが、ビルゴやキャンサー、エアリーズをキット化するチャンスですぜダンナ!そして日本版新仕様に合わせて、ノインさんや、ドロシー、キャスリン、レディ・アン、メタルスレディ・アン(は?)を付けるのです。マグアナックには40人の盗賊をランダムで封入!
 とにかくファンは、永谷園の名画カードのように、フィギュアを欲しているのであります。

2000.8.25  健 竹史 


MG フルアーマーZZガンダム
MG ZZガンダム
MG FAZZ
1/100 ZZガンダム
ガンダムウェポンズ MG ZZガンダム編

1/144 ガルスJ
1/144 ズサ
1/144 ガザD
1/144 バウ
1/144 ディザート・ザク
1/144 ドワッジ
1/144 アイザック
1/144 ガズR/L
1/144 リゲルグ
1/144 ドーベンウルフ
1/144 ドライセン

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