健さんの
プラモコラム

その1 ガンダムver.1.5の巻

(1/100 MG ガンダムver.1.5 / バンダイ)



 RX−78−2、クリアー成形版、G−3と買い続けた
MGガンダム、話題のver.1.5をさっそく手に取ってみました。
3000円ナリ。Zガンダムと並んだ訳ね・・・・。

 箱を開けて、まず手に取るのは、システムインジェクショ
ンによる、組立済みの脚フレーム。HGガンダムの時のMSジョイ
ントに、余り好感を持てなかったボクは、これが気になってたのです。

 、関節がゆるいんじゃねーの?
  (成形時、キツさが調整できない?)
 2、1の逆で、シリンダーはスキが無くて、
   キツいんじゃねーの?


などの心配から、
この技術は、TOYにだけ使えば良いと思ってました。
(HG−LMエヴァの腕をゴムで作った時は良かったね。
さらに昔は、仮面ライダーBLACKのバイクのプラモに付属して
いた可動フィギュアが、この技術で作られていたハズ。マイクロガ
ンダムでは、手作業の組立が減ってコストダウンにつながった事で
しょう。ここらへんがTOYに向いてるってコト)


 しかし実際には、関節部はver.1.0よりキツめで、
保持力はOK。
シリンダーは、「見えない裏側部分を開放する」
事によってキツくないのでした。さすがバンダイ、よく考えてます。
このシリンダー、「異材射出成形ではじめから組まれていた」事を知
らない人が見たら、「このパーツ、どうやってハメたの?」と思うで
しょうね。抜け止めが付いてるのです。これはオーパーツ見れたよう
な、得した気分にはなるものの、色を塗りたい人には困った所。


 シリンダーのロッドはむしろ、ピンを抜き捨てた後で、別の
プラパーツを差し込んだ方が喜ばれた気がします。そもそも、シリン
ダーの筒もロッドも、両方プラの方が塗りやすいし。
 あと、組み立ての手間が本当に減ったのか、疑問ですね。脚フレー
ム1本を切り出すのに48ヶ所(多分)もニッパーで切らにゃならん
とは。それにメカパーツを被せていく訳で、これまでのポリキャップ
をはさむ方式と、あまり変わらない事をやっている。

しかもドライバーが必要。


 今回も「ユーザーの事を考えて」というよりも、
「新技術のPR」という面が強かったのかなー?
などと思ってしまいました。
 (HGガンダムの時も、イロプラ技術を世に示す目的が先にあっ
て、メジャーキャラクターのガンダムで出した、みたいな記事を、
どこかで読んだような・・・・)
 組み立て前に、あらかじめ装甲取付部をフレームから引き出してお
く部分などは、ちょっと言葉で説明が欲しかったですね。最近、説明
書が記号化されて文章が無くなって
から、不便を感じてます。記号は
海外向けにも良いかも知れないけれど、大事な所には注意を促して欲
しいし、どこを作ってるのか分からないのは、不便です。
(これはどっちの足だ?とか迷って前後のページをめくったりして)


 ところで足首のシリンダーって、前と後ろで付き方が違うん
ですね。(調べたら、PGガンダムもそうらしい)
シリンダーは、縮む時より、伸びる時の方が力が強いんで、そこら辺
を意識して変えてあるのかなー?とも一瞬思ったけど、このデサイン
なら、その理由は当てはまらない。(どっちも伸びる時に作用してい
る)他に理由が有るのなら、分かる人は教えて欲しい所ですね。


 下半身を組み終えてver.1.0と並べてみると、
ずいぶん太い。腰の後ろとエンブレム以外、全部変えてある。
強そうでナイス、でも、ますますコアファイターが小さく見える。
(ver.2.0が出るなら、その時はぜひ大きくして下さい)
 正座、立て膝、大開脚時の足裏接地と、可動も文句なしでした。
 上半身は胸のスジボリがPG風にシンプルに、しかも細くなってま
す。ハッチ上のスジボリの太さが目立つのなんの。ダクトのフィンは
可動する上、シャープです。(連動は無し)
 頭は、ヘルメット(クリアー版をはめてレイズナーごっこ・・・・
いやハカイダーか)が開かなくなったおかげで、耳のあたりのカーブ
がよりカッコ良くなってます。ver.1.0は分割ラインそのままの形
状だったので直線的でしたからね。
(PG化の時の変更理由はコレか?)


 額のパーツやチョンマゲも、グッと良くなってます。それか
らアゴの変更で、首の可動がすごく自由になっててナイスです。
 肩は大型化して中が見えやすくなったけど、内部メカ再現してあり
ます。
 腕はver.1.0のままで、ちょっと残念(ま、ここを変えたらver.
2.0になりそうだし)と思っていたら、ヒジ関節がメカっぽく、し
かも強くなってます。(ランドセルのバーニアとかも、ゆるくなくな
ってます) 武器持ち用の手首が左右各1ヶ増えていて、組み立て前
に一瞬、「お!お手付き可能か?」(PGザクの手首の様な)と思っ
たらヌカ喜び。実に残念。
 バズーカを肩に担ぐには、あの可動が一番でしょ?(ヒジを横に張
り出して構える。近ごろのヒジはよく曲がるしあとは手首だけなのに
・・・・)でも指の保持力不足を改善する、メーカーの良心です。


 ビームジャベリンは発光部着脱可。(よく考えたら、一年戦争
時からビーム刃を自由な形状に成形していた訳か?ビーム発生器が4
基あったのか?)
 球状部分の途中からツヤが変えてあるのはミソかも。ツヤあり部分
に色を塗らなければ、ビームが宙に浮いてる様な視覚効果が出るかも
知れません。
 (説明書では全部ピンク色に塗ってしまっていますが、少しでも串
ダンゴみたいな印象をぬぐえたら・・・・)
 

ガンダムハンマーは、突起のゲート処理が大変。小さくて丸
くて、つかみ所が無いのです。しかもエッジが立っている。これを回
らないようにしっかりニギると、指が痛いです。
 ここはHGUC百式やクリアキャノピーでおなじみの、アンダーゲ
ート方式で成形してもらえれば、少しは楽になるかな?ヤスる面も、
曲面ではなくなる訳だし、どうでしょう?(コストUP?)
 ところで、白色パーツのランナーの配置が大幅に変わっていて驚い
たんですが、これはGM発売の時に既に変わっていた様ですね。(G
Mはもう組んでしまっていたので、説明書で比べました。余談です
が、説明書はクリアファイルに保存しておくと楽しいですよ。)配置
変更は、かなりの大工事だったみたいですが、GMとの共用パーツ
と、ガンダムにしか使わないパーツを区分けして、GMの余りパーツ
を減らす目的です。それに今回、ver.1.5用のパーツが追加されて
ます。手持ちのG−3(未組立)のランナーと並べて、比べて楽しむ
のもまた良し、です。


 ざっと感想を述べてきましたが、いかがでしょうか。なかなか
良いキットだと思うので、ぜひ組んでみて下さい。機体解説が充実し
ている旧キットも良いですよ。あのプロポーションには別の持ち味も
有るし、ぜひ並べて、ガンプラの長い歴史自体を楽しんで下さい。



 
 おまけ 


 まだ買ってないけど陸戦ガンダムも良いらしいですね。あのキット
は腕にもフレームが仕込んであるそうで、


「これってフォールディングサポートアームの予行演習?」 


と思うのはボクだけ?SDデンドロビウムや、高額サザビーとかで、
MG(HGUC?)デンドロビウムを出して良いものか、試されてる
気がするなあ。(だから、みんな買いましょう)
 MGステイメン出す時は、背中に謎のポリキャップを仕込んでね。
あと、HGUGサイコガンダムを、7000円くらいで、ど
うですか?
1/60ウイングゼロと、PGガンダムの間くらいの価
格で、出せると思うんですけど。フレーム内蔵しなけりゃ、このくら
いじゃない?
 では今回はこの辺で。素人が的外れな事書いてるかも知れないけれ
ど、大目に見てやってください。
この続きは、次回!
(政宗一成調で。て言うより次回は有るのか?)
 

2000.6.20 健 竹史

  

FG 1/144 ガンダム RX-78-2
FG 1/144 シャア専用ザク MS-06S
FG 1/144 量産型ザク MS-06F


  

1/144 ガンダム
1/144 シャア専用ザク
1/144 量産ザク

  

1/144 ガンキャノン
1/144 ガンタンク
1/144 ジム

  

1/144 ボール
1/144 Gアーマー
1/144 コアブースター

  

1/144 武器セット
1/144 旧型ザク
1/144 グフ

  

1/144 リックドム
1/144 量産型ゲルググ
1/144 シャア専用ゲルググ

  

1/144 ギャン
1/144 ジオング
1/144 マゼラアタック

  

1/144 ゴッグ
1/144 シャア専用ズコック
1/144 量産型ズコック

  

1/144 アッガイ
1/144 ゾック
1/144 アッグ

  

1/144 アッグガイ
1/144 ゾコック
1/144 ジュアッグ

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