健さんの
プラモコラム

その162
 
MG Zガンダム
     Ver2.0
の巻

( MG 1/100 Zガンダム Ver2.0/ バンダイ/
MSZ−006 Zガンダム
「機動戦士Zガンダム」に登場)



 Mk−2に続いてVer2.0の登場です。劇場版第二部「恋人たち」では、そのカッコイイ姿を見せながらも、別人の操縦で初登場、出撃中止、アクシズの介入で敵が退却と、適度におあずけを食らった感じでしたね。(しかも、あんなにテンションの上がった所で「つづく」とは!)机の上に最新バージョンのZを飾って、劇場版完結編での活躍に期待と妄想をふくらませるのが良ろしいかと。では、キットに目を通していきましょう。



 頭部は、カメラ類のクリアーパーツの他にフレームパーツも内蔵。これによって左右のインテイク内部まで再現してあります。バルカンも内部で左右つながった形で別パーツ化。さらにチョンマゲを単独パーツとする事で、パーティングラインが目立たない外観を実現しています。アンテナは軟質素材を使用し、開閉が可能。小さいツノ(カメラカバー)は、Ver1.0に続いて今回も固定式です。(旧1/100キットではここも変形してました。スゴイ・・・)

 ボディです。頭部を収納するスライド機構、ウエストを折り畳む機構はVer1.0と同様ですが、ついに腰の可動を実現!ボールジョイントで良く動きます。MGガンダムMk−2Ver2.0よりも良く動くかな(笑)?の変形は2段階に折れ曲がりますが、これはMG独自のアレンジです。(「その92 HGUC Zガンダムの巻」でも触れています。)



 設定画はキットの様にスリムではないため、ボディサイズを詰める様な変形パターンにしてあるんでしょうね。最近のスリムなプロポーションに合わせると、キットの様な変形パターンにする必要が出てくる訳です。当時の設定を改めて読み返すと、腰が上半身に引き込まれてウェーブライダー時の全長を詰める様な仕組みになっていて驚かされます。

 コクピットは開閉式。胸全体を持ち上げてからハッチを開きます。Ver1.0よりもヒンジの露出が少なく、より設定イメージに近くなっています。内部はとても狭く、まるでATのコクピットの様ですね(笑)。リニアシートは単独パーツで成形、カミーユも座っています。

 です。フロントアーマーは左右独立して可動。変形時にはフンドシに密着する様に折りたたまれます。裏面のモールドはVer1.0の物の補強リブのパターンを受け継いでいます。サイドスカートサーベルラックのフタが開閉。Ver1.0ではかなりの厚みが有りましたが、今回は裏面を空洞にして薄さを強調。取付もモモではなく、股関節軸とアームでつながっているという解釈に変更されました。脚を動かしてもスカートが動かず、より自然なポージングが可能です。



 リアスカートは、Ver1.0では角型のバーニアを内蔵していましたが、今回は設定通りの丸バーニアとなりました。ビームライフル用のマウントラッチはスリット状のモールドに変更され、実際にライフルを取り付ける事は出来ません。機体中央よりも、ここにマウントした姿が好きだったので残念ですね。Ver1.0でマウントギミックを再現してみたものの、目立ち過ぎで他のディテールと吊り合いが取れないと判断されたのかも。

 です。股関節はボールジョイントではなく、Sガンダムを思わせる2軸の可動に変更、モモを上の方で分割してヒネリ可動を加えてあります。これはサイドスカート保持用アームの基部(リング状)を通すため、股関節軸の先にボールを付けたくなかったためと思われます。内部フレームはモモからスネまでギッシリと内蔵。モモの外装は左右と前の3分割で、分割ラインが目立たない様に工夫されています。

 ヒザは二重関節で、曲げに連動して後ろ側の三角部分がスライド可動します。(あの部分は動力パイプのガードでしょうか?Zプラスには付いてませんね。)三角部分をスネに押し込む事で、Ver1.0に比べてモモとスネが密着した形でヒザを曲げる事が出来ます。ただ曲がるだけでなく自然に曲がるという、可動の質の追及なんでしょうね。ヒザアーマーは、ヒザ関節の前面に接続。起こす様に可動させる事も可能です。



 スネは、変形用のフレームを内蔵していて足首関節が引き込めるギミックはVer1.0と共通ですが、スネのデザインが直線的なため、スネ後部のラインに平行に、スライドレールが斜めに配置されています。さらにヒザにも引き出しギミックを追加。変形フレームと外装の間には内部メカニックのパーツも仕込んであります。スラスターの表現が格段にシャープになっているのも嬉しいですね。

 足首は、ツマ先を閉じる変形ギミックが仕込んである他、ツマ先立ち用の関節も別に仕込んであります。Ver1.0では折り畳み可能だったカカトのツメは固定式になりましたが、周囲にスキマが出来ないので精密感は高まって良いかも。完成後は見えなくなりますが、足の甲の中にはシリンダーも仕込んであります。

 足首関節が奥の方に位置しているので、足首全体を持って軸位置を中心に回してやる感じでポーズを付ければ、可動部に負担をかけないと思います。また、接地が上手くいかずにヒザが逆関節っぽく見えてしまう時は、ヒザアーマーを少し浮かせてやれば違和感が解消出来ると思います。(スネが末広がりのデザインなので、まっすぐ立っていても逆関節っぽく見えるんですよね。)

 肩アーマーは、ボリューム感はVer1.0と同じくらいですが、前後のプレートを薄く変更し、サイドスラスターの厚みを増やしています。サイドアーマーが可動し、肩アーマー自体も若干起こす様に振る事が出来るので、腕をほぼ真横まで上げる事が可能。肩関節軸には前にスイングするギミックも仕込まれています。変形の都合でボディ内部にはギミックを仕込めないため、ワキの下のプレート表面だけで可動を解決。このコンパクトな構成は、今後のキットにも活かされていくんじゃないでしょうか。

MG ZガンダムVer1.0(左)との比較。肩の高さの違いに注目です。

 です。上腕は内部フレームに外装を被せる構成。外装は段差の部分で分割してあり、分割ラインが気になりません。ヒジ関節はABSの二重関節。前腕は4面から貼り合わせる様なパーツ構成で、やはり接着ラインを消す必要の無い設計になっています。パテ埋めの手間も不要ですが、平面がしっかり出ているのも嬉しいですね。

 補足:昔ながらの2分割、いわゆるモナカ割りでは、パーツを金型から取り出す都合で、コの字形の垂直面を若干傾けてテーパーを設けてやる必要があります。つまり、少し開いたコの字になってしまうため、接着後の形も四角柱の腕にならず、四角に近い六角柱の腕になってしまいます。

 ヒジ関節は前腕完成後に後ハメ可能です。面白いのは、腕の甲の方向(ヒジ外側)に向かってピンを差し込む構造にしてある事。これによって、ヒジ関節と90度違う方向にスイング可能となっています。片側5度、合計10度程度だとは思いますが、上手く使えばポーズに柔らかさが出るんじゃないでしょうか。グレネードランチャーの発射口は開閉式。内部のグレネード弾も再現してあります。



 手首は、左右とも可動指タイプの物が付属。中指・薬指・小指は、切り離せば独立可動も可能な一体成形方式です。手の平には武器保持用の突起を設置。手首関節はヒンジで上下90度ずつスイング出来ますが、ポーズを付けるには手のサイズが小さめかな?もちろん手首基部はボールジョイントで可動しますし、手首関節カバー自体も若干のスイングが可能です。

 テールスタビライザーは設定通りに可動。Ver1.0に有った編隊灯が発光するギミックは廃止され、スラスター部のディテールが充実しました。パーツ分割は上下に貼り合わせ、やはり接着ラインが気にならない設計になっています。

 フライングアーマーは、引き出しギミックで面積を拡大、同時に空洞を作って腕の収納スペースを確保するという、Ver1.0の秀逸なアイデアを継承。より引き出し部の面積を大きく取る様に進化しています。前回は引き出した部分が目立つシルエットであったのに対して、今回はなだらかなシルエットに変更。設定のイメージに近づける方向でデザインしてあります。引き出し用のスキマから見えていた展開用のアームも、ずいぶん目立たなくなりました。MS時の上部にある白いフィンは可動式。ここはスラスターなんでしょうね。

 フライングアーマーを支えるアームはABSパーツで構成。複雑に折れ曲がり、直線的だったVer1.0から大きく印象が変わりました。アーム自体の保持力もアップした様に思いますが、テールスタビライザーとの間でロックする機構が追加され、ガタつきを確実に防いでいます。配置も背中やテールスタビライザーに近付けてあり、印象が良くなっています。



 武装です。ビームライフルは、センサーにクリアーパーツを使用。ポリキャップを内蔵して銃身の伸縮を再現、マウント用のジョイントやグリップの様な折り畳み部分にはABSを使っています。着脱可能なエネルギーパックは、Ver1.0とほとんど同じサイズですが、混用を避けるためか、ロックの位置を変更してあります。

 ビームライフルサーベルにも転用可能という設定ですが、これを再現したキットは初めてでしょうか?(旧1/60とPGは持っておらず、未確認なんですが。)銃口の穴径をサーベル用ビーム刃のピンに合わせてあるので、これを取り付けて再現します。ライフル後部のジョイントは、腕のマウントラッチにも取付けられますから、この状態でビームを発生させたらビームトンファみたいですね。ジョイント部分は設定では回転可能なので、ホントに振り回せると思いますし(無茶)。残念ながらキットでは回転しませんが。



 シールドは、スライド部分にABSを使用して伸縮を再現。表面のフタパーツを外すとハイパーメガランチャー用の取付穴が現れますが、外したフタパーツは前にズラして再度取付け。実機ではスライド式という解釈なんでしょうね。形状はVer1.0に比べて先端が薄くシャープになり、設定のイメージに近付きました。

 は相変わらず狭いですね。フライングアーマーに腕を収納するため、畳んだ腕位置の間隔より狭いシールドになる訳です。腕の外側半分をフライングアーマーに収納し、内側半分をシールドで隠す様にすれば、もっと幅広のシールドに出来るかも知れませんね。(バンダイさん、Ver2.5の予定は有りませんか?:笑)シールドが細いとフライングアーマーも内寄りになり、機体幅がそれだけ狭くなりますし。弾除けにならないという点については・・・最近では「サーベルを受け止められるだけでも、十分役に立っている」と思う様にしています(泣)。 



 ビームサーベルは、スライド金型を使ってワンパーツ成形。グリップにはミゾが設けてあり、手に持たせる時には手の平の突起にセットします。サイドスカートに収納する時にもミゾと突起を利用するので保持力は十分。サーベルホルダーを開いてビームガンとして使用する場合も、外れにくくなっています。クリアーのビーム刃が2本付属します。

 ハイパーメガランチャーは、Ver1.0ではグレーでしたが、今回は設定通りの青で成形。設定に近い形状ではありますが、左右分割の接着ラインをパネルラインに見せるためのスジ彫りが施されたために、いくつかのディテール「無かった事」になっています。設定では砲口下の三角突起の先端にはナロウレンジセンサーが、中央下面には、側面と同じ2連バーニアが付いているので、こだわる人は再現してやると良いでしょう。(設定が大きく載ってる本が少なくて、ずいぶん探しました。参考になったのはBクラブ2号・・・)



 展開状態への変形は、砲身を伸ばし、メイン・サブグリップカバーを開き、メイン・サブグリップを引き出し、ロングレンジセンサーを引き出して完了。ロングレンジセンサーの可動はVer1.0には無かった物です。グリップにはミゾが設けてあり、手首にしっかり接続可能。ライフル同様ビームサーベルに転用出来るという設定で、1/60サイズのビーム刃(ストライカーウェポンシステム等に付属)を銃口にセットする事が可能です。

ハイパーメガランチャーにストライクガンダム・1/60ストライカーウェポンシステム付属のビーム刃を取り付けた状態。ちなみにVer1.0のハイパーメガランチャーはビーム刃を取り付ける事が出来ない代わりに、砲口内部が再現されていました。

 オプションのグレネードパックは、前腕のマウントラッチに接続可能。セットして前に押し出せば、腕内部のグレネード弾がせり出すギミックを楽しめます。外装がワンパーツ成形されているので接着ラインを消す必要が無く、内部の弾も再現されています。

 飾り台カタパルトデッキを模したもの。ベースは縦長になり、床から支柱を引き出せば宙に浮かせてディスプレイする事も出来ます。支柱は2段階に角度を調整可能。先端でも4段階に角度調節出来ます。先端はフンドシを下からガッチリ掴む様な形状で、メカニカルなデザイン。取り外し可能になっているので、モデルに先端を取り付けてから支柱にセットすれば、扱いやすいと思います。

 ベースのデザインはMGガンダムMk−2Ver2.0の物と統一してあり、連結すればカタパルトデッキの大型ディオラマが完成します。これから発進するZと、発進の順番を待つMk−2といった感じですが、ちょっぴり回転寿司に似てる気もします(笑)。カタパルトの形状も同じなので、MK−2とZの位置を入れ替えてもOKです。



 おまけパーツとして、MK−2Ver2.0用のジョイントパーツも付属。支柱の先端を差し替え、腰後部のバズーカラックに差し込んでディスプレイします。先端の角度が調整出来ないのが残念ですが、やはり宙に浮かせると楽しいですね。使わないジョイントパーツやグレネードパックは、ベースの下に収納出来る様になっています。



 フィギュアはコクピット内のパイロットの他に、立ち姿の女性パイロットと、音撃棒を構えた戦闘要員が・・・じゃなかった、MSを誘導するクルーが付属します。クルーの方は背中まで含めた両腕が別パーツになった2パーツ構成で、とても良く出来ています。MGガンダムMk−2に付属した整備クルーもそうですが、動きのあるフィギュアは良い小道具になりますね。ベース付きで自立可能なので、飾り台の上に置いて発進シーンを再現出来ます。

MGガンダムMk−2Ver2.0用ジョイントの接続部。角度調節が出来ないのは、スーパーガンダム時の安定を考えての事なのかも知れませんね。

 お楽しみの変形です。アンテナを畳んで頭部をエリごとボディ内へ押し下げ、胸板を引き上げます。ウエストをパンタグラフの様に畳んでスリムにし、フンドシと股関節を前後からロックしているセンターアーマとリアスカートを開いて股関節をフリーにします。Ver1.0では軸可動だった股関節の移動は、ユルユルのボールジョイントに変更されました。ヒネって持ち上げ、背中下端のスリットと噛み合わせて、さらにリアスカートのピンでロックします。

 はワキのプレートごと90度内側に倒して、ボディに収納。畳んだフロントスカートとモモの間に前腕が入る様な形になります。フライングアーマーの中身を引き出して面積を拡大、ウイングを展開します。多関節のアームを動かしてフライングアーマーを前へ移動、腕が埋まる様な配置にしてやります。アームを動かす手順に慣れるまでは、説明書を見ながら変形させるのが良いでしょう。フライングアーマーは、変形途中にしか見えない腕収納スペース内部にもモールドが施してあります。シラケさせない心配りが嬉しいですね。



 サイドスカートは、股関節軸から伸びたアームを動かして胸側面に移動。このアームはフライングアーマー移動用のアームとロックされる構造になっていて、ガタつく事がありません。脚は、ヒザ関節を一旦引き出し、曲げた後でスネに押し込んでやります。ヒザの後ろは自動的にスライドし、モモとスネの密着感も良好。ツマ先を閉じて足首をスネに押し込むと、連動してスネ後部カバーが移動、バーニアが露出します。



 テールスタビライザーを後ろに伸ばしたら、コクピット下にシールドを取付けます。今回はVer1.0よりも念入りに、シールドとフライングアーマーも2箇所ずつでロック。変形後のガタつきが全く有りません。エリ下のジョイントでシールド裏ともロックされますが、ここは見えにくく手も届かないので難しいですね。他の接続が十分頑丈なので、ここは無くても良かったかも知れません。上部にビームライフル、下部にハイパーメガランチャーを好みで取り付けて完成です。



 ところで、Ver1.0には付属していたランディングギアが、今回は付属しないのが残念ですね。フライングアーマーにはフタ状のパーツがあり、取り外すと謎のポリキャップが露出しますし、ハイパーメガランチャー用の取付け穴も利用出来たと思うんですが、これはVer2.5までおあずけなんでしょうか?あるいはキャンペーンでランディングギアをプレゼント?飾り台を使えば飛行状態で飾れるので問題はありませんが、ぜひ欲しかったパーツです。後ろ2つのランディングギアは、Ver1.0の物のピンを1本切り落とせば利用出来ます。機首下面の物は、取付部が全くの別物となっています。



 組立時間は4時間30分でした。関節の保持力さえしっかりしてくれればVer1.0のままでも満足・・・と思ってましたが、技術とセンスの進歩に圧倒されますね。予想以上に良いに仕上がってますし、接着ラインの処理がほとんど不要となっています。

 全高はVer1.0より若干高め。さらに小顔になった事もあり、肩の高さがずいぶん高くなっています。これならZプラスと並べても、ちゃんと兄弟機に見えますね。ちょっとスリム過ぎると感じる部分もありますが、Z単体のカッコ良さと、Zプラスと並べた時の統一感を同時に考えたら、このくらいが丁度良いのかも知れませんね。


 おまけ

 MG Zガンダム(Ver1.0)も簡単に紹介しておきましょう。初代ガンダム、ザクに続いて発売された極初期のMGキットで、設定イメージの再現よりも「いかにアレンジするか」という方向でデザインされています。関節や変形位置の保持力は今ほど頑丈ではなく、パーツはモナカ割り。規格こそ古くなってしまいましたが、このキットで確立された変形パターンは今見ても画期的ですね。当時の興奮は、いまでも鮮明に覚えています。



 本来シャープなイメージのZですが、このキットではスネやシールド(機首)を、丸みを帯びた優しいラインで立体化。Zプラスからのフィードバックというか、航空機らしさの表現でしょうか?角ばったパーツも面取りを大きく取ってあり、とがった印象が有りません。



 テールスタビライザーには発光ダイオードを内蔵しており、コイン電池CR1220を入れれば編隊灯を光らせる事が出来ます。3000円という価格設定は大サービスですね。



 このキットの不満点が集中しているのは、の部分だと思います。腕とボディを直接つながず、肩アーマーの下に上腕が接続された構成になっているため、腕を横に上げた時に、なで肩の印象になるんですね。上腕は細くて、やや迫力不足。指は旧1/100に対抗したのか、途中の関節を可動式にして保持力を下げてしまっています。

 ただしヒジ関節はVer2.0に出来ない可動が仕込んであり、ちょっとした見せ場になっていると思います。そのまま曲げれば180度曲がる二重関節ですが、上腕側を曲げた後でヒネリを加えれば、前側(赤いユニット側)に90度曲がった状態にも出来るんですね。(腕時計を見るポーズが得意、という事です)ヒジの途中に継ぎ目があって見栄えは良くありませんが、前腕にグレネードランチャーを持つ機体なので、この可動の意義は大きいと思います。



 ウェーブライダー形態は、ムキ出しのフレーム部に合わせたのか、背中に凸凹のディテールが有って目を引きます。ビームライフル用ハードポイントが腰にも有るので、オフセットして取り付けられるのが良いですね。(キットを3つ買えば、3箇所に装着出来ます。)ランディングギアを取り付けて、着陸状態でのディスプレイも可能ですが、機体各部がロックされていないため自重で反り返った感じになり、スキマが出来てしまいます。



 機体下面にはハイパーメガランチャーを装着可能。ハイパーメガランチャーに取り付けるランディングギアも用意されています。また、この時期のMGシリーズには、接着剤で取り付けるグレードアップパーツが付属しているのが特徴で、このZにはピトー管(?)、整流板、翼端灯等が用意されています。もちろんエフェクトパーツや飾り台も嬉しいですけど、こういった、本当の意味での「おまけパーツ」は、ぜひ復活させて欲しいですね。

 Ver2.0が出たとは言ってもデザインコンセプトが全く違うキットですから、これから組んでみても十分に楽しめると思います。Ver2.0と言うより、Ver.Kaであると考えてもいいですね。イメージの追求をVer2.0に任せれば良くなったこれからは、純粋にアレンジを楽しむ素材として重宝することと思います。

2006.1.22 健 竹史



 Ver1.0に関してもう1点。MS時にフライングアーマーがテールスタビライザーに密着していないのは、ビームライフルを背負う事が出来る様に配慮してあるためではないかと思います。腰後部のマウントラッチにライフルをセットすると、スキマにピッタリ収まるんですね。

 劇中ではライフルを背中にセットしてから変形していた様に思うので、あまりカッコ良くはありませんが、これも考証から導き出した形として尊重したいものです。Ver2.0もウソではなく、ライフルを背負う時点でフライングアーマーが移動を始めているのだと解釈すれば成り立つと思います。

 それからPGゼータガンダムでも、ビームライフルにサーベル用のビーム刃を取付可能との情報を読者の方から頂きました。ボクが自ら確認しないままで恐縮なのですが、参考までに紹介させて頂きます。

 2006.1.27 追記



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