健さんの
プラモコラム

その147
 
MG アッガイの巻

( MG 1/100 アッガイ/ バンダイ/
MSM−04 アッガイ
「機動戦士ガンダム」に登場)



 MG最新作の出来栄え、例のごと〜し。・・・こんな出来のいいキットでレビューもクソもあるかって・・・え?ああどうも失礼しました(笑)。ついにアッガイの発売です。EXモデル以前に「MGアッガイだって、売価が5万円なら可能でしょ?」という提言(モデルグラフィックス1999年1月号、あさの氏)で、マイナーMSの代表格に挙げられちゃった訳ですが、かつてない豪華仕様で税別4000円! 良い時代になりましたね。

シャア専用ズゴックのポーズも決まります!
「間違いない、奴だ!奴が来たんだ!赤い鼻のア(略)」

 実際は人気よりも、ギミック的な課題をクリア出来るか?という点で、機が熟するのを待つ必要があったんだろうと思います。「哀戦士編」のパンフにあった体育座りのイラストを再現出来なければ、(ボクみたいな)ファンも納得しないでしょうから。・・・しかし、「座りポーズが再現出来なきゃヤダ!」なんて、ダグラムのファンでも言わないんじゃないですかね?(あ、欲しくなってきた。)では、キットに目を通していきましょう。

ヨメさん曰く、「タコたぬき」だそうです・・・。

 頭部は、レール(ミゾ)の中を走る形でモノアイの可動を実現。モノアイと裏側の抜け止めパーツで、ミゾの幅や厚み部分をハサんで保持する仕組みです。これまでのMGでは軸可動でしたが、この仕組みならモノアイシールドが球面でなくても自在に動かせるので、ゾックや各種モビルアーマーにも応用出来そうですね。実は旧1/100ゴッグと同じ仕組みなんですが、パーツの厚みとかキツさ、パーツ同士の位置決めの精度が格段に良くなってます。このガタつきの無いスムーズな可動は、今だから実現出来た事だろうと思います。



 モノアイの可動は、頭部を一旦外しておいて、頭蓋の内側から動かしてやります。これまでと違って、内部フレームにはモノアイは付いていない訳ですね。太い首の上にドーム状の内部フレームが乗ってる様は、メカゴジラの電子頭脳みたいですね。このフレームとクチバシのダクトが繋がった表現になっていないのが少々残念かな?首のジャバラはリング状のパーツをを2つ使ってあり、首の可動に合わせて若干角度が動いて伸縮を表現する様になっています。

やーッ!

バルカン砲&モノアイとレドームの2層構造にも見える頭内部。動力パイプも通っています。

 オデコには105mmバルカン砲を4門装備。実は旧ザク用マシンガンと同じ口径らしく、かなりの重武装と言えそうです。「らしく」と言うのは、資料によっては「105mm」とハッキリ書いてあるんですが、MG旧ザクの説明書では明言を避けてるみたいな感じなんですね。「105mm」という資料を否定するのもアレだし、かといって06ザクの120mmマシンガンと口径が異なる物が使われ続けているというのも不自然だし、といった所でしょうか。

 話がそれましたが、キットでは内部の砲身まで再現されています。2門ずつでワンパーツという組みやすい構成ながら、スライド金型を使って砲口の穴もシャープに再現。頭の中身がこれ以上凝った作りになるのは無駄かも知れませんが、いっそザクマシンガン用のマガジンが4つ入っていても良かったかな?なんて思ったりして。(安直?)

 ボディには内部フレームをぎっしりと詰め込んであり、それをトラスフレーム外装で覆うという、MGボールと同じ3重構造です。しかもザクと共用のパーツが多いという設定を活かして、胸のコアとなる部分はザクのフレームに似せてあるという芸コマぶり。鎖骨付近やコクピット内部のモールドはMGザクF2型の物に合わせてあり、ワキには動力パイプも通っています。

旧1/100アッガイ(右)との比較。MGの方が設定に忠実なサイズなのですが、身長設定が混在した時期もあった様に記憶していますから、小さい旧キットも、全くウソとは言えないと思います。
今回「小型機を開発しようとしたが大型化した」という解説が紹介されていますが、これは混在した身長設定を、両方とも肯定した「設定遊び」なのかも知れません。
今後も夫婦アッガイとして、両方作って並べるのが吉でありましょう。

 コクピット内にはシートが2つあり、どちらにもパイロットフィギュア用の取付け穴が開けてあります。操縦は一人で出来ますが、もう一つは破壊工作要員等を乗せる予備のシートですね。今回の説明書では、ザクのシートスライド機構(左胸から乗り込み、右胸に移動する)を廃して増設したと解説されています。F2型にはシートスライド機構が無いため、この辺はJ/F型に近いと言えるかも知れません。今思ったんですが、ザクの場合でも左胸のスペースに仲間を乗せてやる事があったかも知れませんね。ガンダムタイプでも頻繁に行われてますから。

 コクピットハッチは、旧1/100や1/144でも開閉選択式になった部分。昇降シーンが印象的だった証と言えるかも知れません。実はアッガイ自体は工作員の潜入手段に過ぎない(あくまで劇中エピソードでは、ですが)ので、ハッチが開いた「おでかけ中」の状態こそが活躍シーンなのであります!(そうなの?)



 今回はハッチが開閉可能になりましたが、表側から開けるのは難しいので、胸板を開いて裏側から押して開ける様にすると良いでしょう。胸板は全開すると足元まで届き、ラダーとして使えるという解釈の様です。あまりにも無防備ですが、メンテナンス時には重宝するかも。爆弾入りのケースを持った工作員のフィギュアが1体付属するので、ラダーを降りてきた様なシーンも再現出来ます。たくさん集めて1列に並べると、今週のビックリドッキリメカみたいで楽しいかも?一人100個は買うてくださいね(おいおい)。胸板を開く時には、股下の方から開くのがコツです。

 は、デザインの都合でウエストがヒネれるハズも無いのに、一応ウエスト部分で分割されたフレームが仕込んであります。胸と腰のフレームを別々に作って、一体の外装に閉じ込めてある訳ですね。胸ユニットが独立して、よりザクらしさが強調されて良いと思います。腰後部にはスライド式のフタがあり、中に飾り台接続用のジョイントが隠してあります。フタはハッチの様な形にまとめてあって不自然さが無く、外さないので紛失の心配もありません。



 です。スネの後ろはMGズゴックと同様、装甲の一部を関節に貼り付けた構成。二重関節になったヒザの上側の関節も良く曲がり、2箇所合わせてほぼ180度曲がります。モモは股関節カバーの下でヒネる事が可能、球体の股関節は真横まで脚が上がるという、驚くべき体の柔らかさ。たぶんMGシリーズの中でもトップクラスの可動範囲です。

 でも、アッガイファンはこれでも納得しないだろうという事で、モモにスライド伸縮機構を仕込んでスネの長さとのバランスを取り、ボディとの干渉をかわす目的で股関節の引き出し機構を追加。そこまでして体育座りさせなきゃならないのか?!という執念を見た思いです。ほとんど変形の再現と同レベルの情熱で取り組んでますね。降着ポーズだと思えば理解できなくも無い・・・かな?体育座りをさせるとカワイイんですが、ウンコ座りさせると危険な香りも加わって、また違った味わいが楽しめます。

体育座り。映画パンフのイラストに近づけるには、もっと左右の足を密着させた方が良いようです。

 股関節の引き出し機構は、ボディ内部の軸受けユニットがパンタグラフの様な動きで横に広がる感じです。うっかり広がってしまわない様に、普段は胸板パーツでロックされているので、胸板を一旦開いてから股関節を引き出し、再び胸板を閉じてやります。

 ところで、この様な関節のギミックを見ていると、MGガンダムVer1.0の解説文を思い出しますね。一年戦争当時のMSの可動部分が少ない様に見えるのは、露出を避けて保護していたからだという物です。の頃になると装甲を切り欠いて二重関節が丸見えになっていますが、一年戦争当時はMSが未知の兵器だったため、格闘も想定しておく必要が有り、引き込み式にしてでも関節の露出を避け、外観も極力フラットに構成してある・・・と。今回のアッガイにピッタリ当てはまる解説。10年経って実証された感じですね。



 足首は、ボールジョイント&引き出し式の関節パーツで接地性は良好。足裏には回転可能なスクリューが仕込んであり、その奥にあたる内部フレーム底面には、ハイドロジェットエンジンのノズルまで表現されています。クツは上方向からワンパーツ成形されていますが、クルブシの丸いパーツが横からピッタリとフィット。ツマ先の四角いモールドはペイロードスペース(貨物室)です。高い位置のコクピットまで何往復もしなくても、大量の爆弾を足元から取り出せる訳ですね。ここはメンテナンスハッチにもなっている様です。

 足裏には、ジェット水流を表現したエフェクトパーツを取り付ける事が出来ます。MGズゴックMGゴッグと違って、スクリューの中心に穴が開けてあるので、てっきりここがエフェクトパーツ取り付け用の穴かと思ったんですが、実際はスクリューの直径部分を利用します。エフェクトパーツは円錐形をしたクリアパーツで、内側はスライド金型を使って空洞にしてあります。



 ところでこのエフェクトパーツ、仮面ライダー555クリムゾンスマッシュ(ライダーキック)の演出にも似ていますね。飾り台を使って再現された方も多いのでは?(ホビージャパン2005年9月号にもこのポ−ズの写真が・・・)実はアッガイ君、頭のてっぺんがギリシャ文字のΦ(ファイ)の形になってるんですが、本当にスマートブレイン社が開発に関与しているのでは?!ウンコ座りのポーズも、キックを繰り出す構えに似てますし。(笑)

アッガイキック!これに貫かれた者は宙に現れたΦの文字(って言うか、首をかしげたアッガイの顔)の中で砕け散るのです・・・。(このタワゴトはサンライズの公式設定ではありません。)

 バックパックは内部メカを再現。上部のインテーク(?)のスキマから内部がチラリと見えて、メカ好きの心をくすぐります。インテークのフィンは、バックパック上面と一体で成形され、塗装してからバックパックに差し込める分割になっています。フィンだけ違う色で塗りたい場合、簡単に塗り分けが出来る親切な設計ですね。メインスラスターは2基一体で可動。内部では固定されたエンジン部分可動ノズルが被さる様に連続しており、単純にヒンジの先にバーニアパーツを取り付けたガンダムタイプのランドセルよりも、リアルでカッコイイと思いますよ。

 です。ここにも股関節と同じ引き出し機構が仕込まれていて、腕の可動範囲を広げる事が可能です。と同時に、肩関節ユニットをコクピットブロックから独立させた事で、同じフレームを使いながらザクとアッガイの肩幅が異なる点を自然に解決してあり、フレームのデザインに説得力を持たせています。

 肩の関節カバーは、球状の上腕フレームに被せる様にセットしてあります。特に固定されていないため自由に動かせますが、向きに注意してやる必要もあります。肩関節軸が動かせる方向と、肩カバーに切られた可動用もミゾの向きが食い違う事も有るという事です。作った人なら分かるでしょうが、大人に作ってもらった良い子のみんなには、ちょっぴり扱いにくい関節と言えるかも知れません。股関節カバーも同じ仕組みになっています。



 は、ジャバラの伸縮機構を再現してあります。節の数は3つで旧1/100キットと同等ですが、全ての関節が可動するスグレモノ。どの様に再現したのか、今回一番興味のあった部分です。中央の節は良くある二重関節として処理、あとは上腕と前腕に1節ずつ引き込む仕組みになっています。そのため中央の節(ヒジ)が一番細くなっていて、先に行くほど細いという設定画とは食い違っていますが、前腕の所で急に太さが変化する違和感が解消されており、デザイン的にも上手いアレンジだと思います。

 上腕は短くて、従来の関節ギミックでは節を引き込むスペースは確保出来なかったと思いますが、今回は上腕の内部に肩関節を仕込まず、完全な空洞にしてあります。腕の付け根が丸い事を利用して、上腕フレームの外側をC形のパーツでつかむ様に保持。地球儀の構造に似ていますね。この機構は股関節にも使われていて、モモのヒネリ機構をモモ側ではなく球体関節内部に仕込み、モモ内部の伸縮可動のスペース確保に一役買っています。

 前腕は、右腕にクロー&機関砲、左腕に6連ミサイルランチャーを装備。旧1/100では両腕にクローを装備(右腕のみバルカン砲付き)していたので、当時は右腕にしかクローが付いていない1/144アッガイは、価格の都合で左腕のクローを省略してあるのだと思い込んでいました。2体買って両腕にクローを装備させたのが懐かしいですね。ミサイルについても、ツメとツメの間に仕込んであって、回転して切り替わるのだろうから、なんとか改造して再現出来ないものかと考えたり。こちらは実行しませんでしたが、当時からアッガイはシステマチックな魅力で模型少年のハートを掴んでいたのです。



 今回の説明書では、前腕部が交換式の武装ユニットだったと解説されています。機関砲のハズがビームっぽく描写されていたり、左右どちらの手にツメが内蔵されているかがハッキリしないといった作画ミス(?)を、交換出来たという解釈で解決する物です。この解釈はホビージャパン1999年7月号「究極のアッガイを作る」の中で発表された編集部のアイデアを採り入れてあるのだと思います。

 話が脱線しますが、この「究極のアッガイを作る」はとても楽しい企画で、何度か投稿させて頂きました。連載の中では「なぜ頭が大きいのか」についても考察が行われ、「大きい事自体に、良好な視界を得られるメリットが有る(偵察目的に有利)」「首を動かさずに全周囲が見れて静粛性に優れる」「この結果が良好だった事が、首を廃止した水中MSの開発につながったのでは?」という意見を載せて頂きました(2000年2月号)。


アッガイ・ラストシューティング!片足だけ伸ばしてやると、ポーズに緊張感が加わります。つまりガンダムよりもこのポーズが得意と言えるかも?!

 編集部からは解釈の一つとして偵察機器が充実していた可能性が挙げられていたんですが、今回の解説ではその説をさらに発展させて、「標準的な(高価でない)精度のセンサーを円冠状に複数配置して精度を向上させた」という低コストMSにふさわしい解釈がされています。大きなクチバシが有る事から「ラジエーターシステムを持つ」事にも触れ、アッグガイ等との関連については「頭部ユニットごと換装」して別機体に出来たという、前腕の仕組みからヒントを得た様な解釈で説得力を高めています。

 の話に戻りましょう。右腕のクローユニットは、内蔵スプリングを使って、ワンタッチでツメを出させる事が可能。中央の機関砲がスイッチになっています。スプリングの力に負けない様、組立にはビス止めを採用。安全上の観点からか、通常はツメを出した状態で飾る様にと指示があります。ツメはスライド金型を使ってワンパーツ成形。シャープな方が好みという人も、スプリングギミックがある今回だけは、あまり尖らせない方が良いでしょう。



 左腕の6連ミサイルランチャーは、ミサイルが1本ずつ着脱可能。取り出す時は前腕カバーを一旦後ろにスライドさせて、中から押し出す様にしてやります。発射可能状態の6本のミサイルの内側には、ワンパーツ成形した予備のミサイル6本を配置。無可動ながら、再装填される様子をイメージさせる見せ場となっています。

 ミサイル発射の瞬間を表現できるエフェクトパーツも付属。これは煙を再現したクリアーパーツで、一旦取り外したミサイルの後部に取り付け、発射管に差し込んで使います。長短2種が2本ずつ付属するので、上手く組み合わせれば連続発射の様子も表現可能。水中と地上での発射シーンで、煙(航跡)の色を塗り分けて楽しんでも良いと思います。ついでだから機関砲の発射やバックパックの噴射を再現するパーツも有れば良かったかな?

飼い主募集中。「わんわん!」

アッガイ砂漠戦モード(笑)。首を背中側に回して、胸板を尻尾に見立ててみました。電動で尻尾ふって鳴いてくれないかなぁ・・・。

 この様ににはギミックや見せ場がギッシリ詰まっているんですが、それでも関節が曲がり、ジャバラを1節引き込むスペースを確保してあるのがスゴイですね。ここも肩等と同じ発想で、前腕フレームの外側に関節を設けて内部スペースをフルに使える構成にしてあります。関節は前腕フレーム側面のレール上を移動し、これによって関節の引き込みを実現。あまり手軽ではありませんが、レールから関節を引き抜けば左右の前腕を交換する事も可能です。(肩からまるごと交換する方が楽ですけど。)2体買った人は、両手ツメ両手ミサイルといった装備バリエーションを楽しんでも良いでしょうね。

 ところでアッガイの腕は、くねらせて推力を得られたという説もあったと解説されています。まさかこのミサイルも水中では、くねって進んだのかも・・・こわい考えになってしまった。(泣)

 最近すっかり定着してきた感のある飾り台ですが、今回は潜水艦の甲板をイメージした物が付属します。飛んでるのだとカン違いされないためか、同スケールのダイバーも付属する豪華な仕様。ドラマ「海猿」を見てるとパートナー(バディ)と二人1組で潜ってるので、フィギュアがもう1体欲しいなぁ、なんて思ってしまいます。(え?アッガイがバディですか?)支柱は、収納状態を含めて角度が7段階に調節可能。モデルの重さに比べて少々貧弱な気がしますが、ひょっとして浮力のある水中に飾るのが正しい楽しみ方だったかな?(笑)



 さらにオマケとして、同スケールのカツ・レツ・キッカのフィギュアが付属。アッガイの丸っこい頭頂部に乗せられる様、底面がカーブしたクリアー成形のベースにセットして立たせます。フィギュアの足裏にはピンが付いていて、ベースのミゾに差し込む仕組みです。穴と違って取付位置の調整が出来ますから、3人の位置関係をいろいろ動かして遊べます。レツとキッカを組み合わせると、劇中同様手をつないだポーズになりますよ。



 組立時間は2時間15分でした。アッガイファンはもちろんの事、ギミックに興味のある人にはぜひ組んで頂きたい優れたキットです。手足のパーツは筒状の形を活かして成形され、接着ラインを消してやる必要がほとんど有りませんし、内部フレームも、説明書にカットモデルの参考例を紹介してあるほどの充実ぶり。気軽に組んでも、好みで手を加えても楽しめますし、付属品のセンスはディオラマセットの一歩手前といった豪華さです。単品志向から脱した、いろんな楽しみ方を教えてくれるキットですね。

 最後にアッガイびいきの一ファンとして一言。まれに「アッガイは弱い」といったコメントを耳にするのですが・・・アッガイは気付かれずに潜入し、気付かれずに帰還出来れば十分なのです。運動性よりもステルス特性の方が重要な訳です。F−117ナイトホーク(有名なステルス機)は搭載武器も少なくドッグファイトも出来ない運動性能ですが、一方的に攻撃できる恐ろしい戦力です。あれを誰も弱いとは言いませんよね?

MGガンダムVer.OYW0079(右)との比較。アッガイって、実はかなり大型の機体なのです。

 どうやらシャアの「アッガイと言えども一瞬のうちに4機も仕留めたのか」というセリフが「アッガイは弱い」という認識につながった様なのですが、より新型で、ステルス性より運動能力・戦闘力を重視したズゴックと比べての言葉だと思いますし、反撃せずに逃げる最中に背後から攻撃された物です。

 待機していたアッガイが暴れたのは、作戦に失敗した「木馬襲撃班」が逃げやすくするためで、その「木馬襲撃班」が失敗したのは・・・たぶん、真っ赤な目立つ服の人が混ざっていたから発見されたんですよ。まぁ、ばったり妹に出くわす可能性もある作戦で、モジモジ君の衣装を着ろというのも酷かも知れませんが・・・。


 おまけ

 HGUCハイザック(連邦軍カラー)を組んでみました。キットはティターンズカラー(緑)の色替えですが、この青いカラーリングもなかなか新鮮で良いですね。HGUCシリーズ初期の設計という事で、久々に組んでみると最近のキットと違う部分が色々発見出来て面白いですね。例えばウエストを胸でハサミ込む部分。もちろん完成後にガタつく事は無い訳ですが、胸前後パーツを完全に密着させるまではウエストパーツにガタつきが有ったりします。今なら、組立途中でもパーツ同士の位置がカッチリ決まる様になってたんだろうなぁ、なんて思ったり。ヒザアーマーもスネにハサミ込むのではなく、MGの様にヒザ表面に貼り付ける様になっていたでしょうね。(HGUCの様な装甲が重なった表現の方が好みではありますけど。)少しでも組みやすい様にと、ガンプラは日々進化してるのであります。



 ところで、「連邦軍カラーを発売する時には、ベースジャバーとセットでもいいなぁ」なんて思ってたんですが、先日発売されたフライングアーマーのボリュームを見て「簡単には出せないかな?!」なんて思う様になりました。うーん・・・、でもやっぱり欲しいですね。ガンペリーも出せたんだから、なんとかなりませんかね?ハイザック1体付きで3000円くらいで。劇場版2・3作目でサポートメカ類のカッコイイ新作カットが出てくれば期待できるかも。Z以降の作品では、可変MAが登場した代償としてか、MS以外のメカ(戦闘機や戦車など)の魅力が軽視されている気がします。MS以外の商品がチラホラ出てくれば、もっと活気が出てくるんじゃないでしょうか。



 もし単独商品・高額商品になりがちでツライ所があるなら、とりあえずアッガイ付属のダイバーみたいな感覚で、MGアッシマーに同スケールのホモアビスを付けてみるとか。(ん?これもカツのフィギュアって事になるのかな。)どうでしょう?

2005.8.11 健 竹史

MG アッガイ
HCM-Pro アッガイ
HCM-Pro シャア専用ズゴック
HCM-Pro G-Box ジャブロー潜入セット

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