健さんの
プラモコラム

その125
1/200 ヘイズル2号機&
1/400 キハール
の巻

( 1/200 ヘイズル2号機 /
電撃ホビーマガジン6周年記念特別号Vol.3付録
/RX−121−2 ガンダムTR−1[ヘイズル2号機]
「ティターンズの旗のもとに」に登場)

( 1/400 キハール /
電撃ホビーマガジン6周年記念特別号Vol.4付録
/NRX−044(R) 試作アッシマーTR−3[キハール]
「ティターンズの旗のもとに」に登場)



 「週刊わたしのティターンズ」も、ついに完結!第3弾「ヘイズル2号機」と「キハール」を併せて紹介します。購入を検討されている方は参考になさって下さい。



 まずはヘイズル2号機から。「GMクウェルにガンダムヘッドとトライブースターユニットを装備した機体」だそうです。キットは、さらに増加装甲を着込んだ状態を再現。

 頭部は、後部にアンテナが付いている点が、Vol.1付録のヘイズル改と異なります。短いアンテナに、普通に安全突起が追加されているので、ホントにフラッグ(旗)みたいなアンテナになっています。(笑)



 武装は、ジムライフルとシールドが付属します。ジムクウェルと同等の装備ですね。シールド裏面は、腕への接続部分こそ簡易的な作り(と言うより四角いスペーサー?)ですが、それらしいディテールが入っています。



 シュツルムブースターは上下に可動。問題なく自立しますが、ポージングを楽しみたいなら足に重りを入れておくと良いでしょう。

 手首は、Vol.1付録のヘイズル改では軸回転でしたが、今回はボールジョイントになりました。ジムライフルの後部が腕に干渉するのを避けるためですね。可動面では優れていますが、この様な精密感を前面に出したモデルの場合、手首にスキマの無い(手首カバーの表現もある)ヘイズル改の物の方が、見栄えを損ねず適している様にも感じます。ヘイズル改の手首をあえてボール可動にしなかった事は、プラスに評価したいですね。



 左右のユニバーサルブースターは可動式。後ろには最大で90度動きます。割と単調な箱型ユニットと思っていましたが、動かすと意外に印象が変わって面白いですね。



 足裏やフンドシ下面のディテールも再現。シュツルムブースターに隠れて見えにくいバックパック中央など、下方向にも見どころが多いのです。1/144ヘイズル改と同様の、フンドシ後部の楕円にツブれたスラスターが残念!



 ヘイズル改(左)、ハイコンプロのザク(右)との比較。ハイコンプロとはスケールが同じなので、並べて楽しむ事が出来ます。ハイコンプロ風のアレンジを加えて塗ってみるのも面白いかも。



 続いてキハールです。首はボールジョイントで可動。肩関節・3本のプロペラント一体型の推進ユニット、テールスタビライザーは軸可動します。

 アポジモーターユニット(肩や腕の、6枚のプレート状のパーツ)も、可動式と呼んでいいかも。アポジモーターユニットの裏側には精密なモールドが施され、見せ場の一つになっています。



 飾り台は、腰後部から押し込む様にセット。モデル本体とはレール状のハメ合わせで、しっかり固定されます。取り外す時には、勢い余ってプロペラントタンクにぶつけてしまいそう。塗装した後も飾り台を着脱したいという人は、接続方法を変更する等、工夫してみると良いでしょう。

 頭部は、モノアイが丸モールドで表現されていて塗装しやすいと思います。(それでもフラットな方が嬉しかったなぁ・・・)ほとんど見えない首も、ちゃんと作ってあります。頭頂部の小さなアンテナは、そのまま再現するとあまりにも細かいので、安全突起どころか余肉で太くしてあります。



 テールスタビライザーは、折りたたむ事は出来ませんが、折りたたみを意識したクボミを再現してあります。ビームライフルは、やや薄めの印象。指を半開きにした右手にハメ込む様に持たせます。指がコの字形になったワンパーツの右手ですが、トリガーに指をかけてあるのが芸コマ。

 首や肩の可動を妨げない様、パイプ類が省略されている箇所が有りますが、固定ポーズにしてパイプを再現してみるのも良いかも。あと、腰アーマー裏には隠し腕が有るみたいですよ。この辺を自作してやると、ますます精密感が増してくると思います。



 Vol.2付録のビグウィグとの比較。詳しい設定は知らないんですが、Zに登場したアッシマーよりも、大きめなのかな?なかなかの巨人機です。写真の様にライフルを正面に向けるのも良いですが、腕を下げ気味にすると、静かな威圧感が醸し出されて良い感じですよ。ボディやワキの細かなディテールも、良く見えますし。

 さて、4体どれも良く出来たキットでしたが、やはり一連のシリーズになっていたのが良かったですね。「良いキットだったなぁ」というより「良いシリーズだったなぁ」。さらに言えば、ボクの中では1/200とか1/400というカテゴリーとして、すっかり定着してしまいました。ヘイズルがHGUCで発売されるそうですが、このシリーズはHGUCの前座で終わらせて欲しくない気がしますね。

 来年、7周年の時には何を見せてもらえるのやら・・・。やっぱりまたAOZ関連なら、敵メカの充実をお願いしたいです。あと、デカール類のフォローをぜひ!AOZ以外なら・・・そうですね、「40週連続!マグアナック隊フルコレクション」なんてのが、金型も使い回せて良いのではないかと。(サ、サイフが・・・)

2004.12.11  健 竹史

電撃ホビーマガジン6周年記念特別号Vol.3
電撃ホビーマガジン6周年記念特別号Vol.4

電撃ムック アドバンス・オブ・Z ティターンズの旗のもとに
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