健さんの その416 HG 1/144 AGEにもやっぱり、仮面で赤くて3倍の人が出て来ましたね。スタート当初から、UE(ヴェイガン)の機体はみんな角が付いてるけど、偉い人はどんなのに乗るんだろう?・・・と思ってたんですが、2本角で来ましたか。同系のクロノスも2本角で、こっちも偉い人が乗るのかどうか分かりませんが。 てな感じで、ゼイドラです。早速目を通していきましょう。 頭部は、目のラインで上下貼り合わせた顔を、アゴと頭蓋でハサミ込み。チンガードの辺りが筒抜けになっていますが、顔パーツは縦方向に何本も配置されたミゾを使って、後頭部だけで十分頑丈に保持されています。2本ツノと耳を取り付ければ完成ですが、ツノはハメ込みが浅いので、軽く接着しておくと脱落の心配が無く安心でしょう。 首は、ポリパーツを上下逆に使用した二重関節。太くなったポリパーツの根元を丸首の中に埋もれさせない方が、可動範囲が広がるという判断なんでしょうね。おがげで良く動きます。 ボディは、黒い本体に朱色の外装を被せる構成。どちらも前後貼り合わせで、エリや胸の色違い部分、フィンは別パーツ化されています。胸のビームバスターはクリアーパーツを使用。奥に貼り込む反射シールが付属します。 肩関節は前後スイング式。恒例の前スイングに特化したポリキャップではなく、よりコンパクトで前後均等のポリキャップを使っています。脇はポリキャップ隠しでカバー。胸が前にすぼまった形をしているので、結果として前方向により大きく引き出し可能となっています。 ウエストは左右2パーツを貼り合わせ、前面にV字のラインを取り付けます。上下ともボール可動の二重関節。前面に突起があり胸と噛み合っているので、上体を反らさなければ胸とウエストは一緒に左右回転します。ボディにポーズを付ける際にはまず左右の角度を決め、その後で前後に動かすと良いでしょう。 腰は、股関節軸と中央の黄色いラインをハサミ込んでの左右貼り合わせ。黄色いラインは、腰のハメ込みピンの内側に引っかかる形にしてあり、ハメ込み突起が確保出来ない狭い中でもしっかり安定しています。ラインの下端はフタパーツになっていて、アクションベースに飾る時は取り外し。紛失しない様にしましょう。場合によっては支柱を尻尾の取り付け穴に接続するのも良いでしょうね。脚のポーズも自由になりますし。 フロントスカートは、色違いの2枚を重ねてあり、ボールジョイントで一緒に可動。フンドシの横から差し込んであります。 リアスカートも2枚重ねで、内側の小さいスカートの方にボール軸受けが設けてあります。多分ですけど、軸受けの底を半円形に切り欠く事で弾力を持たせ、保持力を高めてあるんじゃないですかね。使われている球体ポリキャップは、キットによっては手足の接続に利用されてる物ですし、外せば丸ピンが出てきますし、尻尾穴も含めて、追加装備好きの人にはたまらないハードポイントになってくれるかも。 脚です。モモは内股を色分けするために、ほぼ全体に芯パーツが入っています。股関節用のポリキャップを仕込んで、前後から外装でハサミ込み。前側の外装はヒザアーマーの所まで覆ってあるため、ヒザを曲げて組み立てます。関節の露出が最小限だと、より強固な印象になってカッコイイですね。なんだか鎧の様です。 ヒザは、上下の可動パーツをハサミ込んでの貼り合わせ。モモより先に組んでハサミ込みます。スネへは後ハメ式になっていますが、可動は上下ともヒザブロック内で行っています。ヒザアーマーはヒザ正面に固定。関節と一体で裏面も成形してあるので、スキが有りません。 スネは2パーツ貼り合わせ。ほぼ単色の脚ですが、ヒザアーマーとの間にスキを作ってあり、まっすぐ伸ばした時でも別ブロックに見えてくれます。フクラハギのスラスターは、内側のフィンも含めてワンパーツ成形です。 足首アーマーは前後2パーツの様に見えるデザインですが、筒状につなげて成形し、アキレス腱側にボール接続。ツマ先を伸ばした時などに、上下に動かしてやると良いでしょう。 足首関節は、上が前後スイング、下がボール接続のピンタイプのジョイントを使用。上側の可動が1方向でヒネリが入っていないのは、長方形のポリキャップを使っているため。足首側でヒネれば問題ないですからね。スネ幅を抑える効果を狙ってのコンパクト設計なのでしょう。 足首は、クツと足裏でポリキャップをハサミ込み、甲とカカトを取り付けます。ポリキャップは、普段は肩関節の引き出しに使われている物を使用。前後非対称な形を利用して前側だけで保持し、カカトをスリムに造形する事を狙った様です。いつもと違う用途に使われてるのを見るのは面白いですね。 足裏はスラスターかダクトになってるんでしょうか?初登場回でキックを繰り出す時、何か出てる様なエフェクト表現が有りましたね。余談ですが、ヴェイガンのMSはスラスター類にフィン状ディテールを採用する事で、面倒な塗装やパーツ分割による色分けを免れている様に思います。フチと底で色が違うとか、奥まってて筆が届かないとか、さらには分割ラインが真ん中を通ると不評を買うとか、特有の悩みが激減してますよね。しかも生物的に見えて物語的にも都合が良いと。上手いコンセプトだと思います。
肩アーマーは、腕のポリキャップをハサミ込んでの前後貼り合わせ。厚みを斜めカットして薄く仕上げられたフチが良い感じです。前後のオレンジ部分は別パーツ化して色分けしてあります。 腕です。肩の球体は、ポリキャップに下から被せるカバー式。上腕は、ヒジから肩球体に連結する芯を左右からハサミ込んであります。球体と噛み合ってる事もあって、ヒネリ可動には少し力が必要かも。ポーズが余計な部分まで動かず、芯に負担をかけない様、肩と上腕をちゃんと持ってヒネると良いでしょう。 ヒジは、上腕の芯パーツに薄型ポリキャップを仕込んで、左右からハサミ込み。後ハメする前腕側でも可動する二重関節となっています。前腕は左右貼り合わせ。手首カバーまで一体で成形されています。 手首です。おなじみのヴェイガン平手とヴェイガンゲンコツは左右とも付属します。パーツが持ちにくくて毎回苦戦していた平手のビームバルカンは、他キットのビーム刃に浅く差し込んで持つと組立て易かったです。指が邪魔なため、深く差し込むとピンが折れ曲がってしまうので注意が必要ですが。 また、今回はグリップの付いたゼイドラガンに対応した銃持ち手が1個付属します。両側が親指になっている左右共通の手首なので、「左の武器持ち手も欲しいのに」といった不満も出てきません。そのまま左腕に付け替えるだけで、ほらこの通り!・・・と思ったら、銃が上下逆になるんですよね。手の甲を一度外して、持ち直させてやりましょう。
バックパックは、下側のカバー、積層フィン、外装の3パーツ構成。左右のウイングは赤い本体の両面に表面パーツを貼り付けて色分け。この時にハサミ込んだポリキャップで2軸可動します。軸が斜めに配置してあって、定位置が分かりやすいのが良いですね。先端にはクリアパーツが使ってあり、底面に貼り込む反射シールも用意してあります。 武装です。ゼイドラガンは、左右貼り合わせて銃口を取り付ける組み立て。劇中ではビーム刃を形成してソードとしても使っていましたが、ビームパーツは付属せず、流用出来る様にもなっていません。上下対象の手首で構えるため、グリップも上下対象のデザイン。中央に円錐状のモールドが有りますが、手の平のビームバルカンに接続して使っているのかも知れませんね。 ゼイドラソードは、2パーツ貼り合わせの本体でポリキャップをハサミ込み、コネクターを差し込みます。コネクターは、本体に埋没する様に上下可動、あるいは横に回転が可能です。普段は補助スタン・・・いや、尻尾として腰に接続。この時は付属のジョイントパーツを利用します。
組立時間は1時間5分でした。ヴェイガンにも手持ちの銃を装備したMSが登場し、より連邦MSのプラモと絡ませやすくなってきた様な?ストーリー的にも、ゼハートが仮面を被る理由付けになっていたり、機体の反応速度が問題になるファーストガンダムっぽいエピソードに絡んでたりして、なかなか面白いMSですよね。劇中での活躍も期待しています。 おまけ 先に発売されたAGゼイドラも、あわせて紹介しておきましょう。頭部は、顔パーツをハサミ込んでの左右貼り合わせ。耳はヘルメットと一体のため余肉が付き、貼り合せる都合でアゴが大きいのが特徴です。バイザー先端を別パーツ化する事でアンテナを一体化してあるんですが、これ、低年齢層への配慮だけじゃなく、サザビーのハッチを真似た遊び心じゃないですか?コクピット位置も同じですし、色もポジションもソックリですよね。ボディは、首からモモまで一体のフレームに、胸と腰の外装を前後から着せてあります。このシリーズではクリアーパーツをHGと共用した物が多いですが、今回はウイング先端にクリアーパーツが無いため、AG専用の金型を使ってあります。いっそウイング先端まで色分けしてしまっても良かった気がしますが、パーツ点数を最小限にするというコンセプトを貫いているのでしょう。 スカートは2枚重ねの物をワンパーツで処理してある様子が面白く、詰まった感じの造形がHGには無い魅力を放っています。可動のためのスキマも軸も設けなくていいと言うのも非常に有利な条件ですよね。省略せずに再現された腹部左右の小片とか、分割してないからシャープに成形出来たダクト下の尖った装甲とか、ウエスト周辺はAGのデメリットよりメリットが勝った箇所だと思います。HGとは別解釈のフンドシもシャープでカッココイイですよ。 脚は、左右貼り合わせてモモフレームに差し込み、ワンパーツ成形の足首を取り付けます。足裏は空洞。スネ後部の内側フィンは流石に段差表現するしか無かった様ですが、幅を詰めた足首アーマーや、その前部のシャープさ、ツマ先の尖り具合等、正面の印象はなかなかの物ですよ。 肩アーマーはワンパーツ成形で、腕の外から被せる取り付け。ボディ側に縦壁が無いのが好印象。チラリと見える内側の補強も、なんだかフィンみたいですね。 腕は、肩から手首まで一体の芯パーツを、左右から外装でハサミ込み。ヒジ前部は芯を露出させて関節を色分けしてあります。付け根で前後スイングするだけの可動ですが、肩の球体下に穴が有り、カットしやすく出来ています。ここで芯パーツを分断すれば、ヒネリ可動が出来る様になりますよ。また、上腕と前腕が密着していて動きそうに見えませんが、固定ピンが上腕・前腕にそれぞれ通っているので、外装を切り分けてスキマを作っても、位置がズレる心配は無さそうです。こちらは試していないので、各自の判断で自己責任で試してみて下さい。
手首は左右とも握った状態で造形。特大ビームバルカン(笑)には銃や剣を持たせる事が出来ます。 バックパックは背中と一体。フィンの奥が詰まっているのは、中にゲイジングチップを収納するため。ナンバーは012となっています。ウイングは根元がコブ状になっていてイマイチの外観ですが、ゲイジングでブツける可能性が高い箇所だけに、強度対策は欠かせなかったのでしょうね。板状突起でハメ込んであるので、後ろに反らして変化を付ける事も出来ますよ。
ゼイドラガンはワンパーツ成形。毎度の薄々造形ですが、肉抜きを一切付けずに両面のモールドを再現するための方針なのでしょう。ゼイドラソードは手に持つ他、尻尾として腰に取り付ける事が可能。ピンの他に回り止めの突起が噛み合う仕組みで、位置がピッタリ決まります。組立時間は10分でした。 2012年2月発売 税別初出価格600円 関連記事 その398 HGガフランの巻 その411 HGドラドの巻 その408 HGガンダムAGE−2ノーマルの巻 その409 AGガンダムAGE−2ノーマルの巻 その397 AGガンダムAGE−1ノーマルの巻 その402 AGガンダムAGE−1タイタス&スパローの巻 その401 HGガンダムAGE−1タイタスの巻 その412 HGアデルの巻 その413 HGGバウンサーの巻 その21 HGABライネックの巻 2012.3.5 健 竹史 HG ゼイドラ AG ゼイドラ ゲイジングビルダー ゼイドラ RG ガンダムMk-II (エゥーゴ) HGUC アンクシャ 機動戦士ガンダムAGE JOINT-ACTION2 1BOX ガンダムパーフェクトファイル 2012年 3/6号 ガンダム・パーフェクトファイル 2012年 3/13号 特撮リボルテック 037 機動歩兵 鋼の錬金術師 THE BEST J-アニソン神曲祭り[DJ和 in No.1 胸熱 MIX] 化物語音楽全集 ランゴ [DVD] ももへの手紙 [単行本] 看護助手のナナちゃん 魔法少女まどか☆マギカ KEY ANIMATION NOTE vol.2 Mr.リニアコンプレッサーL7/圧力計付レギュレーター・エアブラシプラチナセット けいおん!! 108マイクロピース 澪のレアショット 特命戦隊ゴーバスターズ MBAF レッドバスター&チダ・ニックセット LEGO レゴ ペットショップ LBXカスタムエフェクト 2 1/72 スター・ウォーズ ナブー・スターファイター モリナガ・ヨウのプラモ迷宮日記 第2集 ガンメタルの巻 1/48 EA-18G グラウラー ジョーズ(サメ)等身大フィギュア カバ(等身大フィギュア) 悠然たるゴリラ(等身大フィギュア) TVアニメ20周年記念 クレヨンしんちゃん みんなで選ぶ名作エピソードBOX FINAL FANTASY 25周年記念トランプ ドラえもん どこでもドアiPhone4,iPhone4S 共用カバー [HOME] |