健さんの その413 HG 1/144 連邦の白い奴と言えばガンダムですが、戦争が長引くと馬小屋に引っ込んだりもします。そんな時に隙を突いて(?)、もっと白いMSに乗り続けていれば、その二つ名を奪う事も・・・と思ったら、今度の愛機は何か背負ってトールギスみたいになっちゃいましたが、それを狙ったデザインなのかな?まあいいや。愛機の名前には今でも「G」を使い続けている彼、「せいぜいガンダムを取られない様に頑張るんだな」って、今でもガンダムを狙ってます?それからアセム君、小さい頃に遊んでたGエグゼスの説明書に隊長が載ってた事、思い出してあげて下さい。ではぼちぼち本題に参りましょう。 頭部は、前後貼り合わせのヘルメットに、頭頂部カメラと一体の目と、マスクを前から取り付け。マスクはチンガードに囲まれていて、かなり小さいパーツとなっているので紛失に注意しましょう。オデコと耳を取り付ければ完成。首はポリパーツをそのまま使った二重関節です。 ボディです。胸は前後貼り合わせ。エリもその内側も別パーツ化されておらず、一体です。肩関節はAGE−1と同様の仕組みで、前後上下に可動。ただし関節パーツがエリの下まで入り込んでいて、上に引き抜く事が出来なくなっています。ウェア換装に対応していない、という設定の反映なのでしょう。 背中のスラスターユニットは別パーツ化してあり、ハードポイントにはポリキャップを内蔵。丸バーニアは極小ボールジョイントで接続してあり、可動します。 胸板内側の横長部分は別パーツ化してあり、正面から貼り付け。ウエスト上部は縦に成形してあり、胸の下からセットしてコクピットハッチを貼り付けます。 ウエスト下部はワンパーツ成形してあり、胸と腰に球体ポリキャップで接続。ひょっとしてこのパーツ、無限に連結出来る形してます?エース機好きな人は300個くらい(略) 腰です。フレームは、股関節スイング用のポリキャップを閉じ込めて上下貼り合わせ。フロントスカートは左右一体可動で、切り離して独立ボール可動にも出来ます。スカートを上下に区切っているラインは、キットではスジ彫りではなく段差による表現となっています、上側は、ガンダムの黄色いブロックに相当するという解釈なのかも知れませんね。 サイドスカートは、極小ボールジョイントで腰骨に接続。AGE−1やアデルと形状は違いますが、同じ仕組みのサーベルホルダーになっています。デザインの変更は、スパロータイプのモモの形に沿った物ですね。 リアスカートは左右一体で可動。フンドシ後部にはアデルと同じ引き出し式のラックが有ります。ラック下のスキマをライフルのマウントに利用する点も同じ。やはり今回は出番が無く、今後何かの追加装備が登場するのではないかと思います。股関節は前後左右にスイングし、フンドシ下面には飾り台取付穴が設けてあります。フタパーツは有りません。 脚は細部が若干異なるものの、スパローのデザインに準じています。ウルフの戦闘スタイルにスパローが適していたという事なんでしょうけど、年長のベテランが乗る機体として、AGE−2に見劣りしない全高が欲しかったとか、そんな番組的な判断も有ったのかも。何にせよ、AGEシステム発の装備が後の機体に反映された例として、存在自体が楽しい機体ですね。 キットのパーツ構成も、HGスパローに準じています。股関節の球体は、前後からハサミ込んだポリキャップで軸可動。外側をモモ外装に覆われた様な配置になります。モモは左右貼り合わせ。ユニットとして組んだヒザ関節を前からミゾに沿って差し込み、前面の張り出しを被せてロックします。 ヒザは、ハサミ込み式の可動関節を単独で組み立てておいてモモ側に閉じ込め、スネへは後ハメ。スネ側差し込み部でも可動するため二重関節となっています。 スネは、ヒザアーマーをハサミ込んでの左右貼り合わせ。説明書では装備として紹介されていませんが、スパローと同様のニードルガンがヒザアーマー裏に再現されており、アーマーのヒンジ可動によって若干ですが前方へ展開します。
スパローでスネの周囲に配置されていた角スラスターは廃止され、外観も円錐形に整理されて、印象はややスッキリしました。この辺は運用で得られたデータの反映も有るでしょうし、AGEビルダーが生産性を無視しているという事情も有るでしょうし、バックパックの併用を前提としての変更だったのかも知れませんね。 足首アーマーは、GNドライブを切り欠いた様なデザインの物を、裾側から被せてあります。スパローがえらく早く動くと思ったら、ツインドライブでトランザムを・・・(違)。HGスパローではハメ込みキツさがイマイチでしたが、今回は程よくキツめに調整されていて、安心して遊べますね。 足首関節は、スネ側で前後スイング+ヒネリ、クルブシ側でボール可動する二重関節。関節パーツはクルブシのポリキャップをコの字形に覆って隠し、上はピン接続で、上下とも後ハメが可能です。 足首は、カバー風の甲とクツを重ねてポリキャップをハサミ込み。土踏まずのあるデザインで、実機はツマ先だけで可動するのでしょうね。開脚時の接地に対応するため、クルブシの横は大きく切り欠いてあります。 ポリキャップが収まるギリギリサイズのコンパクトな足首で、土踏まずにはポリキャップのカーブに沿った盛り上がりが。これはウルフだけに、勇者の肉球、カッコイイ肉球ですよ。まあ本当は、土踏まずみたいな接地しない所に肉球が有っても仕方ないんでしょうけど。とりあえず、萌えます。 肩アーマーは、肩ブロックを前後からハサミ込み。本体と根元(マサルさん風に言うとチャームポイント)が別パーツ化してあるみたいにクッキリしていて、分割ラインを通す位置も変えてあります。 腕です。肩ブロックはポリキャップをハサミ込んで貼り合わせ、側面にサイドアーマーを取り付けます。上腕は筒状にワンパーツ成形。ヒネリ部に薄型ポリキャップを仕込んである、AGE−1等と同様の仕組みです。
ヒジは、ポリキャップをハサんで半分ずつ貼り合わせた関節と、前腕側差し込み部で可動する二重関節。前腕は2パーツ貼り合わせで、ハサミ込んだヒジアーマーは、コの字形のガードの内側に一度入り込んで甲まで続いています。分割ラインが目立たず保持も頑丈ですね。袖は筒状に成形してあり、向きを変えて差し直す事でシールドの取り付け面を変更出来ます。
手首は、左右の穴開きゲンコツと、完全に握った左手が付属します。 バックパックは、中央ユニットの左右に展開式のバインダーをボール接続してあります。バインダーは、2パーツ貼り合わせた本体にグレーのパーツを後ハメ。白が外装でグレーが内部メカという先入観が有ると、この手順は予想外でした。ボール軸受のポリキャップも後ハメして、開閉部のヒンジ受けで閉じ込めます。ハサミ込んだり閉じ込めたりを避けた構成は、不慣れな初心者にも塗装したい人にも親切ですね。
開閉部のフタも、C字形ヒンジを使った後ハメ式。フタの裏側に固定された角スラスターは、上下で取付方法を変えてあり、組み間違いが有りません。他に、基部の下には固定式の丸バーニアを取り付けてあります。 武装です。ドッズライフルは、左右貼り合わせの本体でグリップをハサみ、銃口を取り付けます。右側面には引き出し式のジョイントが仕込んであり、これを使って腰後部へのマウントも可能。銃身下面には謎のスリットが有るんですが、今後何かを取り付ける予定が有るのかな?
ビームサーベルは、ツバとグリップを連結する組み立て。HGガンダムAGE−2の物と同形で、AGE−1やアデルの物よりもツバの部分が若干長くなっています。クリアーのビーム刃は2本付属します。
シールドは、表裏2パーツを貼り合わせ。腕へのジョイントは別パーツ化されておらず、そのため向きを変える事は出来ません。これは、腕と向きを一致させてポーズを決めやすくする狙いなのかも知れませんね。一見大きなシールドですが、肩アーマーがハネ上がっている事や腕の先端寄りに接続してある事から、素立ちの状態では肩アーマーに干渉せず、大きな問題になりませんからね。
シグルブレイドは、クリアー成形された刃を2パーツ貼り合わせのグリップでハサミ込み。普段はグリップの部分がシールド裏面に埋没する様にして一体化し、ウルフのパーソナルマークをイメージさせるシルエットを形成しています。せっかくだから目もデザインに反映してあればと思うんですが、今後どんなバリエ−ションに使い回されるか分から(略)。
組立時間は1時間10分でした。乗り換える度に、彼の乗機がどんどんヒーロー物っぽくなっていきますね。可動が充実して派手なポーズが決まる様になった今、派手なポーズを取らせたくなる、こうした機体は大歓迎です。説明書によると部隊長や熟練者も乗っている機体(但しウルフはカスタマイズしてます)らしいので、想像たくましく他のエース機をデッチAGEて作ってみるのも良いでしょう。白いボディは塗装にも都合良さそうです。 おまけ この機会に、HGジェノアスカスタムを採り上げておきましょう。初登場時にウルフが乗っていた機体ですね。HGジェノアスのバリエーションキットとなっていますので、共通部分は「その399 HGジェノアスの巻」を参照下さい。 頭部は、クリアー成形のバイザーを顔パーツに被せ、前後からヘルメットでハサミ込みます。クリアーパーツは1パーツだけのランナーで成形され、AGと共用。ヘルメット前面を密閉しておらず、コーナーにスキが有るのが面白いですね。顔パーツは2つ目に見えるデザインになっています。アンテナの後ろはカメラになっていて、色分けはシールで対応。後頭部側の突起はアンテナの肉抜きにフタをしてるんじゃなくて、そのカメラです。 肩アーマーは、腕のポリキャップをハサミ込んでの前後貼り合わせ。側面のクボミには、底面と一体の丸バーニアを取り付けます。内側の色分けも出来ますし、丸だけのパーツと違ってハメ込み突起の向きも把握しやすいですね。ジェノアス一般機では前後左右にバーニアを配置してありましたが、このカスタムでは側面のみ。限られた数の大出力バーニアで姿勢制御を行い、前後面の防御力を高めてある、そんな狙いの設計なのでしょう。 バックパックは、本体と裏面パーツを貼り合わせ、固定式のバーニアを取り付けます。ジェノアス一般機ではボディと半ば一体化した様なデザインでしたが、こちらはよりハッキリと別物を背負った様なデザイン。バーニアが収まる下部のクボミは、底面と裏面を別に用意した2枚重ねで、バーニアの周囲がスカスカにならない様に造形してあります。 武装です。ビームスプレーガンVBは、通常のビームスプレーガンをサイズアップした様なデザイン。左右貼り合わせて銃口をセットします。下面には着脱可能なナイフを取り付けてありますが、ウルフは収納状態でも手に持っても使える、こうした武器を好んで使っているのかも知れませんね。今見ると、Gバウンサーのシールドに組み込んだシグルブレイドに通じる物がある様に思えます。
マーカーショットは、左右貼り合わせて銃口を取り付け。模擬戦で使う物ですが、正直模擬戦をやってた印象しか無いもので、これがメイン武装の様に思えてしまいます。AGE−1用にもう1丁欲しいので、ジェノアスUに付属させるとか、何らかの形で提供してもらえたら嬉しいです。 この他、ビームサーベル兼用のヒートスティックと、シールドが付属。いずれもジェノアス一般機と同一の物です。ビームサーベル用のクリアーのビーム刃は、余りを含めて2本付属します。 関連記事 その399 HGジェノアスの巻 その405 HGGエグゼスの巻 その412 HGアデルの巻 その401 HGガンダムAGE−1タイタスの巻 その408 HGガンダムAGE−2ノーマルの巻 その109おまけ記事 HGストライクルージュ+IWSP その176 HGストライクノワールガンダムの巻 その330 HGUCリゼルの巻 その342 HGUCリゼル隊長機の巻 2012.2.19 健 竹史 HG Gバウンサー HG ジェノアスカスタム HG Gエグゼス HG ゼイドラ HGUC デルタガンダム 機動戦士ガンダムUC 5 [DVD] モデルアート増刊 模型制作トラブルレスキュー ver2.0 輪廻のラグランジェ 1 [DVD] スパロボOG 1/144量産型ゲシュペンストMk-II改 アルベロ機 ROBOT魂 ニューガンダム マクロスプラス‐タックネーム‐(1) 機動戦士ガンダムUC 3D&設定資料集 ep2‐4編 機動戦士ガンダムMSV‐Rグラフィックドキュメント 特命戦隊ゴーバスターズ DXゴーバスターエース レンジャーキーセット ゴーバスターズ 仮面ライダーフォーゼ ゾディアーツスイッチ TRY UNITE!/Hello!(DVD付) [Maxi] Sinfonia! Sinfonia!!! [CD+DVD] たまゆら~hitotose~(1) [コミック] RAH 剣崎一真 【アマゾン限定販売】 RAH 郷秀樹 【アマゾン限定販売】 小池唯 PINK BREEZE in HAWAII [DVD] エヴァ新劇場版 MICRO USB充電器 ホワイト SUNRISE ART WORKS新世紀GPX サイバーフォーミュラ11&ZERO OVAシリーズ 萌えキャラクターの描き方 しぐさ・感情表現編 ワンピース トラファルガー・ローの潜水艦 ワンピース ゴーイング・メリー号 ワンピース サウザンド・サニー号 『Fate/Zero』 Blu-ray Disc Box I 「偽物語」かれんビー(上) [Blu-ray] 世界名作劇場シリーズ 完結版DVD メモリアルボックス [HOME] |