健さんの その373 MG 1/100 MG5機確認の日の到来を信じつつも、やっぱりウイング、デスサイズ、シェンロンが優先的に揃っていくのだなあ、と心のどこかで一抹の不安も感じている今日この頃。「エピオンも出るのか!」と発売決定の報に喜んだものの、良く考えたら旧1/100シリーズと同じ、2機を除いたラインナップが揃いつつあるのですね・・・。教えてくれウーフェイ、オレはあと何体このXXXフレームを組めば・・・いや、組ませて頂けるのでありましょうか?!MGでもHGAWでも勢揃いするのを楽しみにしてますんで、このままガンガン発売して下さいね。 では、ドラゴンハングやシールド関連のパーツが除外可能なランナー構成になっているのを確かめた所で、本題に入ると致しましょう。 頭部は、目とカメラが一体のクリアーパーツと後頭部フレームを組み合わせ、アゴとマスクを前から取り付け。ヘルメットは後頭部は一体ですが、前側はオデコと頬ダクトを分割、さらに横から耳を取り付けるといった、細かい分割になっています。バルカンの砲口は、後頭部フレームの一部が露出する形で色分け。カメラはオデコとチョンマゲの二段になってるんですが、オデコカメラは後頭部カメラとほぼ一直線の配置。のぞき込むと、向こうの景色がボンヤリと見えて面白いですよ。 ボディは、左右貼り合わせの球体コクピット(全天モニターではありません)を胸フレームで上下にハサミ込む、MGデスサイズEWと共通の構成。首や肩の関節パーツも共通です。肩ヒモの部分が留め具の様なデザインになっていますが、これはデスサイズの丸センサーに相当するパーツで、胸フレームの同じ部分に差し込んであります。 胸の外装は前後分割。さらに前から赤・黄2枚重ねの甲冑パーツを被せます。甲冑正面のクボミ内側は別パーツ化してあり、これはアルトロンEWでのカラーリング変更に対応するための物ですね。ハッチはC字形ヒンジで開閉。甲冑下面が搭乗口の天井になるので、内部っぽい色で塗装しておいてやると良いと思われます。 ウエスト上段は縦にワンパーツ成形してあります。胸フレームと胸外装のスキマに収まり、頑丈に固定するつもりが無さそうな構成はデスサイズEWと同じ。ひょっとしてズレや弾力による可動範囲の広がりに期待した設計なのかも?今のところ劇的な効果は無さそうに見えますが、ピン類で内部フレームのデザインを損ねていないだけでも、優れていると思います。ウエスト下段は、胸側・腰側ともボールジョイントで接続してあります。スカート類との干渉も無く、360度ヒネれますよ。 腰は、デスサイズEWと共通のフレームを内蔵。フンドシ前後のデザインが異なるため、内部メカもここだけは新規パーツとなっています。前部下側にスラスターが仕込んであり、フンドシが偏向板になっている所を見ると、たぶん後側も同じ構造なのでしょう。ダルいながらもスラスターらしい表現が入っていますが、前側を参考に塗り分けるか、市販パーツを仕込んでやると良いかも知れません。フンドシ下面には、ジョイントパーツを介してアクションベースを接続可能です。 フロントスカートは、裏面パーツを芯にして、上下色分けされた外装を貼り付け。スラスターは先端側から差し込んでやります。腰フレームにはボール&軸の二重関節で接続、MGデスサイズEWと共通のジョイントパーツを使用しています。 サイドスカートは、MGデスサイズEWと共通の裏面パーツに外装を貼り込んであります。上の青い部分はフロントスカートと共通の十字の意匠。こういった所に連続性を持たせる事で、実際の甲冑に印象を近づけてある気がします。 リアスカートは、左右独立してボール可動。やはり裏面パーツに外装を貼り付けます。 脚です。股関節は、軸可動を組み合わせたシリーズ共通の物。モモは、外装を前後分割。フレームはやはりMGデスサイズEWと共通で、ヒザの曲げに連動して内部パーツがスライド、関節のスキマを塞ぎます。 ヒザは二重関節で、モモとスネをハサミ込んでの左右貼り合わせ。今回はヒザ横に丸モールドが無いデザインという事もあって、デスサイズのヒザ関節パーツを除外し、新規パーツを使用しています。 スネは、MGデスサイズEWと共通の芯パーツにフクラハギのメカを貼り付け、外装で覆っていきます。外装の分割は、前後・フクラハギ左右・ヒザアーマーといったスタンダードな構成。ヒザアーマーはヒザの曲げに連動してスライドします。フクラハギ横のスリットは開孔してあり、フクラハギ内部メカに彫刻された丸モールドがチラリと見える配置になっています。関節軸なのかインテイクなのか分かりませんが、メカニック感を感じさせる演出ですね。アクセントになるよう意識して塗ってやると良いかも知れません。アクセントと言えば、龍のツメを思わせるディテールがグルリと配されているのが良いですね。 足首アーマーは、スネと足首を連結するダブルボールジョイントの途中に外装を固定してあります。後部アーマーは左右貼り合わせ。前部アーマーは前から取り付けてありますが、後部アーマーに密着させずスキを作ってあるのが面白いですね。全周を覆う一体のアーマーではなく、実機では割れて自由可動するという解釈でしょうか。キットは固定式ですが、イメージがふくらみます。 足首は、ハサミ込み関節で主にツマ先が伸びる方向に可動。クツの上にダクトパーツをセットしておいてから甲パーツを被せます。カカトは後ろから取り付けておいて、足裏と貼り合わせ。スマートなイメージが有りますがカカトは幅広く、しかも下に向かって広がっていて、力強い印象の立ちポーズです。低い位置から見上げると、モモに向かってパースが付いた様でカッコイイですよ。足裏パターンはデスサイズと共通なのに幅を変えてあるので、意図的な造形だと思われます。
肩アーマーは、MGデスサイズEWと共通の肩ブロックをハサミ込んで前後を貼り合わせ、胸寄り部分のカバーを上から被せてあります。天井部は裏面パーツと重ねて内側に閉じ込めてあるんですが、一段引っ込めてスキマを設けてあるのがニクイですね。長い腕を肩内部に折り畳んである設定はOVAで廃止されたものの、そのユニット構成を意識した造形になっている訳です。 腕です。上腕は筒状にワンパーツ成形。ヒジはハサミ込み式の二重関節になっています。肩関節から前腕までフレームはMGデスサイズEWと共通で、ドラゴンハングはシールドと同様、ハードポイントを利用して接続してある後付け装備なんですね。外装は袖・本体・ヒジ付近と、筒状に3パーツに分割。さらに袖の黄色い部分は別パーツ化してあります。 手首は、今回も親指だけボール可動で、無可動の4本指を差し替えてポーズを再現するタイプ。左右ともMGデスサイズEWと同じ握り手・平手・武器持ち手が付属します。手首関節カバーは、やはり内側スイングに特化したタイプになっています。 ドラゴンハングは、鼻ヅラの部分が芯になっていて、腕へのジョイントが引き出し式で伸縮します。引き出し長さはわずかですが、リーチを伸ばすというよりも、裏面に平手が収まるスペースを作るのが狙いでしょう。鼻ヅラを上アゴと頭蓋でハサミ込み、ツノまで一体の頬を取り付け。C字形ヒンジで可動するエラビレを取り付けたら、可動部を横からカバーで覆います。頬の火炎放射器はノズルを別パーツ化してあります。
展開式のクローは、全てC字形ヒンジのABS関節で可動、カバーや歯のパーツを取り付けてあります。下アゴの歯はクチバシの穴に入り込む配置になっていて、ゴツい割に閉じたら薄くシャープなシルエットにまとまるのが面白いですね。穴自体も良いアクセントになってますし。上のクローも、折り畳んだ時に歯が関節のスキマに入る様に考えられていて密着感は良好。コンパクトに畳めるという事は実用的であるだけでなく、変化が大きいという事でもあります。目はシールで色分けに対応。クリアーパーツが使ってあると嬉しかったんですが。
収納状態ではクローを閉じ、180度回転して前腕に密着します。TV版よりも大型ですが四角いシルエットはシールドの様で、収まりは良いですね。
バックパックは、内部メカと裏面パーツでバーニア基部をハサミ込んでおいてから、外装を被せます。バーニアはボール接続で、少し引き出してやればグリグリ動いてくれますよ。 バックパックの着脱部はシリーズ共通なので、MGウイングガンダム(TV版)やMGデスサイズEWの物と交換して楽しむ事が出来ます。MGデスサイズヘルEWだけはジョイントに切れ込みが無いのでフィットしませんが、ジョイントの外形サイズ自体は共通です。
武装です。ビームトライデントは、先端のビーム発生部だけ貼り合わせ式になった2パーツ構成。グリップは2箇所にスリットが設けてあり、手の平の突起に接続してしっかり保持出来ます。このスリットは背負わせる場合にも使用。バックパック中央のフタパーツをジョイントに差し替え、ここに接続します。 クリアーのビーム刃は着脱式。パワーアップ後のアルトロンガンダムでは、これが槍の両端に付いて、ツインビームトライデントとなります。ちなみにTV版での武器はビームグレイブ(刀状の刃を持つ槍)でした。デスサイズの武器もそうでしたが、EW版ではパワーアップ前と後の差異を縮める方向のアレンジが見受けられますね。武器ではなくガンダム本体のパワーアップに重点を置いているという事なのかも。 シールドは、グレーの本体パーツと裏面パーツを貼り合わせ、青と黄色の外装パーツを貼り込んでいく構成。青いフチは4分割してあって厚み方向に被せる要領でセット、黄色いパーツは中心とその周辺のピースに細かく分割されていてパズルの様。単なる装飾なのか、Iフィールドの様なメカ的な仕組みが内蔵されているのか迷う外観ですが、元になったTV版のデザインは、龍の4本ツメをイメージしてある様です。 前腕にコの字に被さるアダプターを介して、ハードポイントに差し込んで装備させます。腕を上げると肩アーマーに干渉しやすいので、アダプターの接続位置を、思い切り円の中心からズラしておいても良かったかな?とも思います。一応向きは決まってる様ですが、回して位置を調節出来たら便利だと思いますから。裏面のモールドは伸縮式のアームになってる様にも見え、想像をかき立ててくれます。
オマケに、ウーフェイのフィギュアが付属します。教えてくれウーフェイ、お前はあと何人ウチにやって来るんだ?(笑)とりあえず今回だけで、立ちポーズと座りポーズの二人やって来ましたよ。 組立時間は2時間20分でした。相変わらずスイスイ組めて楽しいですね。Wのガンダムは各機がユニークな武装を持ちながら、本体については共通フレームによる統一感が有るのが特徴となっています。やってる事は似ていても、体格自体に大きな差を持たせていたGガンダムと大きく異なるポイントですね。MGはほぼ同じ内部フレームを持つ事で当時のキットよりも統一感が楽しめるシリーズになると思われ、今後が楽しみです。まだの方も今から買い揃えて、一体ずつ兄弟機が増えていく様子を一緒に楽しんでいきましょう。 おまけ マクドナルドのハッピーセットに、スターウォーズのオモチャ4種が登場したので、R2−D2を買ってみました。前足が回転、腕がスイング可能で、残念ながら首は動きません。サイズは10センチ程度。だいたいハッピーセットのオモチャとしては予想通りの大きさでしたが、体形が体形だけに、ボリューム感が有りますね。スターウォーズは大人になるまで見てなかったので、関連トイを手に取る事も無かったんですが、これはプラモが欲しくなります。 頭の横のスイッチをONにしておいて正面に手をかざして動かすと、反応して電子音で喋り(鳴き?)ます。声のパターンが1種類なのが寂しいですが、これでエイリアンが50センチの距離まで接近してきても探知出来るという(遅いよ!)実用的なオモチャなのです。 安価な割に面白い物が多いハッピーセットですが、こういったメカっぽい物が付いてきたりすると、嬉しくなってしまいますね。 関連記事 その101 MGカトキ版ウイングガンダムの巻 その119 MGウイングガンダムゼロEW版の巻 その348 MGウイングガンダムの巻 その349 1/100ウイングガンダムの巻 その363 MGガンダムデスサイズEWの巻 その31 MG Gガンダムの巻 その46 MGシャイニングガンダムの巻 その53 MGガンダムシュピーゲルの巻 2011.4.5 健 竹史 MG シェンロンガンダムEW版 MG ウイングガンダム EW版 MG ガンダムエピオン EW版 ガンダムW ENDLESS WALTZ敗者たちの栄光(1) HGUC ジム・キャノンII メガサイズモデル 1/48 MS-06F 量産型ザク 1/100 シェンロンガンダム 1/100 ガンダムナタク 1/100 アルトロンガンダム Ma.K. in SF3D MAX渡辺のMa.K.大好き Vol.1 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(3) 攻殻機動隊ぴあ THEビッグオー ビッグデュオ 1/72アーマード・コア GA GAN01-SUNSHINE-E フィードバック MG FIGURERISE 仮面ライダーアクセル SDガンダム三国伝BraveBattleWarriors創世記 孫策・周瑜編 白い戦艦‐Gの軌跡―機動戦士ガンダム文庫写真集1 ぜったい完成!プラモデル塾 ミリタリー専科 STAR WARS 1/2スケール R2-D2型プロジェクター ハズブロ社 スターウォーズ インタラクティブ R2-D2 レゴ スターウォーズ ナブーの戦い 7929 S.I.C.58 仮面ライダーW ヒートメタル&ルナトリガー KAMEN RIDER BEST 2000-2011 SPECIAL EDITION[CD+DVD] 35大スーパー戦隊主題歌全集1975―2011【DVD】 ROBOT魂 コダール ROBOT魂 ARX-8 レーバテイン ワンピース サウンドサウザンド・サニー号 ダライアスバースト レジェンドシルバーホークバースト バーストパーツセット ヱヴァンゲリヲン新劇場版 綾波レイ プラグスーツstyle COMPOSITE Ver.Ka 蜃気楼 [HOME] |