健さんの
プラモコラム

その371
 MG ガンダムデスサイズヘル
 EW
の巻

 MG 1/100
 XXXG−01D2 ガンダムデスサイズヘル
 バンダイ
 「ガンダムW エンドレスワルツ」に登場
2011年2月発売 税別初出価格4500円



 ある程度他のガンダムも揃ってからの発売になるのかな?と思っていたデスサイズヘルが、早くも発売されましたね。(早くもと言いながら採り上げるのが遅いぞ!というツッコミは平にご容赦を。)ガンダムWと言うからにはウイングの付いたMSを優先的に・・・という事なのかも知れませんし、早く発売しておけば、もしかしたら「ああ、これが主役のガンダムウイングか」なんて思われて余計に売れるかも知れませんし、強化前と後の両方を早めに揃えて、今後発売される今シリーズのイメージを固めておきたいのかも知れません。

 ひょっとしたらデスサイズの金型開発費を早めに償却して、全種MG化をより確実な物にしておきたいという社内に向けた事情も・・・可能性が無いとは言えませんね。ファンの人はブラックとホワイト、両方買うて下さいね。

 今回はバリエーションキットという事で、変更点を中心に紹介していきます。共通部分については「その363 MGガンダムデスサイズEWの巻」を参照下さい。



 頭部は、改修前のデスサイズと同じデザイン。色分けを再現するためにアゴとマスクが同形の新規パーツになっています。構造も同じで、顔の芯パーツに前からセットしてあるだけなので、軽く接着しておくと遊んでいるうちに顔の向きがズレたりしなくて良いかも知れません。



 アンテナは、オデコセンサーと一体の新規パーツになりました。センサーまで黄色というのは珍しい気がしましたが、当時はアンテナ等の装飾的な部分に金メッキパーツが積極的に採用されていたのを思い出しました。メッキパーツの一部になる事を前提としていたので、当時のガンダムにはオデコセンサーの色指定が黄色(キットでは金色)の物が多い訳です。



 アーリーモデルは発売を前提としないイラストで発表されたため、EW版デスサイズではW以前のスタンダードな配色である、赤いオデコセンサーになったんですね。



 ボディは、エリからフンドシ、スカート類まで変更なし。コクピット内のフィギュアもデスサイズと同じ物が付属します。が、背中に仕込んであったポリキャップはABSパーツに変更。バックパックよりも重くなったアクティブクロークを保持するには、より強固なABSの保持力を必要としたという事でしょうか。



 はデスサイズと共通デザインのため、股関節からツマ先までパーツ構成に変更は無いと思っていたんですが、ヒザ関節パーツに改修が加えられました。ヒザの曲げに連動してヒザアーマーが持ち上がる仕組みのガタつきを減らし、すぐにスライドし始めるように、パーツ内側のレールだった部分の端を丸穴に変更してあります。



 今後生産されるデスサイズも、おそらくこの改修済パーツに置き換わるのだろうと思われますが、気になるのはガンプラバトルに参加した時どうなるのか、ですね。初回生産キットで参加して時は、ちゃんと中までスキャンしてもらえるのかな?ボクは近所にガンプラバトルの出来るショップが無いんで関係ないですけどね(笑)。突起の付いたヒザで立てヒザポーズを取らせる都合を考えると、ガタつきが大きいままの方が良かったんじゃないかとも思うんですが。



 この他、デザインは共通ながら配色パターンが異なっているため、ヒザ突起基部と、足の甲のメカ部分が同形新規のパーツに置き換わっています。



 肩アーマーは前後貼り合わせで、フチの部分は2枚重ねにしてシャープに再現。上面は接着ラインが露出する、数少ない箇所の一つとなっています。特徴的な白いパーツは旧1/100キットでも可動式でしたが、今回はレールパーツをハサミ込んであり、引き出してから倒す仕組みになりました。2枚重ねになった下側部分は、接着ラインをフチの厚み部分に通して隠し、上側部分は上から被せる仕組みでワンパーツ成形してあります。



 は、肩関節から手首まで、デスサイズと共通。手首関節カバーはカラーリング再現のために同形別色の新規パーツとなっています。



 前腕の甲アーマーは、2枚貼り合わせの本体に、裏面パーツと前後のホルダー(?)を取り付ける構成。2個組み立てて、両腕のハードポイントに装備します。形状はサイドスカートに近く、2枚重ねという構成も統一感が有りますね。前後スカートや肩アーマーも2枚重ねに見えるデザインです。



別売のアクションベースを使用しています。
このキットにはアクションベースは付属していません。

 バックパックは、アクティブクロークに置き換わりました。基部はABSのハサミ込み関節。背中中央ウイングの上寄りの位置に接続してあり、全体を後ろに起こす様に可動します。コウモリの尻尾の様に垂れたウイング下端は、旧1/100よりも若干短めになり、軽快な印象になりました。この方が設定にも近い様です。基部の下端はフンドシと同じ形状にしてあるため、ここにジョイントパーツを接続してアクションベースに飾る事も可能。脚に干渉しない位置なので、ポーズの自由度が高まります。



空を飛べないという弱点を突かれ、敵の猛攻撃に晒されるデスサイズ。その時、完成したアクティブクロークが・・・あれ、こんなシーンが有ったと思ったんですが違いました?アクションベースが2箇所に接続出来るので、こんなディスプレイも可能です。

 左右ウイングの接続部分は、レールによる引き出し関節になっていて、引き出し後は関節パーツの外側で後ろに反らす事が可能。また、根元側は上にハネ上げる様に動かせます。



 ハネ上げ可動はリング状のポリキャップを使って軸径の太い関節としてあり、ウイングの重さを余裕で保持。シルエットも変化して楽しいギミックとなっています。最大までハネ上げると、TV版デスサイズヘルの展開形状に似たシルエットにも思えてきます。オマージュの一つとして盛り込んであるのかも。



関節を引き出して横に開けば、アクティブクロークを閉じた状態で伏せる事も可能。ポーズのイメージはガッチャマン

 ウイングの折り畳み部分も引き出し式の関節で、二重関節で曲げればボディ前面を覆い隠せます。軸可動のアームで再現していた旧1/100と違って、展開状態ではウイングの厚みの中に納まって一体化。また、ウイングが分断した格好にはなりますが、展開状態で引き出せば翼面積を大きく見せる事も出来ますし、途中で折り曲げて表情を付ける事も出来ますね。パーツが大きくハメ込みピンも多いため、表裏のパーツを貼り合わせるのが難しく感じました。



 ウイングから引き出す赤いツメは、本体と内側の2パーツ構成で、カニのハサミの様なデザインにアレンジされています。旧1/100と比べて極端に細くシャープですが、それなりの厚みは持たせてありますね。根元はポリキャップで回転。収納状態では閉じたアクティブクロークを保持するロックを兼ねていますが、噛み合わせが小さくて磨耗も早そうな印象です。やはりギミック的に大事な箇所はABSの方が確実なのかなー?アクティブクローク組立時にハサミ込んでやりますが、外装側のパーツは後ハメ可能で、塗装する時には都合が良さそうですね。



 閉じた状態のアクティブクロークは、上がすぼまっていて、下に向かって広がる様なイメージ。旧1/100よりも上手く表現出来ていると思います。マントのイメージでデザインするなら、肩や胸に密着するほど感じが出ますからね。上から見ると新旧キットの差は歴然で、スキマが劇的に少なくなっています。赤いツメを縦にスライドさせながら噛み合わせると、ツメの角度がズレて交差してしまいがちです。しっかり押さえて噛み合わせると良いでしょう。



旧1/100ガンダムデスサイズヘルカスタム(左)との比較。TV版と区別するために、商品名には「カスタム」が付いていますが、同一の機体です。今で言う[EW版」ですね。

 肩の白いパーツは、当時はアクティブクロークのスキマを塞ぐ狙いで付いているのだろうと思っていたんですが、設定を見ると適度に起こして有りますね。しかもアクティブクローク上端より高い配置に描かれている様です。これは、閉じたアクティブクロークの代わりに、小さなコウモリの羽根を連想させるためのデザインではないかと思えてきました。もしかして、白い羽根で高速で羽ばたいて飛んでいるのでは?!(笑)旧1/100でも、アームを使って高めの配置にしてやると、より引き立って見えますよ。



旧1/100ガンダムデスサイズヘルカスタム(左)との比較。

 武装は、MGデスサイズの時と同等のビームサイズが付属します。説明書の表記はビームシザースとなっているんですが、これは2枚刃に強化されたTV版に倣った呼び方ですね。EW版のこの武器は、シザース、サイズ、両方の呼び方が通用しているらしいので、ボクはサイズと呼ばせてもらおうと思います。ハサミの片側の刃がシザー、その複数形でシザースなので、1枚刃のデザインには合わない呼び方だと思うので。



 バスターシールドは廃され、腕の装備は甲アーマーに置き換わりましたが、自在に可動する様にアレンジされたアクティブクロークが、バスターシールドの実刃の代わりになっている様な気もします。ウイングを閉じる様に敵MSをハサミ込み、赤いツメ(牙?)で噛み付く様な攻撃を行ったら、コウモリっぽくて良いかも?

 同スケールのデュオのフィギュアは今回も付属。デスサイズの時と同型となっています。衣装のバリエーションも欲しいんですが、TV版発売時に期待?キャラ人気のある作品だけに、パイロット以外の周辺キャラも欲しいですね。ハワードとか。(ヒルデじゃないのか?!)



 組立時間は2時間20分でした。羽根の付いたMSは色々有りますが、これだけモチーフがハッキリしていて、これだけシルエットに変化が付けられると、いじって遊んでいても楽しいですね。アクションベースに対応しているので、昔よりも大胆なポーズを付けても安定して飾れますし。これだけ大きな平面を持つガンプラは当分出てこないでしょうから、痛デカールファンの皆さんにも存分に楽しんで頂きたいと思います。(笑)

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 2011.3.22 健 竹史

  

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