健さんの
プラモコラム


 ガンプラEXPO in 広島レポート

 2009年3月20日〜4月5日
 広島パルコ本館8階「スペースハッカイ」
 入場無料



 3月20日、広島パルコにて開催の「ガンプラEXPO in 広島」に行って来ました。西日本では初の開催だそうです。開店15分前に到着すると、すでに長蛇の列。整理の係員さんが数えてるのを聞くと、ボクは110番目くらいだった様ですね。開店を待つ間にも、行列はどんどん伸びていきました。



 一般の開店より少し前に入り口が開き、ゆっくりとエスカレーターへ。途中から階段へ誘導され、階段で並び続ける事に。その時、踊り場の反対側には、すでにガンプラを山の様に抱えた別の行列が!展示を見るのを後回しにして(あるいは見ずに)会場を出た先頭集団が、レジ待ちにの行列を店外に伸ばし始めたんですね。「ようやく分かりましたよ。よしんば会場が混雑しても、イベントスペースを最上階に配置する事で、行列を階段に並ばせて売り場や近所の混雑を防ぐ、二段構えの作戦ですな。」

 少し人が退場したら次の人を入場させる案内で、15分くらいでボクの番が来ました。会場入り口に川口名人の挨拶文パネルが有ったんですが、スミマセン、入り口の外で立ち止まるのも良くないかなと、急いで入場してしまいました。中に入って最初の展示は、1/12ガンダムとザク。どちらも見た事はありますが、並んでる所を見たのは多分初めてです。



 ファクトリーゾーンでは、バンダイホビーセンターについてのアレコレを展示。建物の全景を再現した建築模型が有りました。確かガンダムの全高、18mと、建物の高さが同じなのだとか。比較に置いてあるのはハイコンプロですね。



 絶版になったHGガンダムの金型。ここで立ち止まっていく人も多かったですね。引退したのは今でも惜しいですが、だからこそこうして見せてもらえるのかも。しかも地方イベントでも展示してもらえるとは。実物を見れる機会が巡って来るなんて、思ってませんでした。



 金型のアップ。コマが埋め込んであるので、色の違う部分が有ります。じっくり観察するも良し、手を合わせるも良し。



 展示の上には、何枚ものパネルでプラモデルの出来るまでを解説。



 図面、試作品、原料、製品、パッケージ。開発の最初から最後までの流れを、実物を見て知る事が出来ます。



 ご覧の通り、マリーメイアの代わりなど、いくらでも作れるのです(違)。



 図面はガンプラ第一号、1/144ガンダムの物ですね。真ん中は検討段階の手書きメモみたいです。



 図面の表題欄。バンザイマークにバンダイ模型ですよ。発売は昭和55年(1980年)7月ですが、図面の日付は2月14日。これからも開発秘話の本を読み返す事があるかと思いますが、実際にこういうの見ておくと、光景が一層リアルに思い浮かべられそうです。



 バンダイホビーセンター内の多色成形工場を再現した1/60ディオラマ。このイベント会場でも販売されている1/60多色成形機を並べて再現してあります。普段はプラモデルを生産していますが、地球に危機が迫るとここでMSを建造するという噂も有るとか無いとか(有りません)。



 多色成形機のアップ。ホワイトベースをイメージしてペイントしてあるそうですね。なんだかホワイトベース級1番機・2番機・・・と呼びたくなる様な。銀色のブロックが金型、奥がフォークリフトでしょうか。射出成形機のプラモも好評ですし、そろそろ次を出しませんか?1/35フォークリフトに、出来れば社員さんのフィギュアを付けて「UCハードグラフ・ホビーセンター予約殺到フル操業セット」みたいなの。



 企業紹介の番組でもおなじみ、バンダイ社員さんのユニフォーム。この上には解説のパネルも有って、夏服・冬服の違いや、役職を示す階級章の一覧を見る事が出来ます。普段はみんなでプラモデルを生産していますが、地球に危機が迫ると(以下略)



 ヒストリーゾーンでは、ガンプラ展示によって、ガンダム作品の歴史を見る事が出来ます。最初は一作目「機動戦士ガンダム」の連邦側MSの数々。MGにHGUC、一番上はPGと旧1/60のガンダムの比較ですね。旧1/60キットは無塗装で、製品としての進歩が分かりやすくなっています。

 以後、1ケースまたは1段につき1シリーズ、歴代ガンダム作品の関連プラモの展示が続きます。モニターでアニメの上映(と言うか紹介ですね)も有りますよ。



 アニメ作品ではありませんが、BB戦士の展示も有ります。こちらは三国伝のコーナー。



 最新作「ガンダム00」のコーナー。



 MSVのコーナー。無塗装でもデカールだけは貼ってありますね。この様に製品そのままを見てもらおうという趣旨のイベントだと思いますがUCハードグラフのコーナーでは、塗装に加えてダメージ表現も施してありました。



 ジオラマゾーンには、名場面を再現したジオラマ作品が展示されています。どうしても一作目「機動戦士ガンダム」からのチョイスになってしまうんですけれど。これは第一話ですね。このシーンを再現した人は多いと思いますが(ボク含む)、個人作品でこれだけ大きなベースが使われる事は少ないでしょう。イベントならではのサイズです。



 登場MSが多くて見ごたえが有るのが、ジャブロー降下作戦のジオラマ。



 この作品は、地上と地下洞窟の二段構造になっています。全景も圧巻ですが、茂みの部分をアップで見るのがまた楽しいんですよ。ジャングルを進むMS部隊、「ハウトゥビルドガンダム」以来、憧れてやまないシチュエーションです。



 そして最終話、ラストシューティング。これも再現した人は多いと思いますが(ボク含む)、しっかり高さが再現してある背景が良いですよね。で、自分の作品を展示会に出品した過去の経験から言うと、これを見た子供の反応って、だいたい「このガンダム、頭が無い」なんですよね。

 「そこの女の子!君の次のセリフは「このガンダム、頭が無い」だッ!」
 「ねえお父さ〜ん、このガンダム、頭が無い・・・ハッ!」
ほらね、やっぱり。って言うか、もっと子供に見て欲しいですね、初代ガンダム。

 この他、ジオラマゾーンかヒストリーゾーンか失念してしまいましたが、山田卓司さんの61式戦車のジオラマも有りました。



 展示コーナーの最後に、また等身大のガンダムが。入り口の展示とネタが被ってる気がしますが、こっちの方が男前?混んでなかったら、ぜひ入り口の物と見比べて下さい。



 スペシャルショップゾーンの入り口には、この会場で発売される限定キットの完成見本がズラリ。「レア度で演出して集客を狙っている」という見方も出来ると思うんですが(実際、コレ目当ての人は少なくなかった気がします)、でも、ディープなモデラーばかりでない、一般の人や子供に来て欲しいイベントですから、そのお土産・記念品としては、メッキやクリアーといったキットは、そのまま組んでもキレイで、適したアイテムだと思うんですよね。上級者と初心者の差が、一番少ない商品仕様ですから。



 それにしても、多くの人が万単位の買い物をしてるのを見ると、自分の番まで在庫が残っているか、ちょっぴり不安になってきます。「来客はこれで終わりではないのだよ。考えてもみろ、我々が並んだ行列の人数で、在庫は10分で品切れる!」とか思ってたんですけど、実際にショップに行って見ると棚は商品でいっぱいでした。ボクが入店待ちしてる間だけで、段ボールを山積みしたカートが、3回は補充に来ましたからね。しかし、すごい勢いです。

 レジ待ちの行列は8階から4階まで伸びていましたが、時計で計った感覚で言うと、1階あたり30人程度の人が並び、列が1階進むのに10分かかりました。入場前に係員の方に「レジは何時間待ちでしょうね?」と聞いたら「意外と早いですよ。30分くらいでしょう。」と言われました。結果、ボクは35分待ちでしたから、初日にも関わらず、係員さんの判断はほぼ正確だった訳で、さすがプロと感心しました。これから行かれる方は、所要時間の参考になさって下さい。



 レジの手前では代金ピッタリを用意して待ってたんですが、会計の時に「駐車場をご利用になられましたか?」と尋ねられ、周辺の駐車場一覧を見せられました。多分、買い物額に応じて駐車代の割引サービスが有るという事だったんでしょうけど、後ろの人を待たせてるんで、じっくり表を見る気にもなれず、丁重にお断りしました。レジの手前の行列にいる間に見れるよう、張り紙で説明が有ると良かったかも知れません。

 それから、出口にアンケートが有るんですが、多くの人が未払いのプラモを抱えて素通りし、レジ待ちの列に並びに行くので、ゆっくり記入・投函せずに去ってしまうんですよね。何も買わない人や急がない人、買い物を済ませて再入場した人は、ぜひアンケートにも答えていって下さい。ユーザーの声を届ける機会ですし、反応を示して、また地元で開催してもらいたいですからね。模範解答例ですが、「どこで知りましたか」と聞かれれば「インチキくさい模型サイト」、「キット化して欲しいMSは?」と聞かれれば「MGターンエックス」、これ基本ですね(ウソ)。

 何度も階段に並んだので、帰りはついつい1階まで階段で降りてしまいました。行列の長さはボクが帰るまで変わらず。エスカレーターもエレベーターも有ったんですけどね。写真はイベントの案内が貼られたエレベーター。



 てな感じで、貴重な展示とガンプラ人気を見る事が出来て、充実した時間を過ごせました。約2週間の開催ですので、興味のある方は、ぜひ行ってみて下さい。

 せっかくなので、購入した限定キットも紹介しておきましょう。こちらが1/60電動式4色射出成形機。税込500円。



 多色成形ランナー1枚で、すぐに組めそうです。



 そしてHGUCガンダム・クリアカラーバージョン。税込1000円。って事は、通常キットの定価よりも安いんですね。50円とかの端数をなくすのは、混雑するイベント販売の基本です。



 この2つのキットも、機会があれば組んだ状態でお見せしたいと思います。

 2009.3.20 健 竹史


  

PG ガンダムアストレイ レッドフレーム
1/100 ガンダムアストレイ グリーンフレーム
MG 真武者玩駄無 戦国の陣

  

MG ガンダムVer.2.0
MG デスティニーガンダム
HG ダブルオーライザー

  

1/60 ガンダムエクシア
MG ストライクフリーダムガンダム
HG ガンダムエクシア

  

HGUC ガンダム
HGUC シャア専用ザク
BB戦士 No.311 趙雲ガンダム・飛影閃

  

ガンプラ開発真話
ガンダム神話
ガンプラA

  

ガンプラはじめの一歩―川口名人のガンプラ超お手軽製作話
Side‐B・Nホビーの蔵スペシャル

日本プラモデル50年史 1958-2008
プラモデル進化論―ゼロ戦からPGガンダムまで

HG シャア専用ザク クリアカラーバージョン
HG ガンダム グロスインジェクションバージョン
1/60 ガンダムエクシア クリアカラーヴァージョン

  

SONY パーソナルナビゲーションシステム NV-U2
広島便利情報地図 (街の達人)
るるぶ広島 宮島 尾道 呉 岩国’09

  

スパロボOG 1/144ペルゼイン・リヒカイト
超像可動 「ジョジョ」シルバー・チャリオッツ
超像可動 「ジョジョ」J・P・ポルナレフ

  

ヴァイスシュヴァルツ トライアルデッキ らき☆すた
ヴァイスシュヴァルツ トライアルデッキ リトルバスターズ! エクスタシー
Yes!プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースディ♪

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