健さんの
プラモコラム

その322
 1/48 ユニコーンガンダム
 ヘッドディスプレイベース
の巻

 1/48
 RX−0 ユニコーンガンダム
電撃ホビーマガジン2010年1月号付録/
 「機動戦士ガンダムUC」に登場
2009年11月発売



 模型誌の付録キットと言えば、アニメ本編に登場しない外伝のメカだったりする事が多いんですが、今回は部分モデル。なかなか面白い試みですね。いつもは連結可能だったりして何個も買ってしまうんですが、変身式のヘッドパーツなら、今回は1個だけ買えばいいかな?と思っていたら、飾り台として使えるそうで、しかもHGUCユニコーンガンダムは2モード同時発売。結局並べて飾りたくなって、2個買っちゃう人も少なくないんでしょうね。(って言うか、2個買いを薦めるボク:苦笑)アイテムがどの様に変わろうと、この「何個も欲しくなる」という点だけは外せないんでしょうねえ。



2個あれば「ゆっくりしていってね」ゴッゴも出来るのです。

 ところで1/48というスケールですが、電撃ホビーマガジン本誌によると、1/48のガンダムが開発中との事。発売はもう少し先みたいですが、このアイテムの大きさをユーザーにイメージしてもらう役割も期待して、今回の付録が付けられたんじゃないかなと思ったり。この付録が好評だったら、1/48ガンダムにもベースとして使える胸パーツ、付けちゃいませんか?バンダイさん。ではぼちぼち、本題に参りましょう。



 ガンダムフェイスは、クリアー成形のフレームパーツと目を組み合わせ、正面からマスクをハメ込む構成。アゴもフレームの一部として成形されています。



 アンテナは、MGでは左右2パーツを組み合わせた物でしたが、今回はパーツの間と上下に軸受パーツを設定。パーツの間にかます物は軸径が大きく、2つのアンテナパーツをしっかり接続します。上下の軸受は、アンテナの丸ピンを長穴で受け止めてあり、細いピンに負担をかけない配慮がしてある様子。アンテナパーツの回転部上下が球面になっていて、カーブした軸受けにハメ込む事で位置決めとしてあります。



 チョンマゲは、平らな芯パーツに上から外装を被せる構成。アンテナの軸受パーツをミゾに合わせて横からセットし、下にはガンダムフェイスを吊り下げてあります。芯パーツは、後頭部に接続してある開閉ヒンジパーツの上にレールで接続。変身時に前後スライドする部分は、全てチョンマゲと一緒に移動する仕組みです。



 ヘルメットは、頭蓋・後頭部・側頭部の4つのユニットで構成。頭蓋はヒサシからチョンマゲの横までを覆うU字形のパーツで、MGではこのパーツと一体だったオデコセンサーが、前からハメ込む別パーツになりました。また、バルカンの砲口は別パーツで再現。小さいので紛失しない様に注意しましょう。後頭部は頭のメインフレームに直接取り付ける、無可動のパーツ。デザイン的にここが独立している事もあって、分割ラインが気になる箇所がほとんど有りませんね。



 側頭部は、ユニコーンモード時の顔横の四角モールドを別パーツ化した、2パーツ構成。変身時に回転するという設定ですが、無理をせずにMGと同様の差し替え移動となっています。頭部フレームの横穴に丸ピンで接続してあるので、一見すると「少し引き出して、回した後で押し込むだけじゃないか」と思ってしまいますが、この軸位置で単純に回転すると、エリに当たって180度は回せないんですよね。アーム式のジョイントを考えるか、ちょっとカッコ悪いですけど一度首が伸びて干渉をかわすか、何か工夫が必要みたいです。



 ユニコーンモードからデストロイモードへの変身です。MG同様、差し替え式となっている側頭部の外装を取り外し。今回はさらに、オデコセンサーも一旦取り外す指示となっています。



 1.頭蓋を上に開くと、マスクに隠れていたガンダムフェイスが一緒に持ち上がります。チョンマゲを前に押すと、フェイスとツノも一緒に前方へスライドします。

 2.アゴの下に移動スペースが確保出来たところで・・・

 3.内側の空間にマスクを収納。

 4.頭蓋を閉じ、ツノを二つに割って開き、V字アンテナを形成します。



 再びオデコセンサーを取り付け、側頭部パーツを180度回した位置にセットすれば、変身完了。側頭部が上手くハマらない時は、頬横の赤いフレームと外装パーツの穴が揃うように気をつけると、スムーズに定位置に決まってくれますよ。

さすがだな兄者

 は、芯パーツと筒状の外装の2パーツ構成。上がC字形のヒンジで前後可動、下がボール可動の二重関節となっています。この構成はMGユニコーンと同じ物。ガンプラの場合、上がボールジョイントになるケースが多いのですが、首内部にギミック用のスペースを必要とする今回の様なキットでは、頭部側に軸受けが不要なため、この方が適しているという事でしょう。首をかしげる時に根元から大きく動き、なかなか表情豊かです。人間の動きには、この方がより近い気がしますね。C字軸受が少しユルい気がするので、気になる場合はユルミ止めをしておくと良いでしょう。



このキットにHGUCユニコーンガンダムは付属していません。

 エリの後ろの張り出しには取り付け穴が有り、支柱を差し込む事で飾り台として使えます。支柱は3パーツ構成で、曲がるのではなく、差し直す事で段階的に角度を調節するタイプ。途中と先端のみ角度調節が可能で、根元は横回転のみ、角度は固定式となっています。



このキットにHGUCユニコーンガンダムは付属していません。

 ユニコーンモードのベースにはデストロイモードを飾り、デストロイモードのベースにはユニコーンモードを飾りたい。・・・ベースとモデルのモードを一致させるのもアリなんでしょうけど、別モードにしたいと思ってしまうのは、ファーストガンダムのボックスアートの影響でしょうか。ほら、アッグガイを見守るアッガイみたいな・・・。

 もちろん穴の規格が合えばユニコーン以外のモデルも飾れますし、アクションベースの支柱に交換する事も出来ます。



真剣白刃取り!(笑)

 組立時間は20分程度でした。MGよりも大きくて、気軽に変形出来るのが良いですね。今後の展開ですが、HGUCバンシィが発売されたら、それに合わせて新規のアンテナパーツを追加して誌上通販しても良いんじゃないかなとか、フレームをクリアーグリーンで成形した物がガンプラコンテストの参加記念品に配られても良いんじゃないかなとか、そんな事も思ったりしますね。

 せっかくなので、このスタイルのキットがシリーズ化されると嬉しいです。例えばHGUCの豪華版として、従来キットとヘッドディスプレイベースがセットになったシリーズとか。PGより安価に、ビッグサイズの頭部を鑑賞出来ますから、ぜひ前向きにご検討をお願いしたいです。

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 2009.11.28 健 竹史

  

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