健さんの
プラモコラム

その311
 1/144 ザンライザーの巻

 HG 1/144
 GNR−010/XN ザンライザー/
ホビージャパン2009年10月号付録/
 「機動戦士ガンダム00V」に登場
2009年8月発売



 人類が、買いすぎた模型誌を親戚の子に配る様になって、すでに何年でしたっけ?航空燃料をガンガン燃やしてお台場のエコイベントを見に行って、心に染み入るGACKTさんの語りに日々の行いをちょっぴり反省、しかしやっぱり物欲には勝てず、森が姿を変えた同じ本を、何冊か余分に買っておくと安心する。今が、その時なのである・・・。えー、余った本は1冊も無駄にせずに配りますですよ。

 さて、ホビージャパン誌にオマケパーツが付いてくるのは、ソードカラミティ改造パーツ以来の事でしたっけ?紹介が遅くなってしまいましたが、中身に目を通していきましょう。



 今回も組み替え可能なユニットの集合体となっていて、指定以外の組み合わせもパズルの様に楽しめます。これだけでランナー1枚分。グレードの表記は「FG」(フロクグレード)ではなく「HGガンダム00カスタムパーツ」(英語で)となっています。

左上 GNバスターソードV用ホルダー
上中央 ウイング
右上 コアユニット
中央 GNバスターソードV(使用時;収納時)
下 サブアーム
右中 アリオス用ジョイントパーツ
右下 セラヴィー用ジョイントパーツ



 ザンライザー。これを組むためには、別途HGオーライザーを用意する必要が有ります。テール部のフィンを一旦引き抜いて、コアユニットをハサんで再度取り付け。サイドバインダーのクラビカルアンテナは、尾翼としてコアユニットに移設。サイドバインダーの上部にはGNバスターソードV用ホルダーを、下部にはサブアームを、側面にウイングを取り付けて完成です。



 機体下面。飾り台取り付け穴は、ザンライザーでもそのまま使用可能です。



 機首より前に突き出たGNバスターソードVは、体当たりでの攻撃で効果を発揮。プランのみで建造されなかった機体ですが、本誌掲載のストーリー中では、シミュレーション中に敵機を撃破しています。



 ザンライザーがダブルオーガンダムに合体した状態が、ダブルオーザンライザー。GNソードUは、ザンライザー側のサブアームで保持され、肩の後ろに吊るした様な配置となっています。腰にマウントしていては、ウエストをヒネった時にザンライザーに干渉してしまいますからね。このままサブアームを展開すれば、4本腕で戦う事も出来ます。



 側面から。ダブルオーライザーでは肩にマウントされているサイドバインダーが背中に配置され、ボリュームの割に軽快な印象。色違い等でオーライザーを余分に持っているという人は、肩にもマウントしてみても良いかも知れませんね。「複数機建造した場合、どこまで合体出来るか」みたいな検証も、行われたんじゃないかと思いますし。



 背面から。偶然にもGNバスターソードVの先端が地面に届き、荷重を支えています(笑)。実機ではGN粒子による重力調節も推進力も使えるので、脚だけで問題なく自立するんじゃないでしょうか。



 合体時のザンライザー。オーライザーの変形ギミックを活かして、海老の様に折れ曲がります。サイドバインダーの移動(分離)は有りません。これだけ多くのユニットが組み合わさっていると、どこを持ったら良いのか迷ってるうちに、いつの間にかサイドバインダーがズレて外れたりします。この形態で固定して、変形や組み換えをする予定の無い人は、サイドバインダーを接着してしまうのも一つの方法かも知れませんね。



 ところで、コアユニットから出ているジョイントアームは、オーライザー機体下面のポリキャップ(飾り台取付穴)に差し込む事が可能です。説明書には載っていないので偶然かも知れないと思い、あまり深く差し込んではいないんですけど、機首を上にハネ上げた位置で固定する事が出来ますよ。



別売のアクションベースを使用しています。
このキットにはアクションベースは付属していません。

 こちらが上記の方法で機首をハネ上げた状態。自立は無理なのでアクションベースを必要としますが、設定画でもGNバスターソードVの剣先が地面に届く様な位置には描かれておらず、見る人によっては、よりイメージに近いかも知れません。



 オーライザーを含まない、ザンユニットだけで合体した状態が、ザンダブルオーガンダム。本来の使用法ではなく、セカンドプランとして試されたとの事ですが、HGオーライザーを持ってない人でも楽しめるようにという配慮ですね。と同時に、ダブルオー以外のキットと組み合わせやすくするための口実でもあるのでしょう。



 ダブルオーザンライザーほど背中が重くなってはいませんが、この形態でも、GNバスターソードVの先端が地面に届き、安定して立てる様になっています。



 GNバスターソードVを構えた状態。グリップ部分をホルダーが掴んでいるため、抜刀する時に、どこを握って取り出すのか謎なんですけれども。何らかの形で、ホルダーからせり出す必要が有るのではないかと思います。ホルダーに固定する他、グリップ下の突起をホルダー基部の裏面に接続する事も出来ます。グリップ付近は2パーツ貼り合せになっていますが、パーツ番号を確かめてから組み立てないと、この突起がグリップ両面に付いたり、どちらの面にも無かったりという、組み間違いを起こします。複数買った人は、惰性で組んで間違わない様に注意しましょう。逆に、両面に突起を配置して、組み替え遊びの幅を広げるのも良いかも知れませんが。



 GNバスターソードVは、左右連結して大型のソードに変化。中央部の突起と穴で接続し、先端のギザギザでも噛み合っています。グリップの太さは、この状態でゲンコツにピッタリ合う様にしてあるので、2本の剣に分割すると、やや細い感じになります。



 サブアームを展開して、四刀流を再現。GNソードUをライフルモードにすれば、遠近両方の敵に対応可能?



 サブアームには、ヒネリ可動が欲しかったかな?腕に自信のある人は、追加工作してやると、遊びの幅が広がるんじゃないでしょうか。せっかくなので、GNシールドもマウントしてみました。



 今回のパーツだけで構成される、ザンユニット。改造パーツセットではありますが、これだけでも楽しめるのは嬉しいサービスですね。



他キットの飾り台を使用しています。このキットに飾り台は付属していません。

 パーツの配置を変えてみた例。コアユニットには引出し式のジョイント穴が有り、上下ひっくり返せば飾り台にも対応します。ジョイント自体が可動するため、支柱の可動に頼らなくても、上下の角度が調節可能です。単独で飛行可能なのかは、よく知らないんですけれど。



 では、ここからは思いつくままに組み替え・組み合わせを楽しみたいと思います。以前、電撃ホビーマガジンの付録で付いてきたGNセファーと、大人の事情を超えた友情合体(笑)。コアユニットから伸びたアーム状のスラスター(?)が、GNセファーと絶妙に干渉しない配置になっているのは、偶然でしょうか?



 GNセファーと、別パターンの合体。



 GNセファーのGNポッドが、何故かコアユニットのクボミにピッタリとフィット。これも偶然でしょうか?



 コアユニットにはジョイントとジョイント穴が有るので、無限に連結する事が可能です。パーツが2セット分有れば、サブアームを脚として使って、立たせる事も出来ますよ。



 2体分のパーツを使って、上下合体。



 3セット分のパーツを使って、GNバスターソードVを6本装備。



 GNセファーと組み合わせて、カニ型メカをデッチ上げ。キャンサー発売してくれないかなあ・・・。



 さっさと記事を書き上げないから、その間にもっとパーツが欲しくなって買い足してしまいました。こちらはダブルオーザンライザーに、GNバスターソードVを4セット分持たせてみた例。最終的には5セット分購入(汗)。



 背面から見た状態。サブアームの代わりに、追加のGNバスターソードVを背負わせています。



 オーライザーの合体ギミックの代わりに、ザンユニットのジョイントアームを使って背負わせた例。Vダッシュガンダムの配置に似ています。背負ったユニットが、アーム部分で上下に可動するので、変化が付いて面白いですよ。



 さらに、ダブルオー以外のガンダムとの組み合わせも紹介していきましょう。専用のジョイントパーツを使って、セラヴィーガンダムに背負わせた例。セラフィムのウエストを突起でハサミ込み、アゴとフロントスカートを上下の位置決めに使っています。キツキツで上手く入らない場合は、背中の顔のアゴパーツが、浮いていないかチェックしてやりましょう。



 セラフィムが分離すると、こんな感じ。胸のガンダム顔とコアユニットの間を、ジョイントパーツでつないであるのが分かるでしょうか。GNバスターソードVをサブアームに置き換えれば、六刀流が可能です。セラヴィーに合体したまま、両手とヒザの隠し腕にもサーベルを持たせれば、十刀流も可能な訳で・・・サーベル10本、持ってる人は少ないかな?



 ケルディムガンダムとの合体例。専用のジョイントパーツは無く、腰に接続してあります。



 テールユニットを一旦外し、ザンユニットをハサんで再度取り付けてあります。つまり、GNドライブはガンダムに直接つながっていないんですね。00シリーズらしい、面白い合体です。



 この接続方法を応用すれば、ザンライザーにGNドライブを搭載したり、ダブルオーに3基目のGNドライブを追加する事も出来そうですね。



 アリオスガンダムとの合体例。フンドシに専用ジョイントパーツを被せ、機体下面に接続します。ちなみに、ダブルオー以外のガンダムとの合体は、専用パーツが付属してはいるものの、サンライズの公式設定ではないそうです。



 ついでにGNアーチャーとの合体。脚を取り外して、フンドシ下の飾り台取り付け穴にコアユニットを接続。ガンダムスカイの様なシルエットを狙ってみました。

 てな感じで、色々な組み合わせが楽しめるパーツセットとなっています。ピン径・穴径の規格さえ合えば、敵側MSとの組み合わせも自在です。特に00の場合、主人公たちが最終的にはカタロン地球連邦軍の一部とも共闘しましたから、所属にこだわらない妄想も膨らませやすいでしょう。ぜひ、あれこれと試してみて下さい。

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 2009.9.9 健 竹史

  

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