健さんの その301 1/100 レッド、ブルー、ゴールドの3体でスタートしたアストレイですが、さらに2機、パーツ状態で行方不明になっていた機体が存在したという事で、新色の登場であります。なんだか戦隊の仲間が増えていく様な感覚に似てますね。いや、グリーンがジャングル戦を得意としていたり、ゴールドがいる点はレインボーマンに近いのかな。カッコイイ機体だし、7機くらいまで増えてもOKでしょう(汗)。 キットは、先に発売されている1/100ガンダムアストレイレッドフレームのカラーリングを変更し、新規パーツを追加した物です。共通部分については「その105 1/100ガンダムアストレイレッドフレームの巻」を参照下さい。 ツインソードライフルは、グリーンフレームの専用装備。ビーム刃発生器が前後スライドし、ビームサーベルとビームライフルの2モードに変化するギミックを備えています。スライドレールは、可動式のグリップをハサミ込んでの2パーツ貼り合わせ。ストック後端も刃になっている様で、実体刃のパーツを厚み部分のミゾに噛み合わせて被せて取り付けます。厚み方向でパーツ分割する事で、十分な厚みとシャープさを表現。コーナーは面取りしてありますけども。 グリップ下にも、斧の様な実体刃を装備。グリップを2パーツでハサミ込み、別パーツ化された刃を取り付けます。実機でも可動式になっているのかはよく知らないんですが、ビームライフルモードでグリップを持たせた時、下の刃を前腕に密着させる事で保持を安定させる、荷重対策となっている様です。 スライドレールはビームライフルの銃身を兼ねています。別パーツ化された先端はスライド部のストッパーを兼ねているので、レール端の取付穴にピンを通しての2パーツ貼り合わせで、頑丈に固定。銃口は別パーツ化され、正面から取り付けます。 スライド部は筒状にワンパーツ成形してあり、スライドレールの前から通します。薄さと強度が同時に欲しい部分だけに、ハメ込みピンを必要としないワンパーツ成形は好都合ですね。下側のビーム発生器は別パーツ化してあり、正面から取り付け。上側の後ろには、2パーツ貼り合わせのエネルギーカートリッジ(?)を取り付けます。 エネルギーカートリッジは、ビームサーベルモードでのエネルギー供給に適した配置にであるだけでなく、ビームライフルモードでも機関部の真上に配置されるデザインになってますね。ギミックは単純ながら、上手く配置を考えてあると思います。 ビーム刃は、背中に標準装備されているビームサーベルと同一の物を使用。バリエーションキットでは多色成形ランナーが追加される事が多いですが、これによって追加をグレーの単色ランナーだけで済ませつつ、ビーム刃の表現で見劣りしないキット内容となっています。プラモの都合に合わせた合理的なデザインですね。同じビーム刃を発生させるという事は、背中のビームサーベルと同一の発振器を内蔵しているのかも知れません。開発時のパーツ調達や整備の点からも、説得力が高いと言えそうです。・・・もっとも、単色ランナーのためにグリーンや赤の部分が要塗装となっているんですけれども(笑)。 ストックの部分は、ビームサーベルモード時のグリップになっています。このキットは、武器を持ち替える時に指を分解しなくてはならない仕組みなのでHGよりも面倒ですが、手首基部のスイング部分ごと外してやると、ちょっと扱いやすくなる様にも感じます。アストレイ本体には、左サイドスカートに取付穴が有り、ジョイントパーツを介してツインソードライフルをマウント可能となっています。ジョイントパーツはビーム刃発生器の角柱部分をホールドする仕組みなので、武器の外観を損ないません。 オマケに、トロヤ・ノワレの1/20フィギュアが付いています。一時期の様に頻繁にフィギュアが付属する事は無くなりましたが、やはり付いてると嬉しいものです。今後も続けて欲しいですね。師匠であるバリー・ホーのフィギュアも欲しかった所ですが、さすがに2体付属させるのは難しかったかな。 この他の武装として、従来と同じビームライフル、ビームサーベル、シールドも付属します。ツインソードライフルを受け取るまでは、この装備で戦ってましたね。ロウの手で搭載されたAIにより状況分析と回避行動に優れているという設定なので、この状態もすでに初期状態ではありません。
元キットがアクションベース導入前に発売された物のため、飾り台取付穴は開いていません。が、可動アームでバックパックを引き下げると、アームを固定していたポリキャップが使用可能となります。フォーク形のジョイントに乗せるのも良いですが、こんな「王道でない」飾り方も面白いですよ。支柱に対して吊り下げる様な配置になるので、飾れる角度に限度は有りますけどね。 余りパーツ扱いでガーベラストレートが付属。メッキ加工は有りませんが、せっかくなので組み立てない手は有りませんね。ちょっぴり違う色に塗装して、タイガーピアスを再現するのも良いでしょう。って言うか、それを狙って、PGアストレイと同時期に発売されたのかも知れませんね。茎(なかご)には「菊一文字」の銘が彫刻されてます。そのまま組んで隠してしまうも良し、こだわりたい人は頑張って「虎徹」に彫り直すも良し。2本持たせれば、お手持ちの1/100レッドフレームが、初回限定PG風モデルに早変わりです。二本差し出来ないのが残念ですが。 ガーベラストレートが余りパーツ扱いという事で、その鞘に添える事を想定した、半開きの左手も余りパーツ扱いとなっています。せっかくなので、これも組んでおくと良いですよ。ボクはビームライフルの添え手として使ってみました。フォアグリップが付いているので、ゲンコツを使っても両手持ちが出来るんですが、立てたヒザの上にヒジを置き、右手の下から手を添えてみました。 マーキングシールはトロヤ機と、バリー・ホー機の両方に対応。と言っても、バリーからトロヤに譲渡された同一の機体なんですけどね。 1/100アストレイは、シールドや頭部といった基本パーツがガーベラストレートと同じランナーに含まれていました。ブルーやゴールドの発売時に余りパーツを出すのか、同じパーツを新規ランナーで再度製作するのかと思っってたんですが、当初からブルーとゴールドを改修後の姿でのみ発売する予定だったのかも。お陰で今回、おいしい余りパーツが手に入りましたけど。グリーンフレームは外観的な改造が施されていませんが、どんどん姿を変えていった初期3体に対して、改めて素の状態のアストレイを楽しんでもらおうという意図が有るのかも知れませんね。 おまけ |