健さんの その276 HG 1/144 「つかぬ事を聞くですぅ。二人は分離するのですか?」などと尋ねたくなってしまう、セラヴィーガンダムです。放送前から話題を集めていたフェイスオープンを惜しげもなく初陣で披露、最近ではGNキャノンの隠し機能を使ったりと、楽しませてくれますね。説明書によると、ヴェーダと切り離されている今は発揮出来ない、さらなる能力が有るのだとか。やはり分離?それとも合体?・・・あらぬ所から手が生えてくるもんですから、最近では4機合体するのではなく、セラヴィーがすでに6機くらいが合体したMSなんじゃないかと思えたりもします。Gコマンダーみたいにスカートの中にMSが隠れてたりですね(笑)。 では、そろそろキットに目を通していきましょう。 頭部は、目とアゴが一体の赤いパーツにマスクを取り付け、左右からヘルメットでハサミ込む構成。前に突き出たアンテナはヘルメットと一体。アンテナと言うよりツノみたいですね。「セラヴィーには仲間がいるのか」「しかも設定画からだと4種類の角!」「設定画の位置関係や角の形から見て・・・おそらく身分関係を示しているッ」・・・え?示してませんかそうですか。(脱線ついでに柱の男って、角とフンドシ姿で、鬼ですよねアレは。)
V字アンテナはオデコのセンサーと一体。センサーはシールを貼った上にクリアーパーツを被せます。チョンマゲは別パーツ化してあり、上からセット。ヘルメットの分割ラインのほとんどを隠してくれます。 ボディです。胸は、箱形に成形されたウエスト上段をハサミ込んでの前後貼り合わせ。エリは別パーツ化されていませんが、頭で隠れるので接着ラインは目立ちにくいですね。首の前に何やらモールドが入っていますが、ここがコクピットハッチでしょうか?何やら今回も、装甲を着込んでる様な印象を受けますね。胸部ダクトのフィンは前から差し込み。胸中央の張り出しは別パーツ化されています。 ウエスト下段は、縦方向にワンパーツ成形。胸・腰との接続には球体ポリキャップを使ってあります。 腰です。フンドシ本体は前後貼り合わせ。左右一体の股関節軸は、ポリキャップを取り付けてフンドシでハサミ込んであり、前後上下にスイング可能です。下から後ハメになってないのは、やはり装甲を着込んでいるからなのかな?パージする日が来るのかどうか、今後に注目です。
フンドシ前部は、T字の張り出しを前から取り付け。ヴァーチェの反省を活かして、ウエスト可動を妨げない着脱アーマーになっている様な気もしますが・・・さて。フンドシ下のフタパーツを外すと、別売のアクションベースに対応した取り付け穴が現れます。穴にポリキャップは使われておらず、スライド金型で直接フンドシパーツに穴を開けてあります。 サイドスカートは、真ん中で可動しそうなデザインですが、今回はワンパーツ成形。上半分には裏面パーツを貼り込み、ポリキャップを仕込んであります。腰の横にボールジョイントで接続してあり、ポーズによっては後ろにハネ上げるのも良いですね。
脚です。モモは、ポリキャップを閉じ込めたヒザ関節をハサミ込んでの左右貼り合わせ。分割ラインは端に寄せてあり、目立ちにくくなっています。ヒザは二重関節。スネ側も左右からハサミ込んでありますが、この関節は後で前後から取り付ける外装に隠れるので、分割ラインが気になる事は無いでしょう。 スネは前後貼り合わせ。ヒザ付近は二重構造に見え、ヴァーチェの様に装甲を脱げるのかも知れないと思わせるデザインですね。GNフィールドを展開可能ながら、横に大きく張り出していた発生装置が無いのは、技術が進歩したからでしょうか。(クルブシの張り出しが発生装置?)おかげで左右のスネは共通パーツ化されています。「変形するにも都合が良さそうだな・・・」なんて、さらに秘められたギミックは無いだろうかと、ついそんな目で見てしまいます。
ヒザにはGNキャノンを装備。ポリキャップをハサミ込んで左右を貼り合わせ、砲口を取り付ける構成です。砲口内部にはシールを貼った上でクリアーパーツをハメ込みます。発売直後の放送で、ここから手首が出てきて隠し腕に変化する事が判明しましたね。スネ前部のグレーのフレームごと展開して、かなり長いリーチが有るようですが、キットではフレームがあまり動かないため、砲身を前に向ける程度の可動に留まっています。砲身の根元を一旦外して上下逆に差し直すと、より大きく上に向ける事が出来ますよ。
足首関節は、上がボールジョイント、下がポリキャップを使ったニ軸可動の二重関節。足首は、足の甲とクツ、足裏を縦に重ねる構成。中に閉じ込めるポリキャップは奥まった位置に有りますが、足裏パーツ側にセットして組み立てられるため、作業がスムーズです。塗装見本を見ると、足裏は中央と周囲で指定色が異なっていて、小さな足を増加装甲で覆ってある様にも見えますが・・・?!
肩アーマーは、ポリキャップとサイドアーマーをハサミ込んでの前後貼り合わせ。胸に接する縦壁部分にボールジョイントが有り、ボディ側のポリ軸受ごと前に引き出せる肩関節は、HGダブルオーと同じですね。 腕です。ヒジは虫メガネを張り合わせた様な、セカンドシーズン共通の関節。側面にはクリアー成形のレンズをハメ込みます。上腕は筒状にワンパーツ成形。この上腕がヒジのレンズに被さってるのがミソですね。ダブルオー、ケルディムもそうですが、左右貼り合せのヒジ関節を両側から押さえ、外れない様にと、デザイン段階から配慮された物なのでしょう。アリオスも同様のデザインになってますね。
肩ブロックは、ポリキャップ隠しの要領で下半分だけ造形。ヒジからのピンを通して肩アーマー内に接続します。前腕は左右貼り合わせ+腕の甲の3パーツ構成。分割ラインは端に通してあり、気にならない配置です。ヒジ関節を差し込むポリキャップ部分での可動や、手首基部がスイングする機構など、基本構造は他のガンダムと共通ですね。 手首は、左右とも穴開きゲンコツが付属します。 バックパックです。まるでMSのボディの様な本体は前後貼り合わせ。肩関節、いやGNキャノン基部は、ポリキャップを囲う様な関節パーツで、本体組立時にハサミ込んでやります。GNキャノンが水平位置より下がらない様に、ワキ(?)の内側にストッパーが付いてますね。GNキャノンはヒザの物と共通のパーツで構成。実機ではおそらく、肩のキャノンも隠し腕になっているのでしょう。 背中のガンダムフェイスは、オデコとアゴが固定式。ほほガードとマスクが、展開時に下がってくる仕組みです。スライド部には、ボディ内部に仕込んだポリキャップを使用。ピンは使わず、ポリキャップの幅をレール内側に密着させたスライド機構です。 V字アンテナは、左右それぞれがボール可動。オデコセンサーにレーザー加工で「GN−009」とか刻印してあると、面白かったんじゃないかと思うんですが(無責任発言)。 腰後部スラスターユニットは、左右それぞれが2パーツ貼り合わせ。横から見ると、正座してる脚にしか見えないデザインです。股関節に相当する部分はボール可動。股関節軸(っぽい物)は、軸の途中に穴が開いていて構造的に弱く、破損しやすいと聞きました。確かに穴が深い様に感じたので、ボクは事前にゼリー状瞬間接着剤を充填しておきました。この穴はおそらく熱収縮対策だと思うんですが、普段足首に使われているサイズのポリキャップにハマる軸なので、それ相応の太さにして欲しかったですね。 バックパックの腰に相当する部分には、サイドスカートが付いており、ポリ製の極小ボールジョイントで自由可動します。 バックパックは取り外し可能ですが、セラヴィーの背中に穴が有り、バックパック側にGNドライブが付いている様です。実はバックパックこそがセラヴィーの本体で、手足を伸ばしてMSに変形するのでは?と予想されますが、逆に、寄生されてるんじゃないかとか、倒した敵を背中で生かしてるんじゃないかとか、ちょっとグロっぽい方向に持っていくと、ハガレンの監督らしくて良いかも知れません。(笑)。 武装は、GNバズーカUが付属します。本体は、2パーツ貼り合せた機関部のミゾに、コの字にワンパーツ成形されたカバーをハメ込み、スライド展開する様になっています。カバーは黄色いパーツをハメ込んで内面を色分け。センサー(?)にはクリアーパーツが使われています。後部ユニットはポリキャップで可動。グリップを引き出せる様になっています。
GNバズーカUは2本付属し、右用と左用ではサイドグリップの取付方向が異なります。両手に持って構える他、2本を連結すればダブルバズーカに変化。連結状態でカバーをスライド展開すればバーストモードになります。また、単独でもダブルバズーカの状態でも、肩のGNキャノンと連結が可能。多彩な組み合わせで変化を楽しめますが、多分、どのモードでも十分強力で、別に使い分けなくても(略)。
今回のグリップはゲンコツの下を覆わないため、持ち替える度にゲンコツを分解する必要が無く、ストレスなく遊べる優れた物だと思います。と同時に、外れにくさにも配慮してあるのが良いですね。ダブルバズーカ状態では2つのサイドグリップが密着してコの字形になりますが、根元が丸ピンになっていてヒネれるので、ゲンコツもバズーカも分解する事なく、手から外れないグリップ形状を実現しています。
メイングリップも、万一重くて構え方が不安定になる場合は、後部ユニットで前腕を上下からハサんで保持させようという、デザイン段階からの保険であると思われます。これなら1/100で発売されても、余裕で構えられるんじゃないでしょうか?
この他にビームサーベルも装備していますが、残念ながら今回のキットには付属せず。おそらく6本同時に持てるんじゃないかと思われますが、ファーストシーズンのナドレの様に、背中のガンダムを単独発売する事があれば、隠し腕と一緒にセットしてくれると嬉しいですね。
組立時間は1時間10分でした。今回の後半新型機は、単純に大火力化する方向でないのが面白いですね。バズーカとキャノンはヴァーチェも装備していた物ですが、二つを関連づけてプレイバリューを高めているのが良いと思います。ダブルバズーカと言いながら、実は前回のバズーカを2つに割ったデザインなんですけれども、手軽に取り回せるサイズに出来なければ今後苦戦が予想されるという実情に即したデザインですね。接近戦・混戦への対応力を高めてあり、説得力が高いと思います。
それにしても、背中のガンダムの活躍が拝めるのは、いつになるんでしょうね。分離する前提で話をするのはどうかとも思うんですが、やはり期待してしまいます。背中が分離してガンダムになったと思ったら、分解したセラヴィーを着込んで、ほとんど外観が変わらなかったりとか。あるいは分離したガンダムの背中にも顔があって、それがまた分離しそうだったりとか。「この世に悪のある限り、セラヴィーガンダムな何度でも脱皮する!」なんてね。 おまけ 少し前なんですが、某電気店でガンプラを購入したところ、パーツセパレーターなるオマケが付いていた、という情報を聞きまして、広島市内まで出かけて入手してきました。店員さんに「欲しいのですが」と尋ねると、何かMGシリーズを買ったら差し上げますよ、との事でした。ダブルオーの新製品を買ったら箱に入っていたという人もおられて、条件は一定でないのかも知れません。また、「こちらのグループ店だけのサービスですか?」と尋ねると、良く分からないとの事でした。 これはプラ製のプレートで、シャープになった端を、一度ハメたパーツの間に差し込んで、分解の手助けをしてくれるツールです。ハメ合わせの形状も色々あるため、いつも確実にバラせるとは限りませんが、間違って組んだ時にナイフで分解するよりは安全、パーツにも優しいと思われます。また、フラットな形状を活かして、サンドペーパーを巻いて使う事も出来ます。
ガンプラ関連グッズとして、この様な物が有るというのは聞いていた様に思うんですが、もし今だけのキャンペーンだとしたら惜しいですね。特に初心者は重宝するツールだと思いますので、今後も全国で手に入る様にお願いしたいと思います。 2008.12.5 健 竹史 HG セラヴィーガンダム ROBOT魂 セラヴィーガンダム HCM-Pro セラヴィーガンダム 1/100 ダブルオーガンダムSP ガンダムエース 2009年 01月号 羊でおやすみシリーズ Vol.12 「いつまでも一緒にいようね」 機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ 特典付 機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 1 UVERworld 儚くも永久のカナシ(期間生産限定盤) セ・ラ・ヴィ セラヴィ 空気清浄機(UVランプ付き) CLV-029 セラヴィ 遠赤外線クオーツヒーター CLV-099 われ万死に値す―ドキュメント竹下登 わしと私と俺とぼく Dear Girl ~Stories~ フルメタルパニック ガーンズバック 交響詩篇エウレカセブン Blu-ray BOX 1 GFLEX00 3rdSTAGE 1BOX MG シナンジュVer.Ka ROBOT魂 アリオスガンダム ROBOT魂 GNアーチャー トランスフォーマーディズニーレーベル ミッキーマウス 変形! ヘンケイ! ハウンド 変形! ヘンケイ! サイクロナス [HOME] |