健さんの
プラモコラム


その257
 MG フォースインパルスガンダムの巻

MG 1/100 フォ−スインパルスガンダム/
 ZGMF−X56S/α フォ−スインパルスガンダム /バンダイ
 「機動戦士ガンダムSEEDデスティニー」に登場



 SEED関連のMGは、ストライク、フリーダムに続いて、順を追って発売されるものと思っていたので、インパルスを飛ばしてデスティニーが出た時には、ちょっとドキドキしましたね。いや、そのデスティニーも、ストライクフリーダムが先に発売されて、ザフト陣営は丸ごと無視されるんじゃないかとヒヤヒヤしてた訳ですが。いくらキラが前作の主人公であると言っても、SEEDデスティニーは両陣営を対等に描いている所がオイシイし、広がりの可能性を秘めている部分だと思うので、ザフト陣営の傑作MGの発売は嬉しい限りです。では、待たされた間にどこまで熟成が進んだのか、見ていくとしましょう。



 コアスプレンダーは、1/100キットの物より全長を伸ばし、スリムなプロポーションで造形。このテの収納メカニックは、スペースの都合から止むを得ず小型化する事が多いんですが、5.67mという設定に対して、1/100キットは4.8m相当、今回は7m相当のサイズが有ります。キャノピー開閉可能、コクピット内部再現、パイロットフィギュアを足元まで造形して、それでも窮屈さを感じさせないボリュームです。



 面構成は大幅に変更してあります。上面を機体中央から前方に向かって傾斜させ、インテイクを小さくした事で、スリムな印象になりました。と同時に、設定では埋没していたコクピット後部の盛り上がりが強調され、いかにも変形しそうな単調さを解消、シルエットも歴代コアファイターの印象に近づいています。後ろに折りたたんでいた尾翼は、後端に配置して前に折りたたむ解釈に変更。主翼は単純な軸回転ではなく、スライドギミックも加える事で、より美しい形にまとまった様です。合体の要であるカナード(機首横の小ウイング)は大型化。その代わり薄くなっていますので、合体時の取り扱いは慎重に。



 今回の目玉は、ミサイルランチャーランディングギアが付属する事ですね。出撃の度に、ほぼ確実に投棄されるミサイルランチャーですが、ガンダムファクトファイルによると、母艦ミネルバに自動的に戻ると解説されています。この説は当時から耳にした記憶がありますが、ある程度の滞空能力は有ったとしても、シルエットフライヤーが回収して持ち帰る等の方法が無難ではないかと、個人的には思ったりもします。



 続いてチェストフライヤーです。頭部は、ヘルメットを前後分割。首のポリキャップを押さえるパーツは、側頭部ダクトの内部パーツを兼ねています。クマドリとアゴは赤で色分け。目はクリアーパーツを使用していますが、今回は頭頂部カメラだけでなく、後頭部カメラまで一体成形。これは今後のスタンダードにして欲しいですね。例によって、オデコのデュートリオンビーム受信機には、レーザー加工で「X56S SEI」の文字が刻印されています。金型加工用のレーザーがデュートリオンビームとイメージ的にダブってしまったのはボクだけでしょうか?



 ボディは、コクピット再現をコアスプレンダーに任せる事が出来たため、通常のMGよりも内部フレームの構造がシンプルです。ハッチを開くと、そこにはインナーハッチが有り、MS状態でコクピットを見る事は出来ません。の前後可動は、エリパーツの中央が可動軸を兼ねているため、ボディの完成後にエリごと首を取り付ける事が出来ます。エリ前部のバルカンユニットは、チェストフライヤー状態では起き上がり、フェイスカバーになるという新解釈。そのためも有ってか、1/100キットよりも前寄りの配置になっています。



 肩関節は、ボディフレームにハサミ込まず、フレーム上面のピンに差し込む構成。前スイングするパーツから、上下スイングするパーツが引き出せる様になっていて、完全に引き出せば真上にもヒネる事が出来ます。ABSだから出来る事ですが、あまりにもコンパクトで、変形に必要なギミックなのだと、しばらく気付きませんでしたよ。



 肩アーマーは、前後貼り合わせておいてから上面パーツや色分け部分を貼り込む構成。白いコの字形のラインとか側面スラスターとか、平行線を多用したデザインが特徴ですが、今回は変化をつけて印象を変えてあります。側面スラスターは、反対側にもノズルの表現が追加されています。最初はインテークかとも思いましたが、チェストフライヤー時のメインスラスターという解釈なんじゃないでしょうか。肩関節軸に通して固定、ハネ上げるギミックを内蔵しています。



 です。肩ブロックは、ポリキャップを前後からハサミ込み、側面のコブを貼り付ける構成。上腕は筒状に成形。1/100キットではコブの下で分割し、そこでヒネっていましたが、今回はコブに隠れる部分で分割、コブはサイドアーマーの様な造形になっています。

 ヒジは二重関節。曲げるに従ってヒジアーマーがスライドする連動ギミックが仕込んであります。遊び(ガタつき)が大きいので、ポーズを付ける時には位置を調整してやると良いでしょう。連動パーツはフレームにハサミ込んであり、ヒジアーマー自体は後ハメが可能です。



コアスプレンダーは合体後も上下に大きく可動。明らかに意図して設計していると感じます。ついでにウイングも展開してみました。

 前腕は、ヒジ付近で2つに分割して筒状に成形、内部フレームを通す様に被せます。側面にはハードポイントの穴もあるため、スライド金型を使用。四角いながらも適度な丸みを持たせ、手首周辺にテーパーを付けたアレンジが良いですね。丸みは300円ガンダムの感触を思い出させ(耐弾性を意識した設計だそうです)、テーパーは飛行時の空気抵抗を考慮した物でしょうか?

 手首は、左右とも可動指タイプの物と、エクスカリバー用の握り手が付属。可動指タイプは3本指を一体成形してあり、切り離せばボール可動出来るタイプです。手首関節はスイング可能。チェストフライヤー時には左手を90度折り畳み、右ヒジに干渉しないポジションを取らせます。手の平には、武器保持用の突起が付いています。



 続いてレッグフライヤーです。ウエストは、箱型に成形された外装を内部フレームに被せる構成。コアスプレンダーとの連結用ジョイントは上からハメ込みます。赤い連結部カバーは二重関節で可動。腰との接続部は、ボールジョイントで可動します。



 です。フロントスカートは左右独立して可動。下端は設定では水色でしたが、グレーがかった機体色に合わせたのか、薄いパープルに変更されています。MGデスティニーと並べても明る過ぎず、妥当なアレンジだと思います。

 上端のインテークは、裏面パーツが露出する形で色分け。設定ではレッグフライヤー時にスカートが起き上がり、ヒザアーマーを隠す配置になりますが、スカート裏の上半分にスラスターが仕込んであると考えれば、意味のある配置だったかも。キットの裏面がスラスターの様にも見え、設定通りの配置なら斜め下へノズルが向き、飛行時に役立ちそうです。今回はヒザアーマーが伸びるギミックが追加された代わりなのか、スカートが起き上がる変形は省略されています。



 サイドスカートはポケットになっていて、対装甲ナイフを収納しています。スカート長が1/100キットよりも長くなった上に、上端までまるごと収納スペースとして使ってあります。逆に、下端はフタに含まれなくなりましたが、その分スキマなく閉じる様になり、見栄えが良くなっています。フタ表面にディテールが追加された代わりに、1/100の様な内部ディテールの表現は無くなりました。



 リアスカートは、左右独立して可動。フンドシ下に飾り台を接続する時、リアスカートが動くとフタパーツを外しやすくて良いですね。スカート表面には整流板の表現を追加。ウイング類が一切無いレッグフライヤーですが、これだけでも可能な範囲で航空力学的に各部の形状を煮詰めてある様に感じさせてくれます。

 です。股関節は、3軸可動のABS関節。ボール可動を使わない、Sガンダムの様な可動ですね。モモは、ABSの内部フレームに前後から外装を取り付け。ヒザに連動して、前側の外装がスライド可動します。ギミック自体は近年のMGでは見慣れた物ですが、レッグフライヤー時にヒザを逆方向に曲げると、上に向かってスライドする点が珍しいと思います。ヒザ上部の外装を切り欠かなくても変形のクリアランスが確保出来る様になったため、関節周辺のデザインが若干変更されています。



マルチパックを使ってエールストライカーを装着した状態。(MGエールストライクガンダムから拝借しています)

 ヒザはABSの二重関節。上を曲げるとモモがスライド、下を曲げるとヒザアーマーがスライドしますが、モモは前後の外装が定位置にいた方がキレイなので、普段はなるべく下側の関節だけを曲げてポーズを付けると良いと思います。ヒザアーマー先端の三角マークは、センサーに変更。スライドギミックは、ヒザをある程度曲げるまで動かず、最後にヒザ先端が延びる仕掛けになっています。

 スネは、左右貼り合せの内部フレームにハサミ込む形で、後部スラスターの可動を再現。内部フレームの一部が露出する事で、インテイクやダクト、スラスターを色分け。フクラハギ下のスラスター(?)は、クボミにはなっているけどムキ出しではない、フタが仕込んである様なデザインが面白いと思っていたんですが、内部メカが完全に露出したデザインにアレンジしてあります。



マルチパックを使ってノワールストライカーを装着した状態。(MGストライクノワールガンダムから拝借しています)

 足首アーマーは、前と左右の3パーツ構成。ほとんど脚に密着したデザインながら、裏面にディテール表現が入っています。スネアーマー下端をハサミ込んで取り付けます。

 足首関節は、上下ともボールジョイントで可動。前側に可動シリンダーが仕込んであるんですが、可動範囲が広いのにコンパクト過ぎるため、シリンダーのロッドが良く抜けます。派手なポーズ(変形含む)を取らせた後は、外れていないか確認してやりましょう。



マルチパックを使ってIWSPを装着した状態。(MGストライクガンダム+IWSPから拝借しています)

 足首は、土踏まずの部分が可動し、ツマ先を折り畳むギミックを再現。クツは上下にパーツを重ね、カカトは後部からハメ込みます。ツマ先は内側が尖っている、左右非対称のデザインにアレンジ。MGデスティニーと共通性を感じさせる形状ですね。

 前部ランディングギアは、フンドシ上部のセンサー(と思うんですが)を一旦外し、支柱を介して取り付け。後部ランディングギアは、ヒザアーマーがスライドして露出した穴に取り付けます。ヒザのスライドギミックに、より積極的な意味を持たせていて面白いと思います。



フォースシルエットには、ランディングギアではなく輸送台の様なベースが付属します。シルエットフライヤーのランディングギアと無理に長さを揃えるよりも良い判断だと思います。

 フォースシルエットは、サーベルホルダーがボールジョイントで可動。そのすぐ後ろには、シルエット本体が下に折れる可動ギミックが仕込んであります。この可動のクリアランスを確保するためと、コアスプレンダーが大型化した事で、合体面は1/100キットよりも大きくクボませてあります。後部スラスターは、フィンの奥にあるノズルを別パーツで再現。本体可動部のスキマにも内部メカの表現がある等、ディテール的な見せ場も充実しています。



 主翼は折り畳み可能。ヒンジは二重関節で180度折れ曲がります。根元も二重関節で、真下から真上まで幅広く可動。ヘタレ防止のためか、本体側面に突起が付いているので、普段はここにウイングを乗せるポジションにしてやると良いでしょう。全幅は1/100キットの23センチから、27センチに拡大しています。



別売のアクションベースを使用しています。
このキットにアクションベースは付属していません。

 主翼は基部ごと引き出すと前後回転も可能になるので、水平飛行ポーズでも自然なウイング位置になってくれます。垂直翼も折り畳み可能。下部スラスターフィンは、根元でボール可動。さらに本体下面が剥がれる様に下がり、アームの役目を果たします。スラスターフィンが主翼と干渉しそうな時、例えば水平飛行時などに引き出してやると良いでしょう。



 シルエットフライヤーは、後部ジョイントパーツをハサミ込んでの上下貼り合せ。1/100キットではシルエット側からピンを出して連結していましたが、今回はクボミ上部にレールを設け、引き出したシルエットフライヤー後部と噛み合わせて合体する仕組みに変更されました。デザインやギミックにアレンジを加えた結果、1/100キットよりもフォースシルエット合体面のクボミが深くなったため、仕組みを変える必要が出てきたのかも知れませんが、メカニック的な説得力も高まって良かったんじゃないでしょうか。単独飛行時は連結機構を引き込んで保護しているという事で。メインバーニアは上下可動、カメラや上部スラスターはパーツ分けしてあります。



マルチパックを使ってランチャーストライカーを装着した状態。(MGランチャー/ソードストライクガンダムから拝借しています)

 武装です。ビームライフルは、左右貼り合わせの本体に、センサー、フォアグリップ基部、フォアグリップ、側面メカニック部を全て後ハメで取り付ける構成。銃口は別パーツ化せず、スライド金型で開口してあります。フォアグリップは、銃身下面に垂れ下がった配置で、基部ごと前後にスライド可能。グリップは両面にミゾが有り、左右どちらの手にも対応。腰後部にマウントする事も出来ます。



マルチパックを使ってオオワシを装着した状態。(1/100アカツキから拝借しています)

 シールドは、差し替え無しでスライド展開ギミックを再現。十字エンブレムをシールド本体から浮かせる事で、1/100キットの様なスキマが出来ない展開状態を再現しています。左右の張り出しは、引き出しやすい様にツマミを設けてありますが、裏面の補強になじむデザインとしてあります。ただ、引き出したら裏面の補強が一部欠けた形になってしまうんですよね。ツマミに沿ったカーブにして補強を全周に通すべきだったんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。引き出し用のツマミは、メンテ時に作業員が引っ張るために本当に付いているんだと考えれば良いかと。(ちと無理が有りますか?)



マルチパックを使ってシラヌイを装着した状態。(1/100アカツキから拝借しています)

 腕へ接続するジョイントはABS製。スライド機構や色分けの都合でスペースが無いため、ポリキャップを使わず直接シールド裏にハメ込んであります。ジョイントは途中で折り曲げ可能。グリップも展開し、ジョイントと併用して握らせる事が出来ます。シールドの上下端は、キット独自の解釈でランディングギアとなっています。これは面白いアイデアですね。展開時には一旦表面パーツを外し、支柱パーツをはさんで再び取り付け。十字エンブレムさえ無ければシールド全面でベッタリと着地出来るものを(問題発言)



 ビームサーベルは、グリップの穴に手の平の突起を差し込んで持たせます。長さは余裕で両手持ちが可能なほど。クリアーのビーム刃は、日本刀の様にカーブした形状。MGデスティニー同様、ラメを入れてあります。

  M71−AAKフォールディングレイザー対装甲ナイフは、刃とグリップの2パーツ構成。サイドスカートからの取り出し・展開が可能です。手の平の突起が邪魔で握らせにくいんですが、握力は保持するのに十分です。ちょっと向きが変ですけど、刃が収まるミゾに突起を差し込むと、すごく安定して持てますよ。お試しあれ。



 この他、本来のフォース装備には含まれませんが、MMI−710エクスカリバーレーザー対艦刀も1本のみ付属。刀身とグリップを組み合わせ、刃先側からツバを差し込む組立です。グリップエンドには突起とそれに対応した穴があり、このキットを2体買えば、2本連結したモードも再現可能な様ですね。グリップにはミゾが彫ってあり、あまりキツめでは有りませんが手の平の突起と噛み合い、グリップの真ん中を握っても片手で安定して持てる程度の保持力は確保されています。



 ビーム刃はラメ入りクリアー成形。刃先に被せるビームパーツも付属します。一騎打ちの末フリーダムを撃破したシーンで、ビームが先端の実剣部分まで回りこんだ(様に見える)状態を再現した物ですね。設定と異なる描写のため、好みに合わせて使用するパーツとなっていますが、ビーム形成技術は進んでる印象が有りますし、始点と終点の出力を変えればそのまま延長出来そうな気もします。ボク個人としては「有り」ではないかと思いますね。



コアスプレンダーのウイングに、パイロンが付いているのが分かるでしょうか?ウイングを引き出す時には、ここを持つと扱いが簡単です。

 合体は基本的に従来キットと同じですが、フェイスガードになっている胸正面パーツを定位置に戻すプロセスと、レッグフライヤー先端のジョイントカバーを畳むプロセスが追加されています。コアスプレンダーの固定には、今回もカナードを使用。薄いABSパーツで根元だけをハサミ込み、ハミ出した部分は背中の装甲裏のスキマに収まります。コアスプレンダーの収納位置は1/100よりも高めで、胸のV字マークの奥にシートが位置します。ハッチの奥を丸見えに出来なかった理由は、コレでしょうね。ウエストの合体は噛み合わせが若干浅いので、運ぶ時は下半身を持つと安心です。



「いくぞみんな!合体だ!」・・・と一度叫んでみたかった。
(プラント在住:16歳・男)
「この機体のキモは合体ではなく、分離であると気付きました。特撮に出てきた合体ロボみたいにですね、4機で敵を囲んで変な光線を浴びせたりとか、そんなシーンが見たかったですね。これまでインパルスはファーストガンダムへのオマージュだと思ってましたが、元ネタはきっとあの合体ロボですね。」
(広島在住:年齢不詳・男)
全機アクションベース対応。一斉に宙を舞うカッコ良さを机上で再現出来ます。

 シルエットの接続は、背面上部両端の穴を利用します。シルエット側の突起は、外装パーツを貫通して内部フレームに接続してあり、保持力は十分。外装の穴自体もキツキツなので、分離させる時は外装が一緒に外れない様に押さえてやりましょう。



チェストフライヤーは合体用の突起を利用したジョイントを介して飾り台に接続。レッグフライヤーにはMS時とは別のコンパクトなジョイントが用意されています。

 オマケ要素として、連合のストライカーパックを装備出来るマルチパックが付属します。これはコアスプレンダーの代わりに収納するもので、簡易的ながらコクピットブロックも再現。正面の突起も利用し、背中側から装着します。メインスラスターは、一応有るらしいデザインになっていますね。これで背中がストライクガンダムに似た外観に変更され、連合規格のジョイントを持ったインパルスとなる訳です。(議長、マルチパックも保有MS台数に数えて下さいよ:笑)VPS装甲の色変化については・・・コンテストに出す人は解釈に凝ってみても良いかも知れませんね。普段は忘れておきましょう。



マルチパック(左)と、変形したコアスプレンダー(右)。マルチパックには単体での飛行能力は有るのかな???

 キットでもMGストライク系の各種ストライカーパック、さらには同一規格である1/100アカツキに付属するシラヌイ、オオワシを装着可能です。説明書では開発にあたってオーブから移住したコーディネイターの協力が有った、という解説がされていますが、データを持ち出したという意味ではなく(あるいはそれに加えて)、前大戦で鹵獲したダガー系MSやストライカーパックを研究したのかも知れませんね。



 外伝「SEEDデスティニーアストレイ」に登場するアウトフレームはザフトが開発(途中まで)したMSですが、デスティニー第一話のエピソードより先に、ストライカーパックを使用可能な事が判明しています。シルエットも同じ規格で作ればいいのに・・・とも思いましたが、ザフトは連合の装備を奪って使用出来、連合にはザフトの装備を使わせない方が有利ですもんね。



コアスプレンダーをマルチパックに換装した状態。パックの厚み分だけ、背中が張り出しています。

 最近積極的に付属する様になった同スケールのフィギュアは、シンだけでなくルナマリアも付属。どちらもヘルメットを外した状態で造形してあります。顔が見えないフィギュアが2体並んでも面白くないですから、この判断は正解でしょう。シンはMGデスティニーと内容が重複してますけども。二人ともベースと一体成形されています



1/100ティエレン、オーバーフラッグに付属するフィギュアと組み合わせてみました。

 組立時間は、3時間20分でした。ただでさえギミックが満載なのに、MGストライクと連動して楽しみが広がるサービスの良さがたまりませんね。同時にストライクの販売促進にもなっている訳ですが、値段も高額なMGシリーズですから、集めれば集めるほど楽しくなる工夫は大歓迎です。もともとMGは、安くするよりも付加価値を付ける方向でお買い得感を高めるシリーズだと思いますし。

 エール装備のみで交換の楽しみの無い期間が長かったストライクの反省でも有るのでしょうが、ストライクからの拝借によって1体目の発売時から装備交換の楽しみが充実。さらにエクスカリバーまで付属させてフリーダムと対決させたいファン心理をくすぐります。

 

1/100インパルス(左)との比較。身長は若干高くなっています。

 ついでにコレは社内向けの戦略でも有るのでしょうね。いくらバリエーション展開が可能でも優先順位が回って来なければ発売は無い訳で、実際にブラストインパルススラッシュザクウォーリアは、当時コレクションキットしか発売されませんでした。名場面で使ってるから、という理由でエクスカリバーの金型を先に作る事で、ソードインパルスの発売を半ば確定してしまい、ユーザーに期待も持たせようという事でしょう。エクスカリバー関連のランナーは、2本分のパーツを配置すると、丁度良い面積になるよう設計されていますよ。



 この様に、普段にも増して貪欲な内容のキットですから、いつもの数倍楽しめると思いますよ。初回限定で映像特典のダウンロードチケットも付いています。こちらは期限が2008年8月末までとなっているので、迷ってる人は早めの購入をオススメしますよ。

 2008.6.29 健 竹史


  

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