健さんの
プラモコラム


その256
 MG ランチャーストライクガンダムの巻

MG 1/100 ランチャー&ソードストライクガンダム/
 GAT−X105 ランチャーストライクガンダム /バンダイ
 「機動戦士ガンダムSEED」に登場



 前回に引き続き、MGランチャー&ソードストライクであります。今回はランチャーストライカーを紹介していきましょう。



 バックパックは、可動アーム取付ユニット(左下)、放熱ユニット(上)、制御ユニット(右下)が、クッキリ分かれたデザインにアレンジ。前後分割の本体に、側面パーツを貼り込む構成。可動アーム取付ユニットの筒状パーツや、左右をつなぐバーを組み込む、意外と凝ったパーツ構成になっています。



 元デザインでは、ここまでユニット構造を意識したデザインではなく、箱型の本体表面に制御ユニットらしきモールドが有り、右下に小さな放熱スリットの表現が有るだけでした。今回のアレンジで制御ユニットと放熱ユニットの位置が入れ替わり、デザートザクを連想させる様な外観になりました。



 バックパックは、横長の板状突起で背中と接続。制御ユニットが少しスラスターにかかっているのが心配です(笑)。こだわりたい人は、裏打ち(パーツ裏の空洞にパテ等の詰め物をする)した上で角を少し削り落としてやると良いかも知れません。・・・が、今後発売されるかも知れないアイテムとの互換性を損ねない想像力(むしろ予知能力)が必要?あまり手を加えたくない箇所ではありますね。



 320ミリ超高インパルス砲「アグニ」は、ランチャーストライクのメイン武装。1/100キットよりも大型化しています。ちなみに、アグニとソードストライカーのシュベルトゲベールは、MG、1/100とも、ほぼ同じ長さに揃えてあります。



 アグニは、左右分割の砲身に上部センサーをハサミ込み、砲口、上部カバー、グリップ、側面・下面の表面パーツを取り付けていく構成。パーツの重なりで生まれる精密感が見所です。下部の筒状のユニットは大型化。センサーの前方には照星(狙いを定めるための突起)が追加されました。カバーのスキマからは、筒状の砲身が後ろまで続いているのが確認でき、説得力が有りますね。



 グリップは、完成後も着脱可能。ポーズを調整する時は、ゲンコツの可動指をフィットさせてから取り付けると良いでしょう。フォアグリップは、1/100キットでは引き出し式でしたが、今回は軸可動で前後に移動。形状は丸グリップに変更され、どのポジションでも握りやすくなっています。



 エネルギーカートリッジは2パーツ貼り合わせ。着脱可能で、ソードストライカーの物とも規格が統一されています。アグニ本体後端は、上下に開くギミックを追加。元々開きそうなデザインでしたけどね。サブラジエーションシステムと解説されているので、廃熱時に開くのでしょう。開閉するカバーはワンパーツ成形され、被せる様に取り付けます。



 可動アームはABSパーツで構成。バックパックとアグニに繋がる両端はボールジョイントで可動します。大型化したアグニに合わせて、取付位置を高くするため第二関節(?)までが極端に長く変更されています。筒状のパーツが追加されていますが、シリンダーでも無さそうですし、補強かケーブルのカバーでしょうか?真ん中にクボミが有るのは、裏面に取り付け用の突起を成形する都合の様です。

 バックパック裏面は、背中側ポリキャップの保持力が高いので、ピンを切らない方が着脱時に外れにくくて良いかも知れません。



 「120ミリ対艦バルカン砲/2連装350ミリガンランチャー・コンボユニット」は、ソードストライカーの肩アーマー同様、中央パーツを肩スリットの横から差込み、前後のパーツを取り付けるとフックと噛み合いロックされます。ドラムマガジンは別ユニットの様な造形になり(実際は上のパーツと一体成形)、給弾ベルトのカーブが、より自然になりました。350ミリガンランチャーの後部には、排煙ダクトの表現が追加されています。



 サイドアーマーは、1/100キットでは下のみ可動していましたが、今回は上下とも可動する様になりました。120ミリ対艦バルカン砲は、銃身がムキ出しのデザインにアレンジ、先端も凝った形状になりました。ガンランチャー、対艦バルカン砲とも、肩アーマーより前に大きく張り出していますが、逆に後部はコンパクト化、サイドアーマーはスリム化してあり、重そうな印象は与えません。



 飾り台は、フンドシ後部のケーブル接続穴に取り付け。MGエールストライクを持っている方には、そちらに付属しているカタパルト型の飾り台をオススメします。



 ちょっとイメージと違う気もしますが、地面に伏しての狙撃ポーズも可能。1/100キットでも可能ですが、アームの長さの違い・ヒジの可動範囲の違いから、若干ポーズに違いが出てきます。



 アームが長いため、脇に密着して抱えた様な構え方は難しくなる場合があります。逆に、両手で前に抱えるポーズでは、アームが長い事がプラスに働いて、1/100よりも脇の下が窮屈な感じがしません。さらに、正面真上に片手で高く掲げる様なポーズも余裕で取れます。



 エールストライカーを含めた3種のストライカーパックをフル装備する事も可能。トライストライクガンダム等と呼ばれているものですね。



 1/100キットでは、エールユニットが右肩のコンボユニットと干渉し、止むを得ず右肩を前に振らなくてはなりませんでしたが、MGではエールユニット上部がスイング可能である事と、コンボユニット後部をコンパクト化してある事で、自然に装着する事が可能となっています。



 ソードとランチャーのバックパックは装着せず、アグニとシュベルトゲベールは手に持つだけとなります。



 ストライカーパックを廃した素体状態は変更ありません。ビームライフル、シールド、アーマーシュナイダーも付属しています。



 1/100ランチャーストライク(右)との比較。アグニが地面に当たらない高さになるようアームの長さを決定してあります。



 1/100ランチャーストライク(右)との比較。アグニ下部ユニットのボリュームが数倍になっています。ここはプラズマコンプレッサーと解説されています。



 1/100ランチャーストライク(右)との比較。センサーやグリップの位置に注目すると、アグニは均等に大型化したのではなく、主に前半分を延長してある様ですね。



 1/100ランチャーストライク(右)との比較。アレンジされたサイドアーマーは、航空機のウイングらしさが薄れた気がしますが・・・MGスカイグラスパーの発売を、今でも楽しみに待ってますのでよろしくー。



 オマケ要素として、連続して発売されたMGインパルスのコアスプレンダーを、キットオリジナルのマルチパックと交換する事で、ストライカーパックを装着出来る様になります。関連の無い所に関連を作り出し、どっちも欲しくなる演出が上手いですね。これによってフォース装備しか発売されていないMGインパルスで、いきなり装備交換の楽しさが味わえます。拝借するのが敵軍の装備であるという点も面白いですね。キットだけの遊びと捉えるも良し、鹵獲とか技術流出とかの背景を想像して楽しむも良し。他のストライカーパックも問題なくフィットしますよ。

 組立時間は、ストライク本体が1時間15分、ソード装備30分、ランチャー装備35分でした。何度も組んでいるためか、ストライクの組立はスムーズになってきましたね。2種の装備をセットで発売する事で、1/100を2体買うのとほぼ同額で買える値段に抑えてあるのが嬉しいですね。

 ソードとランチャーのパーツは色違いのためほとんどランナーが別になっていて、共用となっているグレーのランナーの中でも、それぞれ固めてパーツを配置してあります。さらに多色成形ランナーでは、間に切り替えを配置して仕切ってあります。今後、何らかの形で単独装備の発売予定が有るのか、あるいは一部流用で、フレームアストレイズに登場するアナザートライアルストライカーが発売されるのかも知れませんね。

 2008.6.18 健 竹史

  

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