健さんの
プラモコラム


その242
 HG ガンダムスローネツヴァイの巻

(HG 1/144 ガンダムスローネツヴァイ/
 GNW−002 ガンダムスローネツヴァイ/バンダイ
 「機動戦士ガンダム00」に登場)



 先日発売されたスローネアインに続き、さっそく兄弟機が登場であります。・・・って、発売される頃にはパイロットが替わっているとは思いませんでしたね。わずか半年の間に上手くキット数を増やしていったダブルオーですが、さすがに全陣営のライバル機にまで手が回らないならば、ライバルを既存の機体に乗り換えさせてしまおうという、ナイスなアイデアであります。強奪されるのはガンダムの伝統ですが、歴代強奪シーンの中でも面白いパターンでしたね。そっちもナイスな展開でした。トリニティ兄弟を敵扱いで終わらせなかったのも好印象。

 ガンダムスローネ3機は共通ボディでカラーリングを変更、頭部と装備をカスタマイズしたデザインとなっています。新規パーツを中心に紹介していきますので、共通部分については「その237 HGガンダムスローネアインの巻」を参照下さい。



 頭部は、左右分割のヘルメットにマスクをハサミ込む構成。マスクは普段だと目とアゴを色分けしてありますが、今回は目の周りが赤でなくフレーム色なので、マスク中央部に白パーツをハメ込む分割となっています。このパーツはヘルメットの組立後にハメ込む事が可能。アゴの赤はシールで色分けしてあります。オデコにアンテナを取り付け、その上からトサカを被せて完成となります。



 スローネアインと同じパーツを使ってありますが、ピンの有る側面パーツが右側に付き、アインとは左右逆の配置になります。このピンにGNバスターソードをマウントします。

 バックパックの左右には、2パーツ貼り合わせのユニットが付きます。このユニットはスローネアインも同じ形状をしていて、GNランチャーユニットは、この上にマウントしてあるという解釈の様です。装備を外したアインを再現したい人は、このパーツを拝借すればいいのかな?



 手首は、左右とも穴開きゲンコツが付属します。スローネシリーズは指の形が特殊なので、平手が付属していると嬉しかったですね。



別売のアクションベースを使用しています。
このキットにアクションベースは付属していません。

 は、スローネアインから変更ありません。ずいぶんが張り出しているデザインなので、ポーズに支障が有るんじゃないかと思っていたんですが、両手で剣を構える事も可能です。前腕の長さが十分有る事と、胸と肩が離れたデザインのため、腕がボディに干渉しない事が良かった様に思います。たぶんデザインの段階から考慮されてたんじゃないでしょうか。



 GNバスターソードは、グリップがゲンコツの角穴にピッタリのサイズになっていてガタつきが有りません。グリップの延長が刃の中まで通っていてになっています。前部・後部とも2パーツ貼り合わせで、かなり厚みのある剣になっています。



 GNバスターソードは刃のスライドギミックを再現。ツバ(?)の前辺りにはポリキャップが仕込んであり、保持力はしっかりしています。展開したスキマからGN粒子を放出する設定で、SEEDの対艦刀とはまた違った、実剣とビーム剣の組み合わせと言えるでしょう。また、GN粒子による重量制御機能を使って、斬撃が当たる瞬間に重量を増しダメージを増大させる事が可能なのだそうです。



 巨大なサイドスカートは2パーツ貼り合わせで再現、内蔵のポリキャップで2軸可動します。これを接続するために、モモ上部のパーツはピンの付いた新規パーツに置き換えてあります。白いパーツの中央部分(設定では黄色い部分)は、設定を見てもハッキリ分かりませんが、上の白い部分がカバーになって被さってるんじゃないかな?と、なんとなく思ったりします。ちょっと自信ありませんけども。

 裏面のフチは肉抜きされていますが、表面の段差部分を意識した配置になっています。前部インテイクの再現がイマイチなのが残念。ここは別パーツ化されていると嬉しかったですね。ついでに、もう少し幅も欲しかったかも。



胸のクリアーパーツの奥には色分け用シールを貼り込んであります。

 サイドスカートには無線式オールレンジ攻撃を可能とする射出武器、GNファングが仕込んでありますが、今回はスカートと一体成形されていて、射出状態の再現は不可となっています。白の部分がパーツ分けされているので、そこから切り取って後部を自作しやすい構成ではありますが、スカートのオレンジ部分に少し埋まる様な配置になってるのは余計だったかと思います。それにしても、ファンネルに似せた上手いネーミングを思いついたものです。



 左腕にはGNハンドガンを装備。スローネアインの時から用意されている、前腕の甲のハードポイントに接続します。本体は開閉アームをハサミ込んでの左右貼り合わせですが、ワンパーツ成形されたオレンジのフタと腕への取り付け面に隠れる事もあって、接着ラインは目立ちません。銃口は別パーツ化されています。



 GNハンドガンを開くと、スローネアインへの接続パーツが引き出されるという設定。キットでは接続パーツを取り付けて再現する様になっています。ケーブルはリード線で再現。自由に表情が付けられます。GNハンドガン関連のパーツが含まれているGランナーからは、頭部やスカート、GNバスターソードのパーツが除外出来る様になっています。スローネドライも同じハンドガンを装備していますからね。



 接続パーツにはグリップが付いているので、握って持たせる事が出来ます。細く小さいので、ゲンコツの穴に差し込むという感じですが。なんだかガソリンの給油みたいです。



 GNメガランチャーを展開したスローネアインにエネルギーを供給。「レギュラー入ります!なーに、すぐ済むさ。フタ開けて、給油して、満タンにしてやる!」



 接続部のアップ。リード線で保持されるので、手を離しても大丈夫です。



 スローネシリーズは全身にゴテゴテとパーツが付いているので、あまり密着したフォーメーションは取りにくい印象。早くドライも合体させてGNハイメガランチャーも再現させたいですね。

 この他の装備としては、今回もGNビームサーベルが付属しますが、またもビーム刃は付属せず。ドライでは付属させて欲しいものです。



 で、同一ボディとなれば装備をミックスしたくなるのが人情というものです。ボクの考えた最強のガンダム「スローネ1.5」であります。



 で、腕の接続ユニットで、自分の背中に給油しちゃったりするのもお約束なのであります。(笑)

 組立時間は1時間でした。ツヴァイに限らず、スローネシリーズは装備の派手さに遠慮が無くて面白いですね。ボディが共通だからこそ装備の違いが際立つとも言えますし、際立つ様に思い切り装備を大型化してあり、見ただけで役割が伝わってきます。ヴァイエイトメリクリウスや、ドラグナー3機に似てるかも?並べるとさらに楽しさが増しそうで、ドライの発売が楽しみです。


 おまけ


 ガンダムSEEDフレームアストレイズに登場する、ケルベロスバクウハウンド(アレック・ラッド機)がHGで発売されたので、簡単に紹介しておきましょう。



 SEED放送中にコレクションキットのみ発売されたバクゥが、ケルベロスウィザード装備でスターゲイザーに登場したのをきっかけにHGで発売されたのは、もう1年ちょっと前の事。(正しくは発売に合わせて登場、なんでしょうけど。)元は黒だったカラーを今回白に変更して発売、ふたりはプリキュアなのであります。(ネタが古いですよ)



 関節ごとにワンパーツ成形されリード線で連結した首は自在に可動、背中の2つ首も同様のギミックです。背中のケルベロスウィザードはザクウォーリアと規格が統一されていて、交換が可能となっています。このアレック機も、後にブレイズウィザードを装備して戦っているとの事です。



 「おすわり」してキャタピラ走行形態に変形する事も可能。脚関節は可動部にABSパーツを採用。黒いカラーリングの元キットは、HG SEEDシリーズで初めてポリキャップを廃止したキットでもあります。



 3つの頭からは多数のビームファングを形成可能。ウィザードのツノ2本は連結して、ザクウォーリア用のビームナギナタになります。



 この機体はもともとユーラシア大陸の永久凍土に配備されていたもので、白い塗装は寒冷地迷彩という事です。後にアジア圏に転属された後も、ジャングル戦に合わせたリペイントを拒み、白い機体で戦っているというアレック・ラッドは、正面から堂々と戦う性分のため迷彩を不要と考えているのですね。指揮官が目立つと部下も怖いんじゃないかと(以下略)。今回のシリーズはこんな調子でパイロットの性格設定が添えられていて、パイロット列伝としての性格が強いですね。傭兵部隊の話なら当然ですが。

 さて箱の裏には、例によって英語・台湾語・中国語・ハングル語の解説が添えられています。(ボクが中国語3バージョンと思った中の一つは台湾語の様です。)バクゥは巴庫、ケルベロスウィザードは地獄猟犬型補助装備、ザフトは札夫特、ニューミレニアムモデルは新千年系列規格。部分的にしか分かりませんが、やはり読んでると面白いですね。組立時間は1時間10分でした。

 2008.4.3 健 竹史


  

HG ガンダムスローネアイン
HG スローネツヴァイ
HG スローネドライ

  

HG GNアームズ+ガンダムエクシア
HG オーバーフラッグ
メカニカルコンプリートモデル コードギアス ランスロット エアキャヴァルリー

HG サーシェス専用AEUイナクトカスタム
HG ティエレン宇宙指揮官型
1/100 オーバーフラッグ

  

MIA ガンダムスローネツヴァイ
MIA ガンダムスローネドライ
機動戦士ガンダムOO FGエクシア ロールアウトカラー付き

  

HGUC νガンダム
MG MS-06Fザク2 ver.2.0
MG ザクマインレイヤー

  

HG ケルベロスバクゥハウンド アレック・ラッド専用機
HG ケルベロスバクゥハウンド
HG モビルバクゥ

  

project BM! 仮面ライダー電王(ソードフォーム)
ソフビ魂 仮面ライダー電王 + しん王
Double-Action Wing form [Maxi]

  

ノモ研 増補改訂版
響鬼探究
機動戦士ガンダム00オフィシャルファイル 03

  

ケロロ軍曹 武者ケロロ
ケロロ軍曹 タママ足軽兵
ケロロ軍曹 DX03 ゴッドケロン

  

マスコットロボ ハロ
ジャンボグレード 1/35 Ζガンダム
超合金魂 GX-41S 勇者ライディーン DXフェードインセット

HCM-Pro53-00 ティエレン宇宙型
HCM-Pro54-00 ガンダムデスサイズ
HCM-Pro55-00 ウイングガンダム
HCM-Pro56-00 ガンダムヘビーアームズ


[HOME]

inserted by FC2 system