健さんの
プラモコラム


その195
 HGUC ジムストライカーの巻

( HG 1/144 ジムストライカー/
 RGM−79FP ジムストライカー /バンダイ/
「機動戦士ガンダム」モビルスーツバリエーション)



 ザクスナイパーに続いて、ゲーム用の新設定MS、ジムストライカーが登場であります。「ジム=弱い」みたいなイメージが有りますが、今回はエースパイロット向けに作られたカスタム機だそうです。ゲームは色んな機体に乗れなければ面白くないでしょうから、ガンダム以外のエース機を用意する必要が有ったのかなー?などと、ゲーム開発者の苦労を想像しつつ、キットに目を通していきましょう。

 キットはHGUCパワードジムとパーツを共用したバリエーション。基本的なデザインは似ているものの、ほぼ全身にウェラブルアーマー(増加装甲)を追加、武装も別の物を装備しているため、半分以上は新規パーツです。共有パーツは各関節、上腕、手首、フンドシ、モモなどとなっています。共通部分については、「その181 HGUCパワードジムの巻」を参照下さい。



 頭部は、格闘用バイザーに覆われたデザインを前後分割で再現。バイザーのスキマから素顔が見えている部分は塗装してやる必要が有ります。メインカメラの内部メカはパワードジムからの流用ですが、外側は全て新規パーツ。パワードジムのアンテナは除外されず、余りパーツとなっています。

 ボディは、胸とウエストが同色のため、普段よりパーツ数が少なめですね。エリダクトは色分けされていますが、コクピットハッチはシールで対応。肩関節軸は今回も前後可動します。



 は、フロントスカートが左右一体で可動。フンドシ下のフタパーツを外せばHGUCガブスレイ等の飾り台が流用可能ですが、説明書にはバンダイ アクションベースを使う場合のアダプターの説明があり、8mmの物を使う様に指示してあります。この説明は、今後標準的に添えられる様になるんでしょうね。



 スネは、前後を貼り合せてから左右にフクラハギ、後ろにスラスターユニットを取り付ける構成。分割ラインがほとんど気にならない様に考えてあります。足首は、パワードジムに比べてクツの側面がシンプルなデザインの物になっています。

 肩アーマーは、側面が可動式のサイドアーマーに覆われたデザイン。バックパックは、分割ラインが見えるのは上部くらいでしょうか。背中が新規パーツのため、パワードジムとは取付部の互換性は有りません。



 武装です。スパイクシールドは、先端に2本の伸縮式パイルドライバーを装備し、打突武器としての機能を持たせたシールドです。キットでは3色のパーツを使って色分けを再現。貼り合せ部分にパイルドライバーのスライド部分をハサミ込み、1本ずつ独立して伸縮ギミックを再現しています。



 腕へはアダプターを介して接続しますが、パワードジム用のアダプターも除外されずに含まれていますので、間違って使わない様に注意しましょう。「あれ?ピンを差し込んでもグラグラするぞ?不良品かなぁ」と思ったアナタは、ボクと同じ間違いをしていますから、番号を良く見て新規のアダプターを使って下さい。これはウェラブルアーマーが追加されたために前腕の前後幅が増して、より長いピンでないと内部フレームの取り付け穴まで届かなくなったための変更です。



 100mmマシンガンは、左右貼り合せの本体に、銃口、ストック、フォアグリップを取り付ける構成。ストックフォアグリップは折り畳む事が出来ます。サイドスカートにはマガジンらしき物が左右2個ずつ付いているんですが、このマシンガンのマガジンでは無さそうです。

 ツインビームスピアは、槍の先端に2本のビームサーベルを取り付けた武器。サーベルは先端のホルダーに差し込んであります。2本連動して角度が動き、鎌の様な使い方をする事も可能。エヴァのロンギヌスの槍みたいな物が、ガンダムデスサイズヘルのツインビームサイズの様に変形するって事ですね。

HGUCパワードジム(右)との比較。

 説明書によるとビームジャベリンのデータを生かして開発されたという事だそうです。それならばと、1/144武器セットのビームジャベリンをセット出来ないかなー?と思って試したんですが、太さが全然違うので、グラグラでフィットしませんでした。残念。



 それとは別に、通常のビームサーベルも右肩に1本装備しています。パワードジムの物と違って、後部にピンは付いていないタイプです。クリアーのビーム刃は、ツインビームスピアの物も含めて3本(+1本余り)、ランナー2枚分が付属します。主役級ガンダムでも色数の制約からクリアーのビーム刃が付属しない時期が有ったというのに、何とも良い時代になりましたね。



 ところで、パワードジムではプルバップマシンガンとハイパーバズーカが含まれていたCランナーは完全に除外され、ボディや手足を含んだ新しいCランナーが用意されていますが、これはどうなんでしょうね。ランナーの記号を変えてあった方が、バズーカ装備のジムストライカーなんかを発売したくなった時に便利だと思いますけど。(しまった!うっかり自分が不利になる様なアドバイスを・・・)

 組立時間は1時間ちょっとでした。一年戦争当時、連邦にエース用の機体が有ったという設定は少し突飛な気がしましたが、無茶な戦いを繰り返したアムロの戦闘データが反映されたならば、接近戦に特化したジムなんてのも有ってもいいのかも知れないなぁ、と思う様になりました。いずれはハンマー専門のジムも出てくるかな?(笑)

 パワードジムに近い機体が、この時期から存在したのか?という点については・・・そうですね、基本設計は出来上がっていたものの、ドップと空中戦をこなせる飛行性能を持たせるのに3年かかったって事で、どうでしょう?(えー?!)


 おまけ

 ゲームがらみの話題ということで(ものすごく強引)、Pキャラ「レベッカ&アヴリル」を紹介します。「ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード」に登場するキャラのピンキーであります。



 レベッカには銃が付属。これを活かすため、ピンキーでは例外的な事ですが、右腕はヒジに角度を付けてあり、肩関節が可動式となっています。ついでに左腕まで可動式にしない所が、フォーマットを忘れていなくて良いですね。

 アヴリルには剣が付属。刃の部分は取り外して、クリアー成形された炎パーツに交換する事が出来ます。ついにピンキーにもエフェクトパーツの波が到来?!ってトコでしょうか。



 Pinkey:cosゆかた「立ち姿」「座り姿」で採用された首のボール可動は、今回も健在。いつものピンキーよりも髪が長いので可動範囲は制約されますが、他のピンキーに付属している短かい髪にもパーツ交換出来るので、素体としても楽しさは損なっていません。それから、武器類にはABSが採用されています。ゆかたピンキーの時に竹垣や縁台に使われたのを機会に、今後も使う事が決まったのかな?あるいはシャープさを出すために今回だけの採用なのかも。ピンが折れにくいという点からは出来るだけ塩ビが好ましいと思うんですが、今後は使い分けていくというのも一つの方法かも知れませんね。

2007.1.12 健 竹史


  

HGUC ジム・ストライカー
MG F91 ハリソン・マディン専用機
1/35 地球連邦軍 陸戦MS小隊ブリーフィングセット

  

HCM-Pro36 キュベレイ
HCM-Pro10-01 百式 (ゴールドコーティングVer.)
HCM-Pro SP-01 サザビー メタルペインテッド

 

ガンプラコレクション1 (BOX)
ガンプラコレクション2 (BOX)

 

機動戦士ガンダム DVD-BOX 1
機動戦士ガンダム DVD-BOX 2

  

ガンダムウォー戦場の女神 コインプラス BOX
ガンダムウォー エクステンションブースター BOX
ガンプラはじめの一歩 川口名人のガンプラ超お手軽製作話
 Side‐B・Nホビーの蔵スペシャル


  

戦場の絆
ガンダムバトルロワイヤル コンプリートガイド
ガンダム ターゲット イン サイト コンプリートガイド

  

機動戦士ガンダム戦場の絆 ファーストガイド
シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星 池田 秀一
機動戦士Zガンダム A NEW TRANSLATION -Legend of Z-

  

永遠のガンダム語録
機動戦士ガンダム ジオンSIDE
評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 上巻

  

妹ガンダム (1)
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (14)
機動戦士ガンダムさん (つぎの巻)

ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II PLUS コンプリートガイド
機動戦士ガンダム一年戦争全史U

 

P:キャラ ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード
レベッカ&アヴリル
ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード

MG Hi-ニューガンダム
リアルロボットレボリューション 1/100 エルガイムMk-2
HGHM オージ ヘビーメタルコーティングVer.
HGHM エルガイムMk-1 ヘビーメタルコーティングVer.
攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG EX合金タチコマ
宇宙戦艦ヤマト EXモデル 1/100 ブラックタイガー
HG シビリアンアストレイ DSSDカスタム
HGUC ガンダムGP02A (MLRS仕様)




[HOME]

inserted by FC2 system